FL Studio ピアノロールの使い方 その2

提供:yonewiki

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FL Studio ピアノロールの使い方に戻る。

概要

 ピアノロールの編集については、前のページで説明しました。


 ピアノロールのウィンドウの左上の三角マークからアクセスできる各種コマンドについて以下に説明していきます。


File

File スコアを開く(O)
スコアをブラウザで閲覧(B)
スコアを保存...(S)
MIDIファイル-読み込む...(I) CtrL+M
MIDIファイル-保存...(E) Shift+Ctrl+M
クリップボードから貼り付け-MIDI...(P) Shift+Ctrl+V
MIDIクリップボードにコピーする...(C)
スコアを譜面で書き出す...(E)


 スコアファイルとMIDIファイルの扱いに関するメニューに分かれていて、あとは、MIDI形式でクリップボードから貼り付けする機能と、スコアをPDFに出力する機能があります。


 スコアとMIDIの違いは、スコアはFL Studio独自の形式で、MIDI標準ではサポートしていないようなピアノロールの情報まで対応しているのがスコア(*.fsc)ファイルです。MIDI形式のファイル(*.mid)は他のDAWファイルのピアノロールに読み込ませたい場合なんかに仲介してもらう形式になります。


 MIDI形式でクリップボードから貼り付けする機能のクリップボードから貼り付け-MIDI...(P)Shift+Ctrl+Vは、他のDAWやMIDIアプリからのコピペをするときに使えることがあります。


 スコアをPDFに出力する機能のスコアを譜面で書き出す...(E)は、FL Studioを起動するときに、管理者として実行を選択していれば使える機能です。起動アイコンを右クリックしたときに表示されるメニューに管理者として実行というのがあります。あるいは、毎回右クリックをするのが面倒な人は、FL Studioの起動アイコンを右クリックして表示されるメニューから[プロパティ]-[互換性]タブから[管理者としてこのプログラムを実行する]のチェックにレ点を入れておけば、普通に起動するときでも管理者として実行するけどよいですか?みたいな画面が毎回表示されるようになります。


 実行するとファイル名を決めるダイアログが表示された後、以下のウィンドウが表示されます。


ピアノロールから楽譜PDF出力


 楽譜のタイトルとサブタイトルと拍子(Denominatorが分母なのでDenの方が基準の拍子数で、左が、分子で分母の幾つ分が1小節なののかを定義します。)を選択して、キーを選択します。C Majorは#bが無いもので、G Majorは#1つ、D Majorは#2つ、A Majorは#3つ、E Majorは#4つ、B Majorは#5つ、F# Majorは#6つ、C# Majorは#7つ、G# Majorは#8つ、D# Majorは#9つ、A# Majorは#が10個、F Majorは#11個という12種類の#記号のついた楽譜に、A Minorは#bが無いものでD Minorがb1つ、G Minorがb2つ、C Minorがb3つ、F Minorがb4つ、Bb Minorはbが5つ、Eb Minorはbが6つ、Ab Minorはbが7つ、Db Minorはbが8つ、Gb Minorはbが9つ、B Minorがb10個、E Minorがb11個という12種類のb記号のついた楽譜になります。5度ずつ上げると、#が増えていき、5度づつ下げていくと、bが増えていくという計算です。C Major=A Minorで基準になると覚えておけば、ちょっと考えれば24種類についてどうなるか思い出せます。プロはね、もう聞いただけでピーンって来ちゃうらしいですよ。あ~それね。#何個だわってね。


 あとはStartボタンを押すだけです。Previewを選択してなくても、出力後、生成したPDFが起動して表示されます。


 ただMODO BASSのようなものを動かすために描いたピアノロールでは、以下のようになり、使い物になりません。かなり苦労して調整するとそれなりの見た目の楽譜が得られますが、そこまでやってもタブは表示できないし、バンドスコアを生成することもできません。VexFlowを勉強するといいかもね。FLのスコア生成はものすごいプログラミング行数だと思いますが、気休めとか、おまけとか、簡易楽譜とか、その程度の使い道だと思うと良いです。


