REGZA 55X830 (東芝)

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概要

 55X830はRegzaの有機ELテレビ2019年08月執筆時点で最新の有機ELテレビです。タイムシフトマシンという地デジを鬼のように録画するもうワンランク上?の55X930という機種やより大きな画面の65X930や65X830も有機ELテレビの最新型として存在します。自分はテレビはあまり見ないのでタイムシフトマシンはいらないというのでX830にしました。必要な時だけ録画するほうが健全かな?と思っています。ただでさえ惰性でテレビを見てしまうこともあるのにほぼOndemand状態になるとテレビに時間を奪われてしまうこともありえそうだからです。好きですけどねテレビ。あまり見ないというのではなく、あまり見ないようにしているという方が適切か?我慢的な?ちょっと迷ったのは、スカパー4Kチューナですが、自分が見ているサッカー系はまだ対応していないみたいだし、ダゾーンがほとんど独占状態にあるので、天皇杯やJリーグ杯だけのためにまだ対応していない4K放送に夢見てスカパー4Kチューナ内蔵を買う必要はないし、なにか新しい規格でサッカー系が提供される可能性も考えると、あわてて導入する必要もないかなとも思いました。惰性も兼ねてテレビとともに生きる人にはX930が必須でしょうか?ほぼ無償でよい体験を提供してくれるのでテレビっ子を否定するつもりはないです。自分よりたくさんテレビを見て、偏向された情報や洗練された秀逸な物語やアニメやお笑いから人生観を確固たるものにすることも有意義なことだと思います。偏向された情報をまた俯瞰的な立場で見直せる人もいると思いますし。洗脳されないようにはしてほしいですね。テレビの立ち位置と誰が支配しているか?なぜそのような話題を提供されているのか?一度、冷静に物事を判断する必要があるのが現代の放送だと思っています。巨大な産業ですし、舞台・俳優・芸能・歌手・演奏者としても夢のある産業でもあります。うまく能力あるものに富を分配するような仕組みで世の中を賑わして欲しい。若い人も中堅もシニアもバランスよく、かつ公平に活躍できる世界であってほしい。


 HDR(High Dynamic Range)という輝度情報を白くなり過ぎないような各種新規格に対応していくのが昨今の技術差異部分らしい。従来は白飛びしていた部分の白さの中にある本来の映像を再現した質感表現が高まっている。詳細な技術内容についてはそれぞれのHDR(HDR10+/DOLBY VISION/HDR10/HLG HDR)の仕組みについて参照していただければと思います。


主な機能

4K有機ELパネル2019年版(たぶん韓国のLG製)・みるコレ(Web配信 AcTVila・AcTVila4K・ひかりTV・ひかりTV 4K・Paravi・DMM.com・スカパー!Ondemand・TSUTAYA TV・DAZN・Abema・Netflix・Hulu・U-NEXT・dTV・(YouTube※2019秋のバージョンアップから使える予定))・2画面・外付けHDDで2チューナー分録画可能・広告のない番組表・地デジ BS 4K対応・チューナー数 2K地デジとBSとCSはそれぞれ 3チューナー 4K放送は2チューナ・HDR10+/DOLBY VISION/HDR10/HLG HDR対応・4K 超解像AI・バリアブルフレーム超解像・SeeQVault™対応・RegzaLinkダビング・DLNA・無線LAN ・HDMI 4・ビデオ入力 音声2ch映像1ch専用変換ケーブルでの入力 1・HDMI音声 1・光デジタル 1・光同軸デジタル 1・ヘッドホン兼アナログ音声出力 1※テレビ側音声とヘッドホン音声同時出力も可能・LAN 1・USB録画 1・USB汎用 1・イコライザ調整機能・映像分析機能・映像調整 HDR切り替え+色調カーブ調整


使ってみてわかったこと

ヘッドホンとTV音声の同時出力の楽しみ方

 ヘッドホンとテレビを同時に出力する(親切モード なにが親切なのか意味はわからない。普通に両出力モードとかでいいのに…)ことができますが、個別に音量が調整できます。以前にもってた東芝ITビジョン対応ブラウン管TVも同じように出来たので、こういう機能って普通にどのTVでも存在するのかな。ちなみにヘッドホンの音量はリモコンのサブメニューを押して表示されるメニューその他の操作>親切ヘッドホン音量を選択してから音量ボタンで調整できる。便利。

