AP過去問 令和5年度秋期 午前 問50
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問50(問題文)
組込みシステムのソフトウェア開発に使われるIDEの説明として、適切なものはどれか。
ア エディター、コンパイラ、リンカ、デバッガなどが一体となったツール
イ 専用のハードウェアインタフェースでCPUの情報を取得する装置
ウ ターゲットCPUを搭載した評価ボードなどの実行環境
エ タスクスケジューリングの仕組みなどを提供するソフトウェア
回答・解説
アは✅正しいです。エディター、コンパイラ、リンカ、デバッガなどが一体となったツール
- →IDE(Integrated Development Environment、統合開発環境)とは、ソフトウェア開発に必要な複数のツールを一つにまとめて提供する開発支援ソフトウェアです。エディターによるソースコードの編集、コンパイラやリンカによるビルド、デバッガによる動作検証など、開発工程を一貫して行えるようにすることで、生産性を向上させます。組込みシステムの開発でも、こうしたIDEがよく利用されます。
イは❌間違いです。専用のハードウェアインタフェースでCPUの情報を取得する装置
- →これは、ICE(In-Circuit Emulator)やJTAGデバッガなど、ハードウェアレベルでのデバッグに使われる装置の説明です。IDEとは異なります。
ウは❌間違いです。ターゲットCPUを搭載した評価ボードなどの実行環境
- →これはターゲットボードや評価ボードの説明に該当します。実際の動作確認や試験に使うハードウェアであり、ソフトウェア開発環境そのものではありません。
エは❌間違いです。タスクスケジューリングの仕組みなどを提供するソフトウェア
- →これはリアルタイムOS(RTOS)などの説明です。スケジューリングや割込み処理などを管理するソフトウェアであり、IDEとは別のカテゴリです。
したがって
ア
が答えです。
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