楽譜PDF出力サンプル

 

Edit

 編集の部分は、前のページで説明しましたが、ショートカットを使う感じで説明しました。こちらのメニューのコマンドを使っても同じように操作が出来ます。


Edit 切り取り(T) Ctrl+X
コピー(C) Ctrl+C
貼り付け(P) Ctrl+V
複製(U) Ctrl+B
削除(D) Del
左へ移動 Shift+→
右へ移動 Shift+←
左へ移動(精細) Shift+Ctrl+→
右へ移動(精細) Shift+Ctrl+←
上に移動(半音) Shift+↑
下に移動(半音) Shift+↓
上に移動(1オクターブ) Ctrl+↑
下に移動(1オクターブ) Ctrl+↓
長さの廃棄(スナップ設定の長さに全て揃える) Shifit+D
[ ]左からのノートリサイズを許可 Ctrl+Alt+Home
[ ]マウスホイールでノートをナッジする
色の変更 Alt+C
Mute  Alt+M
Mute解除 Shift+Alt+M
スペースを挿入 Ctrl+Ins
スライス&スペース挿入 Ctrl+Alt+Ins
スペース削除 Ctrl+Del
トリム選択
現在のコントローラ値を挿入 Ctrl+I
オートメーションクリップに変える...


Tool

 たくさん機能があります。入力支援関連の機能です。ひとつづつ説明していきましょう。


Tool Built-in
リフマシーン... Alt+E
コード進行を生成... Alt+P
クイックレガート Ctrl+L
アーティキュレート... Alt+L
クイッククォンタイズ Ctrl+Q
クイッククォンタイズ-頭を揃える Shift+Q
クォンタイズ... Alt+Q
クイックチョップ Ctrl+U
チョップ... Alt+U
グルー-ノートを接着結合 Ctrl+G
アルペジオ奏法... Alt+A
ストラム奏法... Alt+S
フラム-ノートの頭に短ノート付与... Alt+F
クローマシン... Alt+W
リミット/制限... Alt+K
フリップ... Alt+Y
ランダマイズ... Alt+R
スケールレベル... Alt+X
LFO... Alt+O
スクリプト
前回のスクリプトを再実行 Ctrl+Alt+Y
Arpeggiator
Euclidean
Humanize
Note repeater sprinkler
Select by velocity and more


■リフマシーン

 このメニューを選択するとPattern再生が開始され、プレビューしながら、生成したいMIDIパターン(つまり、リフ)を調整していきます。この機能はAIとかを使っているわけではなく、*.fscファイルによる以下スコアの組合せによって、実現されています。デフォルトの設定では、仕組み上、パターン生成はできても、カッコイイ、リフができるとは思えませんが、近いものに出会える可能性はあります。ひょっとしたら完全体にも辿り着けるかもしれません。


  • Prog(ベースライン:Note Progression)
C:\Program Files\Image-Line\FL Studio 2024\Data\Patches\Scores\Chopping\Riff machine step 1


  • コード(C5基準でコード種類:Chord Progression)
C:\Program Files\Image-Line\FL Studio 2024\Data\Patches\Scores\Chopping\Riff machine step 2


  • Arp(変化方向とリズムパターン:Arpeggiation )
C:\Program Files\Image-Line\FL Studio 2024\Data\Patches\Scores\Arpeggiator\Riff machine


 Prog、コード、arp、Mirror、Levels、Art、Groove、Fitの8段階の調整項目があります。


リフマシーン全ステップ一覧


 共通の設定項目は以下のモノです。


リフマシーン共通設定


 Note Progressionが主音(tonic)つまりコードのルート音のmidiコードになります。8Barsで描かれていたのに、Lengthが4で指定されると、切り落とされます。*.fscファイル作成時はC5がNote Number=60の基準になりますが、このリフマシーンで*.fscを読み込んだ時はNote Number=60をC4として扱うので、FL Studioだけで操作した場合は、主音用として*.fscを作成したときより1オクターブ低い主音になります。Chord Progressionは、主音からのコードパターンを保持しているものとして扱います。これも8Barsで描かれていたのに、Lengthが4で指定されると、切り落とされます。Arpは保持している長さで繰り返しのアルペジオ奏法を行います。半音づつがコードパターンの主音から離れている方向の音と一致します。自分で*.fscファイルを上記フォルダに配置していくとより習熟したパターンが生成できるようになります。Arpに一番長い時間Noteを配置すると、その一番長いNoteの間隔でアルペジオが生成されますので、以下のようにすると中途半端な長さの短いアルペジオパターンでも一番長いNoteで指定したきりのいい長さでの繰り返しパターンが生成できます。


