SUPER GT 楽しみ方

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SUPER GTとは?

GTはGrand Touring Carの総称の略称で、Grand Touring Carは市販車にスペシャルな改造を加えたものという位置づけのようです。 このGT Carを使って日本国内での興業で2013年においては全8戦で競うモータースポーツです。 株式会社GTアソシエイションが運営している国際競技会となっています。

※管理者もあまりルール詳しくないので、間違ってる部分あるやもしれません。予選はF1と同じって言ってたよなとかそんなレベルですし。 特に予選とか見てないので…知識があやしい。

簡単なルールとルールのポイント

1.FIA-GTプラスのSUPER GTが定めた規格の車体で戦うこと。

(規格については後述するが、この規格が毎年変わるので、参戦チームもコストがかかる。参戦継続=チーム運営が成り立っているという優れた組織である証明にもなるかな。)

2.駆動力の異なるGT500(約500馬力)とGT300(約300馬力)という2つのクラスが同時にレースをする。

近年は出力規定は各クラスとも、最近はかなり上がっているというか緩くなっているので、名残りみたいなクラス名称です。

1馬力は75kgのものを1秒間に1m動かすのに必要な力です。750kgのものを1秒間に1m動かすには10馬力です。時速300kmなら1秒間に83m程度動かさないとだめです。

したがって750kgのものを時速300kmで動かすには830馬力必要です。F1はドライバーを含めて620kg、ドライバー無だと560kg程度。砂の錘いれてますけどね。 本当ならもっと軽いらしい。まぁ620kgを時速300kmで動かせれば、685馬力程度。F1は時速400kmくらいでるらしいですが…。一方GTカーは1100kgだから、500馬力くらいなら、時速300km程度です。 GT300なら時速200km程度なんですけど、まぁ最近は普通に時速260kmとか出てます。馬力の表現ってイマイチピンと来ない。 要するにGT500より早いGT300もコースの場所によっては存在するということになります。抜きつ抜かれつ。机上の計算ほどあてにならないものはない。 車の速度はほかにもいろいろな要素が関係してきます。馬力があっても動力に変換できるか?という分野にも広がっていきます。 ちなみに一般車だと軽自動車が64馬力。一般車はレクサスLFAが560馬力とGTカー並み。次いで日産GT-Rが550馬力。平均的には280-300馬力程度が主流。それを上回るものもチラホラっていう感じです。つまりは一般車でも軽量化や空力で頑張れば時速230kmくらいは出るということになります。レクサスLFAあたりは200km後半行きそうだなぁ。 まぁ国道を安全運転で走ってる限り、ほとんど意味のないパワーになりますが、余力があるので、軽やかに加速はできるというメリットは享受できるやもしれませんね。


3.予選でスタート位置(スターティングポジション)を決定

決勝では、ローリングスタートと呼ばれる1周または2周を予選で決められたスタート位置を守ったままの隊列をなして、ペースカーを先頭に走行し、 スターティングストレートでペースカーがピットへ戻り、信号が青になった瞬間から競争が始まる。規定周回数を走行し、先頭がフィニッシュしたときの周でフィニッシュラインを通過したときに順位が決定する。 例えば、1位の車がフィニッシュしたときに2周差でフィニッシュラインを通過した車は2周差グループの中の1位として順位が決まり、0周差と1周差の全体の後の順位となる。

4.抜くことそのものが非常に難しい世界

なので、予選は決勝の順位を大きく左右する。

5.予選は決勝前日に、3段階の競技が行われるノックアウト方式で順番を決める。

1段階目15分間の全車一斉タイムアタックにより上位10チームと残りの2分の1上位チームが2段階目へ、進めなかった下位チームはタイム順にグリッド(スタート位置)が決定。
2段階目は1段階目と5分の休憩を挟んで15分間の2段階目突入の全車一斉タイムアタックで上位10チームが3段階目へ、進めなかった下位チームは1段階目も含めたベストタイム順にグリッドが決定。もちろん1段階目で落ちたチームより手前のグリッドになる。
3段階目は2段階目と5分の休憩を挟んで20分間の2段階目突入の全車一斉タイムアタックで上位10チームで1/2段階目も含めたベストタイム順にグリッドが決定する。もちろんのこと1/2段階目で落ちたチームより手前になる。
各段階の途中でピットに戻れないトラブルが出た場合は、次のラウンドに進めるタイムが出ていても、次のラウンドではタイム無しで、これまでのベストラップでグリッドが決定する。


予選終了後は予選で走った周回数に応じたコース毎に決められている燃料が補給がされる。


予選終了後は車両保管区画で車両が保管され、給油はできない。


このため給油量は予選で使った分だけとなり、満タンにしていれば、重さのためベストラップは遅くなるが、決勝でも、序盤はウェイトハンデのようなものを食らうがピット回数が減らせる可能性。ほぼ空ならば、ベストラップは出せても、すぐに給油しな:ければならず、ピットロスするという駆け引きが生じる。これはF1も同じ。


