AP過去問令和6年度春期午前問72

問72(問題文)

　IoTの技術として注目されている、エッジコンピューティングの説明として、最も適切なものはどれか。

ア　演算処理のリソースをセンサー端末の近傍に置くことによって、アプリケーション処理の低遅延化や通信トラフィックの最適化を行う。

イ　人体に装着して脈拍センサーなどで人体の状態を計測して解析を行う。

ウ　ネットワークを介して複数のコンピュータを結ぶことによって、全体として処理能力が高いコンピュータシステムを作る。

エ　周りの環境から微小なエネルギーを収穫して、電力に変換する。

　エッジコンピューティングとは、クラウドなどの中央集約型の処理ではなく、データを生成する場所(エッジ)の近くでデータ処理を行うことで、通信遅延の軽減、リアルタイム処理の実現、通信コストの削減などを図る技術です。

アは✅正しいです。「演算処理のリソースをセンサー端末の近傍に置くことによって、アプリケーション処理の低遅延化や通信トラフィックの最適化を行う。」が、エッジコンピューティングの説明として最も適切です。

イは❌間違いです。ウェアラブルデバイスなどの説明であり、エッジコンピューティングの定義には該当しません。

ウは❌間違いです。分散コンピューティングやグリッドコンピューティングの説明です。

エは❌間違いです。エネルギーハーベスティングの説明です。

　したがって

ア

　が答えです。