AP過去問 令和5年度秋期 午前 問57
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問57(問題文)
フルバックアップ方式と差分バックアップ方式とを用いた運用に関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア 障害からの復旧時に差分バックアップのデータだけ処理すればよいので、フルバックアップ方式に比べ、差分バックアップ方式は復旧時間が短い。
イ フルバックアップのデータで復元した後に、差分バックアップのデータを反映させて復旧する。
ウ フルバックアップ方式と差分バックアップ方式とを併用して運用することはできない。
エ フルバックアップ方式に比べ、差分バックアップ方式はバックアップに要する時間が長い。
回答・解説
アは❌間違いです。障害からの復旧時に差分バックアップのデータだけ処理すればよいので、フルバックアップ方式に比べ、差分バックアップ方式は復旧時間が短い。
- → この記述は誤りです。差分バックアップでは、まずフルバックアップを復元し、その後に差分バックアップを適用する必要があるため、フルバックアップ単体よりも復旧時間がかかる場合があります。
イは✅正しいです。フルバックアップのデータで復元した後に、差分バックアップのデータを反映させて復旧する。
- →この選択肢は、差分バックアップ方式の運用手順として正しい内容です。差分バックアップは、直近のフルバックアップ以降に変更されたデータだけを保存する方式です。そのため、障害発生時にはまずフルバックアップを復元し、その後、差分バックアップのデータを適用して復旧を完了します。
ウは❌間違いです。フルバックアップ方式と差分バックアップ方式とを併用して運用することはできない。
- → この記述は誤りです。実際には、多くのシステムで両方式を併用し、効率的なバックアップ運用を行っています。たとえば、週に1回フルバックアップを取り、他の日には差分バックアップを行うといった運用が一般的です。
エは❌間違いです。フルバックアップ方式に比べ、差分バックアップ方式はバックアップに要する時間が長い。
- → この記述は誤りです。差分バックアップは、変更されたデータのみを保存するため、フルバックアップより短時間で完了するのが通常です。
したがって
イ
が答えです。
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