AP過去問 令和7年度春期 午前 問55
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問55(問題文)
あるサービスでは〔サービス可用性のSLA〕に基づき、サービス可用性の目標値の遵守状況を月ごとに測定して評価している。ある月の実績値は 99.3%だった。この月にサービス可用性の目標値を達成するためには、サービス停止時間は、最低、何時間少なければよかったか。
〔サービス可用性のSLA)
- サービス可用性の目標値:99. 5%以上
- サービス提供時問帯:7時~22時
- サービス提供日数:20日/月
ア 0.4
イ 0.6
ウ 1.3
エ 1.95
回答・解説
まず、サービス可用性とは、サービスが提供されるべき時間に対して、実際に提供できた時間の割合を表す指標です。 与えられている条件を整理します。
〔与えられた条件〕
- サービス提供時間帯は7時から22時まで(1日あたり15時間)
- サービス提供日数は20日
- サービス可用性目標値は99.5%以上
- 実績値は99.3%
これらから、月あたりの総提供予定時間を計算します。
総提供予定時間
\( = 15 \text{[時間]} \times 20 \text{[日]} \)
\( = 300 \text{[時間]} \)
次に、各種可用性に対応する許容停止時間を求めます。
(1) 目標可用性(99.5%)の許容停止時間
停止できる時間
\( = 300 \text{[時間]} \times (1 - 0.995) \)
\( = 300 \text{[時間]} \times 0.005 \)
\( = 1.5 \text{[時間]} \)
(2) 実績可用性(99.3%)の停止時間
停止した時間
\( = 300 \text{[時間]} \times (1 - 0.993) \)
\( = 300 \text{[時間]} \times 0.007 \)
\( = 2.1 \text{[時間]} \)
この結果から、目標を達成するためには、実際の停止時間2.1時間を、目標の1.5時間以内におさめなければなりません。
つまり、
\( 2.1 \text{[時間]} - 1.5 \text{[時間]} = 0.6 \text{[時間]} \)
したがって、最低0.6時間停止時間を減らす必要があることが分かります。
したがって
イ
が答えです。
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