AP過去問令和6年度春期午前問78

問78(問題文)

　特許法による保護の対象となるものはどれか。

ア　自然法則を利用した技術的思想の創作のうち高度なもの

イ　思想又は感情を創作的に表現したもの

ウ　物品の形状、模様、色彩など、視覚を通じて美感を起こさせるもの

エ　文字、図形、記号などの標章で、商品や役務について使用するもの

アは✅正しいです。自然法則を利用した技術的思想の創作のうち高度なもの

→これは特許法によって保護される「発明」の定義に該当します。特許法では、「発明」とは自然法則を利用した技術的思想の創作であり、その中でも一定の高度性（進歩性）を持つものが保護の対象になります。

イは❌間違いです。思想又は感情を創作的に表現したもの

→ 著作権法によって保護される「著作物」に該当します。

ウは❌間違いです。物品の形状、模様、色彩など、視覚を通じて美感を起こさせるもの

→ 意匠法によって保護される「意匠」に該当します。

エは❌間違いです。文字、図形、記号などの標章で、商品や役務について使用するもの

→ 商標法によって保護される「商標」に該当します。

　したがって

ア

　が答えです。