アルペジオfscコツ


 各ステップの名前の横にある緑の丸い灯りはクリックすると消すことができて、各ステップの設定をステップごと無効にすることができます。各ステップにある、[初期化]で、初期値に戻すことができて、[Random]で、そのステップの設定をランダムにすることができ、押す都度、設定が変わるので、自分でも想定していなかった設定に出会うことが出来ます。


 ステップ1~3では、要となる*.fscファイルを選択する部分があります。


fscファイル選択部分


 フォルダマークをクリックすると選択する*.fscファイルのフォルダを選択するところから選べます。三角マークはフォルダ内にある*.fscファイルや*.midファイルが一覧されて、そこから選択することもできます。フォルダの中にパターンがありすぎると、ここから選択するのは困難になってきますので、フォルダアイコンを使うことになるでしょう。


 共通部分には、[Start over]ボタンを押すと全ステップの設定値が初期化されます。*.fscファイルはフォルダ内にあるdefault.fscが選択されます。[Throw dice]ボタンを押すと全ステップの設置値がランダムに設定され、押す都度、設定が変わるので、自分でも想定していなかった組合せの設定に出会うことが出来ます。


 共通部分の[既存のスコアに取り組む]にチェックを入れると、既存のピアノロールのスコアに描かれたノートを、Step1で選択するファイルと入れ替えて処理してくれます。主音だけは自分で作った即席のものが使いやすくなっています。但し、既存のピアノロールのスコアに描かれたノートを、Step1で選択するファイルと入れ替えているとはいえ、選択されている*.fscファイルに演奏していない瞬間があれば、それは反映されますので、ビート感は選択している*.fscファイル寄りになります。*.fscファイルでのC5がC4になるという現象がありましたが、既存のスコアを使う場合はC5にある主音はC5のまま扱われます。


 共通部分の[現ステップまでのプレビ...]にチェックを入れると、選択しているステップまでを適用したプレビューに変わります。


 共通部分の[適用]ボタンを押すと全ステップの設定を反映して、確定したノートがピアノロールに並びます。取り消したいときはウィンドウ右上の閉じるボタンで終わらせれば、適用を取りやめることができます。


 各ステップごとの設定について簡単に見ていきましょう。


Step.1:Note Progression


 Time mulノブ:Time multiplierノブはノートの長さを調整し、短い分は前に詰められます。長く設定すると元の設定のノートの1拍づつが長くなります。ビート感が設定されていた場合は、一番長くすることでビート感を取り消すことが出来ます。ノブの真ん中が規定値です。


 Levelsノブ:Pan/Velocity(VEL)/Release(REL)/ModulatioX(MOD X)/ModulationY(MOD Y)/Pitch(ピッチ)を変更できますが、触っても結果に影響を及ぼしたことがないので、どういう機能なのかは要調査ですね。このことは、Step2:コードでもStep3:ArpでもStep7:Grooveでも同じです。FL Studio 2025になってGophaというAI ヘルプアシスタントができたのですが、それに聞いてもわかりませんでした。調査いいましたけど、ほぼ迷宮入りですね。こういう謎なスイッチはまだまだたくさんあります。リフマシーン恐るべし!


