FL Studio VSTiを選択しても起動しない

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概要

 FL Studioで チャンネルに対して右クリックメニューからVSTiやVSTeを選択してもプラグインが追加、置き換えでないことがあります。これはごくまれな現象で、起動VSTのパスの関係がPluginDatabaseが保有している情報の中で不一致を起こしているなど様々な原因が考えられます。Edisonだけ起動しないとかもありえます。

 

対処方法

 VST PluginDatabaseが崩壊しているので、作り直すのが手っ取り早いです。


1.C:\Users\(ユーザID)\Documents\Image-Line\FL Studio\Presets\Plugin database以下のファイルが各種VST Pluginの起動に関する情報をまとめて保持していますので、エクスプローラでPlugin databaseフォルダをリネームして、Plugin database bakとかっていう名前に変えてしまいましょう。古い情報は完全にいらないと確信してる人は消してもいいよ。


2.そしたらFL Studioに戻って、メニューの[Option]-[プラグイン管理]を選択して、プラグイン管理画面起動します。そうすると何にも認識していない状態になっていると思います。この状態で適宜、[プラグインをスキャン開始]ボタンをおして、プラグインを読み込みます。プラグインの読み込み方までは説明しませんが、これで、C:\Users\(ユーザID)\Documents\Image-Line\FL Studio\Presets\Plugin databaseがあたらしく生成されるので、VSTのパスの整合性がとれ、正常に起動できるようなります。


以上です。


 余談、[プラグイン検証]チェックボタンをOnにするとEffectsなのかGenerators、つまりEffectもしくはSynthの判定をしてくれますので、この方法で最初はスキャンします。そのあと[プラグイン検証]チェックボタンをOffにしてスキャンすると判定できないような古いプラグインも読み込まれます。判定できなかったVSTはプラグイン管理画面のEffect/Synth欄が?になりますので、該当プラグインを選択した状態で、[Plugin]ボタンを押すと、typeの項目でそのVSTがインストゥルメントなら、Synthを選択し、エフェクトなら、Effectを選択し、[変更を保存する]ボタンを押して確定します。判定できなかったVSTはEffectsとGeneratorsの両方のフォルダにプラグイン情報を生成するので、C:\Users\(ユーザID)\Documents\Image-Line\FL Studio\Presets\Plugin database\GeneratorsとC:\Users\(ユーザID)\Documents\Image-Line\FL Studio\Presets\Plugin database\Effectsの両方のフォルダに(プラグインファイル名).fstというファイルが出来上がります。(プラグインファイル名).nfoにはプラグインの外観を保持した画像ファイルへのパスが設定されていて、(プラグインファイル名).pngのようなファイルが外観の画像という3つのファイルで1つのVSTをFL Studio側で認識した状態になります。*.fstファイルの中身はバイナリなので変更はできないので、プラグインをスキャンすることによって生成するしかないようです。星マークにレ点を入れると、チャンネルやエフェクトスロットの右クリックメニューの追加や置き換えで表示されるVST一覧として認識されます。FL形式のVSTは表示非表示の概念がないので、表示されるようにPlugin databaseに反映されます。エクスプローラから削除したり退避させておくことはできます。またスキャンすると生成されるので、その都度消さないと駄目ですけど。


 さらに余談なのですが、FL Studioでブラウザの[Plugin database]-[Effects]や[Generators]の中のジャンルを選択した状態でVSTのウィンドウの左上にある[▼]ボタンをおして表示されるメニューから[Plugin databaseに追加(お気に入りフラグ付け)]という項目を選択すると、FL Studioで表示しているVSTの外観を画像にして、登録してくれます。


 つまり、登録すると2つの*.fstファイルができることになるので、元々の*.fstの位置にあるもう片方はエクスプローラで消さないといけないかもしれません。それもこれもすべて、C:\Users\(ユーザID)\Documents\Image-Line\FL Studio\Presets\Plugin database\の中の構造によってカテゴリ分けもされる感じです。フォルダを自分で新しく作って新しいカテゴリを作ってもいいわけです。C:\Users\(ユーザID)\Documents\Image-Line\FL Studio\Presets\Plugin database\GeneratorsとC:\Users\(ユーザID)\Documents\Image-Line\FL Studio\Presets\Plugin database\Effectという分類は変更できないので、この中の分類を1階層限定で自由に設定できる感じです。ファイルの表示順は文字コード順なので昇順で上の方に表示したいVSTiはファイル名やフォルダ名の文字コードを若い番号の文字を使うなどして、うまく並び替えることもできるということです。


以上、余談でした。

 

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