AP過去問 令和7年度春期 午前 問14

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問14(問題文)

 リアルタイムOSにおいて、実行中のタスクがプリエンプションによって遷移する状態はどれか。


ア 休止状態

イ 実行可能状態

ウ 終了状態

エ 待ち状態

 

回答・解説

 リアルタイムOSでは、タスクは状態を持っており、実行中のタスクが他の高優先度タスクによってプリエンプション(割り込み)された場合、ある特定の状態に遷移します。このときの状態遷移について、各選択肢を含めて解説します。


アは❌間違いです。休止状態は、明示的にタスクが一時停止されている状態を指します。これは、スリープや一時停止の命令により、OSから実行対象外とされた場合に遷移します。プリエンプションによって自動的にこの状態になることはありません。

イは✅正しいです。実行可能状態。プリエンプションが発生すると、現在CPUで動作していたタスクは、その実行を中断されてCPUを明け渡しますが、すぐに再実行可能な状態で待機します。この状態が実行可能状態です。再びスケジューラによって選ばれれば、再度実行されます。

ウは❌間違いです。終了状態は、タスクが正常または異常終了した場合に遷移する状態です。プリエンプションのような中断によって終了状態に遷移することはありません。

エは❌間違いです。待ち状態は、I/O完了や信号の待機など、外的条件の成立を待っている状態です。これも、プリエンプションの結果として遷移する状態ではなく、タスクが明示的に待機命令を発行した場合に遷移します。


 したがって



 が答えです。

 

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