 [絶対的パターン]スイッチ:説明書ではノートのスライスはピアノロールグリッドに基づくのがOnで、ノートそれぞれの開始時間を基準にしてスライスされるのがOffとありますが、実際には音程にも影響があってこれは、どういう意味なのかは要調査が必要です。


 [グループノート]スイッチ:説明書では切り刻まれたノートをグループ化し、Toobarショートカットアイコンのグループ化機能を使用してノートのグループ化を有効にするとありますが、実際には影響がないので、これも要調査ですね。


Step.2:Chord Progression


 Time mulノブ:Time multiplierノブはコードの動きについて、時間的に伸ばしたり、縮めたりする効果があります。


 Levelsノブ:Step1に同じです。説明を省略します。


 [絶対的パターン]スイッチ:Step1に同じです。説明を省略します。


 [グループノート]スイッチ:Step1に同じです。説明を省略します。


Step.3:Arpeggiation


 パターン選択リスト:[普通/Flip/Alternate]普通だと、指定したパターンのとおりになって、Flipだと、指定したパターンを水平反転した形になり、Alternateだと、指定したパターン(A)と水平反転したパターン(B)が交互になります。A,B,B,A,A,B,B,A,A,B...のようになります。


 Range数値設定:[1~6]数値が2に一つ増えると1小節ごとにオクターブが離れていく動きになります。数値が3だと次の小節はさらにオクターブが離れます。


 Range2以上のときの選択リスト:[普通/Flip/Alternate]普通だと、小節(Sync設定に従う)が進むごとに徐々にオクターブが離れていきます(A)が、Flipだと逆に、最初にオクターブが設定の最大分離れて、小節(Sync設定に従う)が進むごとにだんだんオクターブが寄ってきます(B)。AlternateだとAとBが交互になります。A,B,B,A,A,B,B,A,A,B...のようになります。


 Sync選択リスト:[Time/ブロック/コード]Timeだと小節ごとの変化で、ブロックだとアルペジオパターンごとの変化で、コードだとコードパターンごとに変化が発生します。


 Gateノブ:ノブをいっぱいに回した状態が普通で、ノブの値を小さくしていくと、アルペジオノートの長さが短くなっていきます。


 Time mulノブ:Time multiplierノブはアルペジエーションの動きについて、時間的に伸ばしたり、縮めたりする効果があります。


 Levelsノブ:Step1に同じです。説明を省略します。


 [グループノート]スイッチ:Step1に同じです。説明を省略します。


Step.4:Mirror


 [水平方向に反転]スイッチ:Onにすると、全体が水平方向に反転します。


 [水平方向に反転]スイッチOn時の[スタート時間を維持]スイッチ:Onが規定値でノートの開始時間を相対的な位置に保ちます。


 [垂直に反転]スイッチ:Onにすると、全体が垂直方向に反転します。


Step.5:Levels


 [Levels]ノブ:Pan/Velocity(VEL)/Release(REL)/ModulatioX(MOD X)/ModulationY(MOD Y)/Pitch(ピッチ)を変更でき、動かした方向の分だけ、動かした方向に揺らぎが発生して、ひとつひとつのノートに設定がされます。[Random]ボタンを押すと6つのノブがランダムに動きます。ランダムとはいえあまり大きなノブ回し量にはならないようになってはいます。全部を変化させる必要は少ないと思うので、VelocityとReleaseだけを動かすのがよいのではないでしょうか?なので、あんまり[Random]ボタンは使わない方が良さそうです。


 [Seed]ボタン左と右:どれか一つでもLevelsノブに揺らぎを設定していた場合、各ノートに適用されるランダムの種を動かします。各ノートに適用される押す都度、値が変化します。


 [Reset before processing]スイッチ:ランダム化の前に値をデフォルトレベルにリセットします。


 [Bipolar]スイッチ:ノブで設定した値に対して、ランダムが大きい方に小さい方にも作用する動きになります。


Step.6:Articulation(ノートの長さ)


 [Multiply]ノブ:規定値は最大で、ノブの値を小さくすると全てのノートが短くなっていきます。


 [Gap]ノブ:規定値は最小で、ノブの値を大きくすると全てのノートの手前のギャップが大きくなっていきます。もともとギャップがあるところはノブの値が最大に近いあたりで効いてくる可能性はありますが、十分にギャップがあれば、最大にしても変化は生じません。