 なのでヘッドホン挿しっぱなしでTV音声で楽しんだり、ヘッドホンで楽しんだりしたい人は親切モードにしておいて、TV側の音量をゼロにすることでヘッドホンだけで楽しんだり、部屋を動き回りながらもTVの音を楽しみたいときは、TVの音量をあげることで素早く、ヘッドホンでの視聴とTV音声での視聴を楽に切り替えられます。自分は基本的にはヘッドホンで楽しむ派です。耳が壊れる説もありますが、繊細な部分の音も聞き取って楽しみたいからしょうがないです。80才くらいから耳の遠いおじいちゃんになるよ。しょうがない。


FireStickTV

 FireStickTVの操作もTVのリモコンで出来る。便利。だけど音声入力機能が無い。寂しい。


みるコレでの動画配信視聴

 スカパーOndemandはメモリ不足とかってなってよく落ちる。意味がわからない。メモリ不足って言われても、最新のTV専用機でそんなことあるん?って感じ。残念。誰が悪いのかわからない。東芝?スカパー?スカパーアプリ開発業者?はよなおせと思ってしまう。が、こういうものという妥協にしか行きつかない。期待していない。はよ直せが1%で、期待していないが95%。治ったら凄いなぁが4%。そんな感じ。はよ!

RCAビデオケーブルを4極ミニプラグに変換するケーブルを自作

 Regza 55X830専用のビデオ入力変換ケーブルを間違えて捨ててしまいました。似たようなケーブルを挿せばいけるかなと思ったのですが、全くもって駄目です。通常の4極ピンと比べてもピンの根本が特別に長い構造です。通常は14mm程度ですが、もう6mmくらいは長いみたいです。


 それ以前にピン配置が特殊です。4極ミニプラグには大きく分けて2種類の規格があるみたいですが、そのどちらにも属していません。ピンが長い時点で規格に従っている理由(ワケ)もないのです。困ったなぁ。


 通常、こういうピン配置に関して、メーカーに聞いても教えてくれないのは知っているので、誘導尋問をするための準備をしました。とりあえず、実際にケーブルをCTIA規格とOMTP規格の両方を準備します。


 CITA規格はピンの先端から白・赤・黒・黄(ビデオ信号orコントロール信号とか)という結線になっています。こちらはアップル製品なんかではリモコン信号を扱う向けのオーディオ寄りの規格


 OMTP規格はピンの先端から白・赤・黄・黒という結線です。こちらはビデオ寄りの信号です。


 CTIA規格の黄と赤を入れ替えたパターンが採用されている製品もあるそうです。これはケーブルの色を取り違えて接続するだけなので、実現可能です。


 この3種類のどれかに、REGZA 55X830に適用できるケーブルを問い合わせました。実際にものがないと確かめれないですからね。会話にならない状態になるのを避けるため、念のために実物を用意しました。


 コンポジット映像ケーブル RCAピンプラグ OMTP CTIA両方対応のようなものです。1000円もする高価なものです。これから破壊することを考えると、まぁ勇気のいる買い物です。この商品のコンポジット側はオスプラグですがメスになっている必要がある人は違うものを選んだほうがよいでしょう。コンポジットオスメス変換中継器のようなものがあれば怖いものなしですね。オスメスの変換が必要ないとしても、OMTP CTIA変換プラグはいらないので、ほかのものでもよいですね。そしたらもう少し安くなるかもね。自分はOMTPなのかCTIAなのかどっちなのかもわからなかったので、こんな感じのものを買ってしまいました。つうか、こんか高価なもの買うなら純正買えるんじゃ?はい。そう思う人は買ってください。メルカリでしか手に入らないくらいの状態になっていると思います。端的に言うと簡単には手に入らない。メーカーに言えば、直接、売ってくれると思いますけど。値段は知りません。1000円よりは高いと思う。


 実際に挿して確かめてみてもよかったんですけど、3パターンあってどれがどれかわからなくなったという内容で聞いてみました。すると、REGZA用のは黄・赤・白・黒の順に接続したプラグなので、どれも該当しないとのことでした。なるほど、黄・赤・白・黒なのか。


 教えてくれるんすね。なので早速。OMTPの白と黄を入れ替えて、テレビに挿してビデオ入力をやってみましたが、冒頭で述べた通り、ピンの長さも特殊だったので、映像は映らず。ピンがビデオの位置まで内部で届いていないっす。