※ただし2013年以前は以下の2段階の競技が行われるスーパーラップ方式も採用していた。時間がかかるのと路面状態の変化により不公平が発生するため廃止されたらしい。
1段階目60分間の全車一斉タイムアタックを2回。このときは、タイムアタックをしかけるタイミングが重要なポイントとなる。前に遅い車、後ろに早い車がいるとオーバーテイク(抜き去ること)されたり、したりするのにかかる時間でラップタイムにロスが生じる。
2段階目は1段階目を通過したGT500とGT300のそれぞれ上位10チームが出場できるスーパーラップという方式で1台ずつがラップタイムを競える方式も併用していた。


6.決勝での順位に応じてポイントが与えられる。

ドライバーポイントとチームポイントがあります。

■ドライバーポイント

700kmより短いレース

ドライバーポイント
決勝順位 1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位 10位
ポイント 20 15 11 8 6 5 4 3 2 1

700km以上のレース

ドライバーポイント
決勝順位 1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位 10位
ポイント 25 18 13 10 8 6 5 4 3 2

■チームポイント

700kmより短いレース

チームポイント
決勝順位 1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位 10位
ポイント 20 15 11 8 6 5 4 3 2 1

700km以上のレース

チームポイント
決勝順位 1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位 10位
ポイント 25 18 13 10 8 6 5 4 3 2
走行ラップ トップと同一周回 1周遅れ 2遅れ以上 リタイア
GT500 3 2 1 0
GT300 3 3 1 0

7.上位チームに対するウェイトハンデ

(ドライバの参戦数の少ない方がチームとしての戦歴になる。つまりドライバの交代は第7戦と第8戦に影響が出る。) ドライバーズポイントに対して第2戦~6戦はポイント×2kg、第7戦はポイント×1kg、第8戦は全車0kg ポイントは得点の多い方のドライバのポイント。

8.ウェイトハンデ上限

GT500 GT300とも100kgが錘として課せられます。錘の搭載量は車両にステッカーを貼り明示する。それ以降は累計のみ算出され公示される。

重ければ重いほど、車の加速は遅くなるし、制動距離ものびて、急加速、急減速が効かず遅くなるという感じのハンデです。運転免許証を持ってる人なら、車が重いとどうなるかは自動車学校で習ったと思います。

2013年の大会規定は以下のリンク

●2013 SGT-SpR - SUPER GT.net

http://supergt.net:8080/upload/files/1360043509_1500055493.pdf

楽しみ方

・まずは見る方法

1.テレビで見る。

・スカパー J-Sport124セットに加入すると見れます。

2.現地で見る。

・2日通し券で5000円くらいです。F1より人が集まらないんで、少し安いです。

・注目すべき点

・ハンディウェイトを把握すること。

 ハンディウェイトのありなしでの戦いの違い。

・一緒に走ってるGT300(黄色時に黒)とGT500(白地に黒)をゼッケンの色やGT300(黄色)とGT500(白or青)のヘッドライトの色で見分けて、GT300がGT500を持ち前の軽さでコーナーで交わすところや    拮抗しているGT500同志の争いにGT300が邪魔をする部分で、どうやって切り抜けていくのかを見る。

・ピット作業の作戦。

・オーバーテイクとテイルトゥノーズ(真後ろをぴったりと張り付く様)でのプレッシャーの掛け合い。

・スリップストーム(ストレートで前を行く車の後ろにぴったりとついて、後ろを行く車が少し横に出た瞬間、後ろ側の車には追い風が吹くメカニズム)の利用と回避

・テレビ中継ではおもにGT500が取り上げられます。

・テレビ中継であまりとりあげられないGT300の観察。最近はキャラクターものの派手な車がありますので、

 アニメファンの方にはたまらないボディフォルムでしょう。見て楽しむ。

・そして、より多くの車種を知り、強い車、弱い車の特徴を知る。その繰り返しで、弱い車が強い車に勝つ瞬間の凄味や強い車の堅牢性の高さを思い知る。

・さらにはドライバーの話を聞き、瞬間瞬間の判断がどうだったのかを知る。強いチームの話や、弱いチームが勝った時の意見は哲学的にも役に立つ。

・やはり、最後は、何度も見てるうちに、好きなチームやドライバーを見つけることでしょう。

・そして、何かしらの形でSUPER GTにお金を使えば、自動車産業、敷いては日本の経済が変わるし、自分の好きな車もちょっと違った目で見つめなおすことが出来ます。

・GTを制したあのメーカの車!とかGTとは違うけどやっぱり、GTにはない街乗り性能はこの車。とか。男の人なら、車を持っていなくても少し車の知識があるだけで、また世界観も変わります。

 車のメカニズムを知っておくことはきっとこの先、役に立つ知識になるし、車社会の次の世界を予測することもできるかもしれない。なんてったってGrand Touring Carは市販車の最先端だから。

楽しみ方 超越版(Extreem!)

