AP過去問 令和5年度秋期 午前 問10

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問10(問題文)

 ファイルシステムをフラッシュメモリで構成するとき、ブロックごとの書換え回数を管理することによって、フラッシュメモリの寿命を延ばす技術はどれか。


ア ウェアレベリング

イ ジャーナリング

ウ デフラグ

エ ライトアンプリフィケーション

 

回答・解説

アのウェアレベリングは✅正しいです。ウェアレベリング(Wear Leveling)は、フラッシュメモリの特性である「書換え回数に制限がある」という問題に対応するための技術です。特定のブロックばかりに書き込みが集中すると、そこだけが先に劣化してしまいます。これを防ぐために、全体のブロックに均等に書き込みを分散させ、書換え回数を均一化することでフラッシュメモリの寿命を延ばします。

イのジャーナリングは❌間違いです。ジャーナリング(Journaling)は、ファイルシステムの信頼性を向上させる技術であり、変更を行う前にその内容をジャーナル(記録領域)に書き込んでおくことで、万一の障害発生時にも整合性を保てるようにするものです。フラッシュメモリの寿命管理とは直接関係しません。

ウのデフラグは❌間違いです。デフラグ(デフラグメンテーション)は、断片化されたファイルを連続した領域に再配置し、アクセス速度の向上を図る技術です。これは主にハードディスクに対して行われるもので、フラッシュメモリではあまり意味がなく、寿命の延長にはつながりません。

エのライトアンプリフィケーションは❌間違いです。ライトアンプリフィケーション(Write Amplification)は、フラッシュメモリにおいて、実際に書き込まれるデータ量よりも内部的に書き換えられるデータ量が多くなる現象を指します。これは寿命を縮める原因の一つであり、寿命を延ばす技術ではありません。


 したがって



 が答えです。

 

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