 なるほど、Webで入手した純正のケーブルの画像とOMPT規格を実物大に合わせてみると、根元からさらに6mmは深そうな感じ。


 なので、白色と黄色を入れ替えるのもあわせて、既存の4極ミニプラグをぶっ壊して、自作してみます。


 RCAビデオケーブルのRCAはアメリカの電気機器製造会社Radio Corporation of Americaの頭文字です。RCAビデオケーブルはピン型の♂ケーブルの部分をとってRCAピンプラグと言う場合もありますが、総じて呼ぶ名称としてコンポジット映像端子というのも正しい呼び方です。


 ほんとうに自作しきれるかわかりませんが、何かに使えるかもしれない4極ミニプラグを破壊します。まずは、ケーブルぶぶんから切断。あーぁ、もう後戻りできないかも。


 新聞紙に工作用の木板を敷いて、デザインナイフをピンの根元から6mmくらいのところゴム部分をザクザク刃をいれこんでみる。中でなんか固いものにぶつかる感触を大事にしながら、グイグイと刃を入れ込む。そしたら縦に何回か切り込みを入れつつ谷ができるようにほじっていく。すこしづつゴムをはがす。


 すると、ピンが出てきて根元が長くなると思ってたんですけどダメでした。なんか根本がかなり短いっす。長さが足りない。簡単ではなかった。泣きそう。下が破壊ののちに出てきたピンの状態。


4極ミニプラグ


 上から3つめの状態ですね。ピンの根本に金属の鍔(つば)。剣道でいうところの鍔がついています。これはしょうがない。さらに奥には、アース用の線を繋ぐ出っ張りが出現。もうちょっと奥の方にあったら楽だったのに。


 ここまで刺さないといけないところに、これだけの出っ張りがあっては、もうちょっと本格的に改造が必要。というわけで、一番下の丸裸の状態までもっていきます。へぇ、こんな風になってんだミニプラグ♂の根元って。段々になっていて先端は、一番遠い側(根元側)の突起が接続箇所。2番目は1段高くなったところに、3番目はさらに高くなったところだ。2番目と3番目は棚田みたいなイメージ。


 まずは、改造するために半田も吸い取って、配線をはがす。


 ちょっと根気がいるけど、鍔の部分をやすりで削ります。電動ルータがあると楽かもしれない。電動のように力強くやすりがけすると火花散る可能性もある。気を付けてほしい。金棒型のやすりでやる分には火花もなくけずれました。手動の場合は一般男性で20分くらいかかると思います。プラス疲れがでる感じ。


 そしたら次は線が接続してあった場所の突起も削ります。更に10分。鍔は360度だったのに対して、突起は一か所なので、素早くできました。


 これで、TVにささるか試してみます。一番奥まで刺さってパチン!って手ごたえが来ます。苦労したけど、ここまではけずらないと駄目だ。したらば、もう一度、ケーブル内の各線と接続しますが、いかんせん接地用の線を繋ぐところのスペースがないので、さらに加工が必要です。


 棚田状態になっている裏側が使えそうです。ここに線の通り道となるくぼみを作ります。やすりで凹ましていくのが良さそうです。やすりの角張った所を使って削ります。撚り線(よりせん)の5本分くらいは埋まるような深さにします。そしたら、おなじように接地部分をぐるりと一周削ります。もともと鍔だった部分をさらに削る感じ。


 すると、金属面がなくなって、その下の絶縁層が見えてきます。なるほど、こうなってるんかと思いながら、その絶縁面は削らないように注意深く一周くるりと削っていきます。


 削り過ぎた場合はえらいこっちゃです。液体が塗って乾かすとゴムになる製品があるので、それで修復するか、あたらしくミニプラグを取り寄せるかしましょう。やりなおしです。


ホルツ すき間シール剤 ブラックシーラー Holts MH208


 こういうゴム剤だと修復しやすいと思います。固まるのに24時間かかりますので、段階的にいろいろなものを加工したりして塗っていく作業は気長なものになります。


 そしたら、以下のような感じに仮固定できそうなところまで確認します。まだはんだ付けはしないほうがいいです。


4極ミニプラグ アース線加工


 上の図の茶色い部分が配線の部分です。絵が下手くそなので、このままだと根元が膨れ上がるようにみえますが、実際は膨れ上がらないような平坦になるつもりで彫り込んだところに配線をまけるようにしないと駄目です。この溝の部分にうっすらハンダも流そうと思っています。


 上記のように、うまく接地側の配線を埋め込める確認ができたら、先端の部分から順番に配線の接続のハンダ付けをしていきます。


  はんだ付けをする前に線の方に収縮チューブを通しておくと最後に収縮チューブで仕上げることができます。収縮チューブを準備できない場合は最後を違う方法で処理すると良いでしょう。