 [Variation]ノブ:ノートの長さを短くする量に揺らぎを与え、その揺らぎの幅の大きさを調整するノブです。


 [Seed]左右ボタン:それぞれのノートがランダムに短くなる量が調整されているのにたいして、ランダムの種を動かし、それぞれのノートに適用される短さが変わり、不確定な要素の全体を左のボタンを右のボタンで更新できます。


 [Chop Chords]チェック:入力したコードを細かく分割し、リズミカルに刻む(チョップする)役割を持っています。


 [Use Length]チェック:Onにすると元の音符の長さを使用します。


Step.7:Groove(ノートのタイミング)


  • Groove(ノートのタイミング)
C:\Program Files\Image-Line\FL Studio 2025\Data\Patches\Scores\Quantization\Riff machine


 これも*.fscファイルによって影響が発生する項目です。*.fscでは主にC5のノートだけで、グルーブつまりビートの揺らぎについて指定をしたものになります。


 [Start time]ノブ:*.fscファイルで指定されたビートの位置に近づくように変化します。


 [Sensitivity]ノブ:Start timeノブの感度が変化します。


 [Duration]ノブ:次のリストの値にしたがって、調整されます。


 [Duration]ノブモードリスト:[Leave Duration/Leave end time/Quantize duration/Quantize end time]から選べて、Leave Durationは音符のデュレーションを変更しない、Leave end timeはノートの終了位置を変更しない、Quantize durationはノートの開始位置と終了位置をクオンタイズ(スナップ設定グリッドに揃える)、Quantize end timeはノートの終了位置をクオンタイズ(スナップ設定グリッドに揃える)するという動作になります。


 [Levels]ノブ:Step1に同じです。指定された*.fscファイルのVelocityの80%を1として、0~80%を-100%~0%に80%~100%を0%~100%に対応させてノブの設定値に掛け算をしたような変化をします。*.fscのノートのすべてがVelocity80%ならノブをどのように調整しようとも変化しない感じになるようです。初めて、Velocityを変化させたリフマシーン用の*.fscファイルを見かけ、この結論を得ました。他のもステップのLevelsノブも同じかもしれません。調査してみます。


Step.8:Fit(音域)


 キー/スケールの制限


 [Key]選択リスト:[C/C#/D/D#/E/F/F#/G/G#/A/A#/B]から選択できます。


 [scale]選択リスト:[(none)/Major/sus2/sur4/Majb5/minor/mb5/aug/augsus4/tri/6/6sus4/6add9/m6/m6add9/7/7sus4/7#5/7b5/7#9/7b9/7#5#9/7#5b9/7b5b9/7add11/7add13/7#11/Maj7/Maj7b5/Maj7/Maj7b5/Maj7#5/Maj7#11/Maj7add13/m7/m7b5/m7b9/m7add11/m7add13/9/9sus4/add9/9#5/9b5/9#11/9b13/Maj9/Maj9sus4/Maj9#5/Maj9#11/m9/madd9/m9b5/m9-Maj7/11/11b9/Maj11/m11/m-Maj11/13/13#9/13b9/13b5b9/Maj13/m13/m-Maj13/Major/Major pentatonic/Major bebop/Minor Harmonic/Minor Melodic/Minor pentatonic/Minor Natural(Aeolian)/Minor Neapolitan/Minor Hungarian/Whole tone/Diminished/Dominant bebop/Jap in sen/Blues/Arabic/Enigmatic/Neapolitan/Dorian/Phrygian/Lydian/Mixolydian/Locrian]から選択できます。scaleでnone以外を選択するとコードで指定した音域を制限して、先のキーの選択に対して、ここで指定したコードやスケールの音だけを選んで配置されるようになります。


 [snap]選択リスト:[Above/Under/Alternate]から選べます。Aboveはベースキーの上のオクターブにスナップします。Underはベースキーの下のオクターブにスナップします。Alternateは交互にスナップします。


 キーボードの音域/移調


 [wrap to top/bottom]チェック:ノートが設定された範囲より上にある場合は、範囲の一番下のオクターブにラップします。


 [キーボード]:ノートオフセットを設定するには、キーボードを左クリックします。キーボードの上のバーを左クリックし、ルーラーをドラッグしてキー領域を作成できます。キーボードの下の部分にスクロールバーがあります。

