Windows10 実行ファイルでプロパティ互換性タブが表示されない場合でも常に管理者として実行する方法
概要
副作用が強いやり方ですので、素人は手を出さない方がいいですね。毎回手作業で管理者として実行した方がトラブルが少なくてよいと思います。こんな無理やりな方法もあるという程度です。副作用が生じたときに、すぐに再インストールできるようなアプリの方がいいと思いますね。アプリによっては一部機能(特にVisualStudioとかの場合)が制限されてしまうこともあるようです。
実行ファイルを常に管理者として実行したいパターンがあります。例えばVisual Studioのようなアプリの場合、いろいろなフォルダに出力したりするプログラムを作る都合上、権限がないというエラーで突如、動かないプロジェクトに出会います。その都度、再起動して、管理者として実行とかやってる場合じゃないわけです。再起動してプロジェクトを開きなおすだけでも時間がかかります。だったら常に管理者として実行した方がいいのです。
毎回、管理者として実行する癖をつけていても、プログラムを動かした結果、プロジェクトを新たに起動してくれる処理をしてくれるモノもあり、その場合は無駄に管理者権限のない状態でプロジェクトを開いてしまい。更にはビルドしようとすると権限がなくてエラーが発生というパターンもあります。無駄な起動。くそっ!ってなります。
常に管理者として起動するには、簡単には以下のような手順が一つあります。
- 実行ファイルを右クリックする。Visual Studio 2022 Communityだと(C:¥Program Files※ここはプログラムをインストールするときに自由に設定できる部分で任意です。規定値の例です。)¥Microsoft Visual Studio¥2022¥Community¥Common7¥IDE¥devenv.exe
- 表示されたメニューで[プロパティ]を選択。
- [互換性]タブを選択。
- [管理者としてこのプログラムを実行する]のチェックボックスに印をつけて、[OK]ボタンを押す。
これで、このプログラムは常に管理者として実行されるようになります。但し、互換性タブが無い場合があり、この場合は、
- 実行ファイルがこれからの作業で壊れる可能性もあるので、コピーして違う名前で保存とかしてバックアップを取ります。
- 実行ファイルを右クリックする。
- 表示されたメニューで[互換性のトラブルシューティング]を選択。
(ここで、ちょっと表示処理に時間かかります。)
- 表示されたダイアログで[問題のトラブルシューティング]を選択。
- 画面遷移した先で[プログラムにアクセスするには追加のアクセス許可が必要になる]のチェックボックスに印をいれて
(ここで、ちょっと表示処理に時間かかります。)
- [次へ]ボタンを押す。
- [プログラムのテスト]ボタンを押す。目的のアプリがタスクバーのアプリタイトルの末尾に「(管理者)」という表示を伴って起動するのを確認する。
- [次へ]ボタンを押す。
(ここで、ちょっと表示処理に時間かかります。)
- [はい、このプログラムのこの設定を保存する]ボタンを押す。
(ここで、ちょっと表示処理に時間かかります。)
- [閉じる]ボタンを押す。
これで、常に管理者として実行できるようになります。お試しあれ。