AP過去問 令和7年度春期 午前 問68
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問68(問題文)
プライスライニングはどれか。
ア 消費者が選択しやすいように、複数の価格帯に分けて商品を用意する。
イ 商品の品質の良さやステータスを訴えるために意図的に価格を高く設定する。
ウ 商品本体の価格を安く設定し、関連消耗品の販売で利益を得る。
エ 新商品に高い価格を設定して早い段階で利益を回収する。
回答・解説
アは✅正しいです。消費者が選択しやすいように、複数の価格帯に分けて商品を用意する。
- → この選択肢が、プライスライニングに該当します。プライスライニングとは、商品をいくつかの価格帯に整理して、それぞれの価格帯ごとに商品を揃える手法です。消費者にとっては比較しやすく、選びやすくなる効果があります。たとえば、1000円・3000円・5000円という3段階の価格帯でネクタイを販売する場合などが典型例です。
イは❌間違いです。商品の品質の良さやステータスを訴えるために意図的に価格を高く設定する。
- → これはプレミアムプライシングや威光価格戦略と呼ばれる手法です。高価格に設定することで高品質や高級感を演出し、ブランド価値を訴求します。プライスライニングとは異なります。
ウは❌間違いです。商品本体の価格を安く設定し、関連消耗品の販売で利益を得る。
- → これはペネトレーションプライシングやロックイン戦略, または本体・消耗品モデル(例:プリンターとインク)に該当します。本体は安く売っても、継続的に必要となる関連商品で利益を回収する戦略です。プライスライニングとは異なります。
エは❌間違いです。新商品に高い価格を設定して早い段階で利益を回収する。
- → これはスキミングプライシング(上澄み吸収価格戦略)に該当します。新製品に対して早期に高価格で販売し、イノベーターやアーリーアダプター層から利益を得ようとする戦略です。これもプライスライニングとは異なります。
したがって
ア
が答えです。
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