 

編集中ポイント

■コード進行を生成

 コード進行を生成するための機能です。作曲する人は、これを使って試行錯誤した方が早く曲が作れそうなコード進行支援機能です。ギターとかピアノを弾いた方が早く創作できる人も多いと思いますが、そのようなことが出来ない人には必要な機能だと思います。自分で作ったメロディーに対しても、メロディの音程が占める割合から計算される適切なコードとコード理論に基づいた進行で、すぐにコードを付けれます。


 起動したときに表示されるウィンドウは以下のような画面です。この画面だけで、この機能の全体の操作ができるようになっていて、操作が終わったら[適用]ボタンを押すだけです。


コード進行の生成ウィンドウ


 まずは、上部にある各種ボタンについて、確認します。


コード進行の生成ウィンドウ上部


再生ボタン再生ボタン


 ピアノロールのパターン再生が始まります。


SoloチェックSoloチェック


 ピアノロールに元々入力されていたノートを無視して生成したコードだけを鳴らしてくれます。


設定ボタンスパナボタン


 Noteカテゴリ:[[ ]基本/[ ]Bass]


 基本にレ点を入れた状態にすると、コードが生成され、Bassにレ点を入れた状態にすると、ベース音の生成がされます。それぞれレ点を外すと生成がされなくなります。ベース音が要らないっていうのはよくありそうです。


 Non Chord Notesカテゴリ:[( )Replace all/( )Replace clashing/( )キープ/( )スナップ]


 Non Chord Notesカテゴリはラジオボタンになっていて、いずれかのモードを選ぶことになります。


 キープ:既存のピアノロールのノートを維持します。

 スナップ:既存のピアノロールのノートが生成したコードの近いところに再配置されます。

 Replace all:既存のピアノロールのノートが無くなります。

 Replace clashing:既存のピアノロールのノートが新しく生成するノートと重なる場合は削除されます。


生成ボタン生成ボタン


 押す都度、ランダムにコードが生成されます。ランダムとはいいつつもコード理論に従った生成なので、ちょっと頭のいいランダムです。


既存のプロぐれっしょんを再構築ボタン既存のプログレッションを再構築ボタン


 既存のスケール設定を維持して、コード生成をしてくれるモードになります。一回一回スケールが変わると、曲の中でのイイコードを生成することはできません。横にある2つも含めて3つのうちどれかを選択する形式です。


全体を生成ボタン全体を生成ボタン


 全体を作り直します。スケールも変動します。まったく何も決めていないでコードを生成するというすべてが機械頼みのやり方です。でも、これがいいと思う感性は利用者自身なのです。恐れず使うがいい。横にある2つも含めて3つのうちどれかを選択する形式です。


既存のノートを解析ボタン既存のノートを解析ボタン


 既存のノートを分析した上でコードを生成します。メロディがスケールに従っていて、少しだけスケールをはずれた音がある程度であれば、スケールを解析して、メロディにあったコードをランダムに生成してくれます。頭良すぎる。横にある2つも含めて3つのうちどれかを選択する形式です。


 以下の部分で、コード進行を作る長さ、音程の高さを設定できます。


コード進行の生成縦横設定部分


 Count:1~512まで設定できます。200くらいまで大きくすると、処理中にこの数値を変えようとしたときに、FL Studioが強制終了します。気を付けて下さい。使う前にメロディーを作ったのなら保存はしておきましょう。