 チューブは収縮チューブ5mmのような商品がよいでしょう。


 先端は最初は白がつながっていましたが、黄色を接続します。コツとしては、黄色の銅線を5mmくらいにして、そこにはんだを盛ります。そしてプラグの後ろ先端の部分にもはんだを付けます。したらば、先端側のはんだをあっためて溶けてきたら、後ろ先端と銅線を直線になるようにくっつけていきます。なるべく接続部分が後ろ先端と同じくらいの直径になるようにもりもりになるようにします。かなり高度な技が必要になります。冷えてきたら少し力を加えてもへし折れないか確かめます。思いっきり力を加えたらへし折れるのは当たり前です。


 黄色の接続が終わったら、いったんこれで、後ろ先端部に紙テープでも巻きましょう。黒い部分にかかるようにして、先端に紙テープを巻きます。2周くらいしたら十分なので、それで切りましょう。横にずらしながら巻くよりは、紙テープの幅ごとにずらして、何回かにわけて巻きましょう。分ける時は少し重ねるといいかな。


 銅線部分全部かくれるように黄色被覆まで紙テープを巻いたらOKです。後ろ先端を1段目とするならばの、次の2段目のところに赤線を繋ぎましょう。銅線側に前もってハンダを盛っておいて、2段目の見えてる金属部分全体に赤の銅線がくるように横に這わせます。銅線を上からおさえるようにはんだごてをあてて、あらかじめ盛っておいたハンダを溶かして、接続します。ハンダが少ないようなら、横から上から追加するといいでしょう。


 はんだ付けをしたら、また紙テープを巻きます。1段目は先にテープを巻いて絶縁できているので端子をくるっとする感じでテープを巻きます。


 次は同じ要領で3段目に白線を接続します。3段目はできだけ、端子の太さを越えないようにしてはんだを付けたり、紙テープを巻いたりするところだけ気をつけましょう。太くなると、プラグコネクタに挿さらなくなります。


 最後は接地の線をくぼみをつけた樹脂とくるっとそぎ取った金属部分に這わせてはんだ付けをします。


 最後は端子部分をテープで巻くことはできないので、はんだを盛りすぎた場合は削る必要があります。削る作業は疲れるのでできるだけ盛り過ぎないようにきれいにはんだ付けをする必要があります。技術がなければ盛りすぎる感じになるでしょう。自分も結局最後は、かなりやすりかけを強いられました。


 出来上がったら、最後に収縮チューブを端子の先端の根元までもっていって、はんだで炙るか、ライターなどであぶって固定します。先ほど紹介したゴム剤と手元にある他のミニプラグの樹脂部分を粘土で型をとって、上用と下用の2個の型を用意します。まず下の型に軸部分を埋める箇所に作ったミニプラグを型において、流し込み24時間まってから、次に上用の型に反対側流し込み、素早く先に作ったものと合わせます。追加で樹脂を流し込む部分の穴をあけておくとよいでしょう。


 完成したら、さっそくテレビに挿したくなりますが、できれば、通電チェックをしましょう。多分、テレビ側のコネクタでショート(短絡)させてしまっても大丈夫だとは思いますが、導通チェックテスターがあるとよいでしょう。


 導通チェックはデジタルマルチメータで出来るものがあります。抵抗を測れる機能に付加されていることが多いです。


 針をあてた2点間がつながっていたら、ピーってなります。


 例えば、以下のようなデジタルマルチメーターがあります。


 デジタルマルチメータOwon OW18B Bluetooth Digital Multimeter True RMS Electronic Test Lead TLP20157

 これなら、Ωマークにダイヤルを合わせて、セレクトボタンを何回か押して、音が鳴るマークが出たら、接続確認モードです。プローブ(赤と黒の二つの針)を当てた間が導通していれば音がなります。


 導通チェックで、ミニプラグの先頭と黄色のピンの部分に針を当てて、音がなればOKでそれ以外のミニプラグの先頭と赤のピンや白のピン、赤・白・黄色のフチのアース部分に当てても音が鳴らなければOKです。同じことをミニプラグの2番目の部分と赤のチェック、3番目の部分と白のチェック、4番目とフチのチェックをします。


 問題ないことを確認したらテレビのビデオ入力とRCAピンプラグの赤・白・黄のビデオ信号とつないで動作を確かめてみましょう。


 うまくいきましたでしょうか?自分はうまく行きましたよ。

商品リンク

東芝 REGZA 有機ELデジタルTV 55ZX830


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