1.GT300の個人スポンサーになる。

 最近はGT300カテゴリを中心に出資してくれる人を募っているチームが多々あります。  特に通称痛車と呼ばれているアニメの絵なんかをボディにペイントしたキャラクターものを扱っているスポンサーが一緒になって、  そのキャラクターのファンを巻き込んでGT300のチームを運営するというものです。車体価格はおよそ4000万円するので、  ワークスにとってもより多くの車両をレースに参加させることが出来るし、宣伝にもなる。ただし、出るからには勝たないと  マニュファクチャラーズ(車両製造業)としての技術力が疑われイメージが悪くなるので、個人スポンサーを取り入れていても、  奇抜な車体デザインでもガチなのは確か。ここの管理人はGoodSmaileRacingの初音ミク BMW Z4 GT3を応援してます。  ボーカロイドアプリは持ってませんが、デザイン重視で見ると、このチームかなって思いました。  スポンサーになるとグッズももらえるという企画をやっていたので、ちょうどよかった感じです。

2.好きなチームのボディでラジコン・プラモデルをやる

 GTカーが好きになったら、自分も欲しくなったりします。実車はさすがに4000万とかするし、税金、メンテナンス、生活スタイルとの不一致。  いろいろな問題が発生します。そしたらどうするか、一つはプラモデルで楽しむ。でもこれだと飾っておしまい。写真とそんなに変わらないです。  3Dなので、存在感はあります。もう一つはラジコンです。GTシリーズのデザインを再現した1/10モデルのラジコンが販売されています。  まぁこれも大概にして、お金かかります。本体は1万5000円程度ですが、動かすためにひつような道具って結構お金かかります。  プロポと呼ばれる操作機器も高いやつで5万円、安いやつでも1万円はしますし、操作機器の信号を受信する受信機も1万円・受信機の信号を  稼働力に変換するサーボも高いやつだと一つで1万円します。  電動カーだとステアリング(進行方向の制御)用で1個のサーボが必要で  エンジンカーだとスロットル/ブレーキ/バック(推進力の制御)用とステアリング(進行方向の制御)用で2個のサーボがいります。  ただし、電動カーの場合は推進力をアンプと呼ばれるものでコントロールしますので、これにまた2万円3万円とかかりますし、  エンジンカーの場合はエンジンそのものを購入しないといけないので、これも2万円3万円。高いのだと8万円を超えて10万円とかもあります。  そして、電動カーだとバッテリーも要りますし、そのバッテリーの充電器や交流電源を直流電源に変える安定化電源も必要です。  これまたお金がかかります。エンジンカーでもバッテリーは使いたいと思う場合があります。エンジンをかけるときにエンジンスタータコイルを引くのですが、  フライホイールを回すことでエンジンをかける方法もあり、この場合はフライホイールスタータキットとともにバッテリーやら充電器が必要になります。  エンジンの場合、燃料やスタータープラグ(エンジンの着火部分に熱を加えて最初の爆発を手助けさせるものです。エンジンは動き始めたら、エンジンが  バルブで圧縮されたときに連続して爆発を起こすようになります。)も要りますね。燃料の保管や補充用の容器とか。これだけ揃えて、ようやくラジコンデビューができるわけです。  まぁ大げさな値段出しましたけど、初心者用のちょっとしたキットもありまして、性能はかなり落ちますが車体プラス3万円くらいではじめれるものもあります。  動かすのは楽しいです。  はまるとどんどんいろんなものが欲しくなります。  組立工具・調整工具とか、足回りのスペアパーツ(ぶつけると思うのでよく壊れますし、きっと買う羽目になると思います)。実車もぶつけたら、治すのにお金かかります。  それと同じことかもしれません。ほかにも車両の塗装用の道具とか、タイヤとか、タイヤウォーマーやら、ダンパーエア抜き道具…便利な道具いっぱい出てます。  そして、より早く走るために、スペアパーツならぬ強化パーツにまで手を染め始めることになりますし、走っているうちにだんだんとラップタイムを知りたくなります。  そうするとラップ計測器も欲しくなります。本格的にやってると年間100万円くらいは使っちゃいます。適当にやる分には年間10万円もあれば楽しめるかもしれません。

3.レースクイーンに目移りという脱線

 男ならかわいい子に注目してしまうのが自然現象。おいかけ始めたら、まぁ大変なことになります。女の人もドライバーを追いかける人もいますかね。  自分はこのあたりは興味ないので、大丈夫。

4.SUPER GTを知り尽くす

 楽しむを通り越すと、知り尽くしたくなるのも人間の本能。そしたら、このページを超える情報量と、よりSUPER GTを知ってもらいたいという衝動にかられ、  情報発信を始めることでしょう。そしたら、もっともっとファンは増えると思います。

2013