 Octave:オクターブ域を設定できます。NoteNumber60のあたりはOctave設定は5になります。規定値は5です。


 Length:[Beat/2Beat/Bar/2Bar]が設定できます。


 Beatにすると4分音符単位で、2Beatにすると2分音符単位で、Barにすると全音符単位で、2Barにすると2小節ごとに変化するコードとして生成してくれます。


既存NoteのOctave移動有効化既存NoteのOctave移動有効化


 このボタンを有効にしていると、Octaveを変更したときに既存のノートも移動されます。


既存NoteのLength変更有効化既存NoteのLength変更有効化


 このボタンを有効にしていると、Lengthを変更したときに既存のノートも長さが変更されます。


コード生成複雑さ調整スライダー


 このスライダーをConventional側にすると簡単なコードを使うようになり、Adventurous側にすると複雑なコードを多用するようになります。作曲するにしても弾けなければ意味がない場合もあると思いますので、自分で弾けるレベルに合わせたい場合なんかにはConventionalよりにスライダーを設定するとよいでしょう。いやいや兎に角、イイコードを奏でてくれればいいという人はAdventurous側にしてみたりすることもアリでしょう。

 

スタンプ

スタンプ [レ]1つだけ
(none) Shift+N
自動コード
Melodic-Chords
Advanced 6
6add9
6sus4
7
7#5
7#5b9
7#9
7#11
7add11
7add13
7b5
7b5b9
7sus4
9
9#5
9#11
9b5
9b13
9sus4
11
11b9
13
13#9
13b5b9
13b9
add9
aug
augsus4
m6
m6add9
m7
m7add11
m7add13
m7b5
m7b9
m9
m9b5
m9-Maj7
m11
m13
madd9
Maj7
Maj7#5
Maj7#11
Maj7add13
Maj7b5
Maj9
Maj9#5
Maj9#11
Maj9sus4
Maj11
Maj13
Majb5
Major
mb5
minor
m-Maj7
m-Maj7add11
m-Maj7add13
m-Maj11
m-Maj13
sus2
sus4
tri
Augmented
Diminished
Fifth
Fifth 9th
Fifth Octave
Major
Major 7th
Minor
Minor 7th
Minor 9th
Octave
Suspended 2
Suspended 4
Melodic-scales
Major (Ionian)
Major Bebop
Major Bulgarian
Major Hexatonic
Major Pentatonic
Major Persian
Major Polymode
Minor Hungarian
Minor Melodic
Minor Natural (Aeolian)
Minor Neapolitan
Minor Pentatonic
Minor Polymode
Minor Romanian
Other Arabic
Other Bebop Dominant
Other Blues
Other Blues Nonatonic
Other Diminished
Other Dorian
Other Eastern
Other Egyptian
Other Enigmatic
Other Hirajoshi
Other Iwato
Other Japanese Insen
Other Locrian
Other Locrian Super
Other Lydian
Other Mixolydian
Other Neapolitan
Other Phrygian
Other Phrygian Dominant
Other Piongio
Other Prometheus
Other While Tone
Percussion
Fill each 1 steps
Fill each 2 steps
Fill each 3 steps
Fill each 4 steps
Fill each 8 steps
Flam fast
Flam med
Flam slow
Roll fast dynamic
Roll fast relative
Roll med dynamic
Roll med relative
Roll slow dynamic
Roll slow relative
Special
Slide up

 

