AP過去問 令和7年度春期 午前 問53
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問53(問題文)
プロジェクトの期問を短縮する方法のうち、クラッシングに該当するものはどれか。
ア 作業の前後関係を組み直し、実施する順番を変える。
イ 作業を分析し、同時に実施できる部分を複数の作業に分割し、並行して実施する。
ウ 先行作業の一部の成果物が完成した時点で、後発作業を開始する。
エ プロジェクトの外部から要因を調達し、クリティカルパス上の作業に投入する。
回答・解説
まず、クラッシングとは、コストを追加投入して作業時間を短縮し、プロジェクト全体の期間を短縮する手法のことを指します。例えば、人員を増やしたり、追加設備を導入したりする方法がこれに該当します。
アは❌間違いです。作業の前後関係を組み直し、実施する順番を変える。
- →これはリシーケンシングやスケジュールの最適化に該当する手法であり、コストを追加投入するクラッシングとは異なります。よって、アは誤りです。
イは❌間違いです。作業を分析し、同時に実施できる部分を複数の作業に分割し、並行して実施する。
- →これはファストトラッキングに該当する手法です。作業の順番を重ねて期間短縮を図りますが、クラッシングのようにコストを追加するわけではありません。したがって、イも誤りです。
ウは❌間違いです。先行作業の一部の成果物が完成した時点で、後発作業を開始する。
- →これもファストトラッキングの考え方の一部であり、クラッシングではありません。ウも誤りです。
エは✅正しいです。プロジェクトの外部から要因を調達し、クリティカルパス上の作業に投入する。
- →これはクラッシングに該当します。外部から要員を追加することで、クリティカルパス上の作業を加速させ、プロジェクト全体の期間を短縮する方法です。
したがって
エ
が答えです。
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