View

View グリッド
背景色の変更...(G)
グリッドの濃淡 ( )低い
( )中
( )高い
[ ]グリッドを反転(I)
時間区分(T) ( )none
( )beats
( )bars
( )4bars
( )Markers
コンテンツ
[ ]ラベルを画面に表示する(K)
[ ]影をつける
[ ]ノートの角を丸くする
ノートの色 パレット
パレットで編集...
プリセットを名前を付けて保存...
プリセット一覧を表示...
プリセット
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High contrast (factory)
Auto saved
時間
[ ]横スクロールバークリックを横移動化
[ ]正確なタイムライン(P)
横スクロールバーにプレビュー表示 [ ]有効(E)
[ ]縦幅を拡張(D)
[ ]タイムマーカー表示(S)
ヘルパー
[ ]ノートグリッドの強調表示(N) Alt+B
スケールの強調表示(S) ルートノート
C
C#
D
D#
E
F
F#
G
G#
A
A#
B
スケール
[ ]Snap PR notes to scale
受信MIDIをスナップ snap all device
typing to piano keyboard
( )Default
( )Black notes
( )自動
( )Major (Ionian)
( )Major Bebop
( )Major Bulgarian
( )Major Hexatonic
( )Major Pentatonic
( )Major Persian
( )Major Polymode
( )Minor Hungarian
( )Minor Melodic
( )Minor Natural (Aeolian)
( )Minor Neapolitan
( )Minor Pentatonic
( )Minor Polymode
( )Minor Romanian
( )Other Arabic
( )Other Bebop Dominant
( )Other Blues
( )Other Blues Nonatonic
( )Other Diminished
( )Other Dorian
( )Other Eastern
( )Other Egyptian
( )Other Enigmatic
( )Other Hirajoshi
( )Other Iwato
( )Other Japanese Insen
( )Other Locrian
( )Other Locrian Super
( )Other Lydian
( )Other Mixolydian
( )Other Neapolitan
( )Other Phrygian
( )Other Phrygian Dominant
( )Other Piongio
( )Other Prometheus
( )Other While Tone
[ ]ノートコントロールに長さのガイド表示(L)
[ ]ゴースト チャネル(G) Alt+V
[ ]ゴーストノートも編集可能 Ctrl+Alt+V
[ ]背景に波形を表示 Alt+N
ピアノロール
鍵盤のスタイル ( )Clasic
( )モダン
( )フラット
( )ダーク
( )list
キーラベル ( )none
( )すべてのノート(A)
( )ルートノート
ハイライトノート(H)
[ ]ホワイトノート
[ ]パネルの位置変更(P)
フリップセパレータ Shift+Enter
背景画像を削除する

 

選択

選択(S) 選択解除(D) Ctrl+D
全て選択(A) Ctrl+A
ランダムに1つを選択(R) Shift+R
更にランダムで選択(R) Shift+M
カラーで選択(C) Shift+C
奇数を選択(O) Shift+O
ミュートを選択(M)
重なっているノートを選択
重ね合わさっているノートを選択
反転選択(I) Shift+I
選択前後の時間を選択(T) Ctrl+Enter
前の時間を選択(P) Ctrl+←
次の時間を選択(N) Ctrl+→
[ ]マジック投げ縄

 

グループ

グループ(G) グループ(G) Shift+G
グループ化解除(U) Alt+G

 

ズーム

ズーム(Z) ズームイン PgUp
ズームアウト PgDn
クイックズーム1 Shift+1
クイックズーム2 Shift+2
クイックズーム3 Shift+3
遠くまでズームアウト Shift+4
選択部分をズーム Shift+5
ステップシーケンサーモードのズーム Shift+6

 

タイムマーカー

タイムマーカー(M) 追加...(A) Alt+T
自動追加(O) Ctrl+T
2つ追加する...(T)
1つごとに追加(E) Bar-全音符
2Bar
4Bar
8Bar
拍子変更を追加... Shift+Alt+T
キーマーカー追加 ルートノート
C
C#
D
D#
E
F
F#
G
G#
A
A#
B
スケール
Default
Black notes
Major (Ionian)
Major Bebop
Major Bulgarian
Major Hexatonic
Major Pentatonic
Major Persian
Major Polymode
Minor Hungarian
Minor Melodic
Minor Natural (Aeolian)
Minor Neapolitan
Minor Pentatonic
Minor Polymode
Minor Romanian
Other Arabic
Other Bebop Dominant
Other Blues
Other Blues Nonatonic
Other Diminished
Other Dorian
Other Eastern
Other Egyptian
Other Enigmatic
Other Hirajoshi
Other Iwato
Other Japanese Insen
Other Locrian
Other Locrian Super
Other Lydian
Other Mixolydian
Other Neapolitan
Other Phrygian
Other Phrygian Dominant
Other Piongio
Other Prometheus
Other While Tone
削除

 

ターゲットコントロール

ターゲットコントロール Note Properties
Note pan
Note velocity
Note release
Aftertouch
Unsupported parameter 2
Note fine pitch
Note repeat
Channel controls
Channel panning
Channel volume
Channel pitch

 

その他

[ ]自動スムージング
[ ]再生中のノートをプレビュー(P)
中央(C) Shift+O
[ ]デタッチ(常に最前面/FL外にウィンドウを出せる)(D)

 

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