MiWAND L2 Pro MiWand2LPro-BK(Avsion(台湾)-東芝テック)

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概要

ハンドスキャナ+シートフィードスキャナーの1台2役の便利なスキャナですが、WiFi機能は搭載していないため、スキャンしたデータは付属のSDHC マイクロSDカードから読み出すかハンドスキャナ本体についているminiUSB端子(一般的なスマホに搭載されているUSB端子より少し大きい規格)に付属のUSBケーブルでパソコンのUSBコネクタと接続しなければならない。


ハンドスキャナのWiFi機能搭載が普及している昨今ですが、そのようなWiFi機能を使ったことがない自分が言うのもなんですが、スキャンするときはそれなりの作業量を覚悟しているので、WiFiを使って楽をしたいとかそういう考えには至らないし、安定した通信スピードが得られる有線接続の方が安心して作業ができるので、WiFi機能はそれほど重要ではないと考え、このスキャナを選びました。台湾製ですが、なかなか心配りの聞いた製品です。


ハンドスキャナには非常に小さいながらも液晶ディスプレイがついており、スキャンプレビューおよび各種操作画面UIがあり、やや便利。スキャンの大きな失敗には気づけるけど細かいところはわからない。


画像作成時間設定可能で、オートキャンバスフィット機能、逆走査時ミラー反転機能、LED消灯時間設定およびON・OFF設定、キャリブレーション機能、PDF/JPEG選択機能、解像度選択機能、操作画面多言語対応機能(日本語ok)がディスプレイで操作できる。


ハンドスキャナには4つのボタンがついていて電源ボタンがスキャンの開始終了ボタンやメニュー画面での項目決定の機能を有しており、戻るボタンで選択している画面からひとつ前の画面にキャンセル戻りの機能を有する。上下の△マークボタンが2つあって上△がメニュー画面遷移+メニュー画面での項目移動上向き機能で下▽がプレビュー画面遷移+メニュー画面での項目移動下向き機能を有する。非常に操作はしやすいと思うがプレビュー画面では画像を1枚ずつしか移動できないため、多くのスキャン画像がたまっている場合は使い物にならなくなってくるので、直近のスキャン画像を見るか一番初めあたりの画像を見るかというあたりの使い方しかできない。詳細な確認はハンドスキャナ本体をUSBケーブルとでPCに接続して確認するのが手っ取り早い。ケーブルを接続するとスキャン機能は働かなくなり、自動的にデータ通信のモードに遷移する。これはいいのか悪いのか?利用者の使い方の癖によって感じ方はかわると思う。


スキャンは最大900DPIで白黒/カラーでいけるが、説明書によるとA4用紙くらいのサイズを6秒くらいかけて手動でスキャンしないとうまくスキャン画像を得ることはできない仕組みになっている。300DPIなら1.5秒でスキャンできる。腕の疲れさえ感じなければ、通常の据え置きやフィード型のスキャナーに比べてスキャン効率がかなり高い。但しハンドスキャンを綺麗に行うには創意工夫や慣れが必要。透明の薄いアクリルやページの中心に向かうほど薄くなるようなアクリル板が2枚用意できればスキャンしやすくなると思う。オートキャンバスフィット機能を活用するなら黒色の下地用紙もあると尚よし。まさに使い手の技術次第でハンドスキャンは活かされることもあれば、容易に殺すこともできる。ローラーがハンドスキャナーのセンサーの両側にあり、移動時の平行移動安定性はナカナカの出来上がりになっている。このローラーの回転量でも、スキャン移動量をセンシングしていると思われる。今のところの用途では綺麗に残すことよりも可読性さえあれば良いので、スキャンが多少下手くそでも気にならないが、スキャン技術を徐々に鍛えていきたい。使い心地はよい方だと思う。台湾製はナカナカ繊細でいいものを作るイメージはある。初期不良が多いというイメージもあるが、今回は初期不良らしき事象とは遭遇していない。あえていうならばSanDisk製のmicroSD-SD変換カードアタッチメントがどうも構造上に難があるようでメディアブリッジスロットとのコネクタとの接触相性が悪いくらい。基本的にはUSBケーブルで接続するので、まぁよしとしている。


シートフィーダ装置はまだ使っていないのでなんとも言えないが、まっすぐ用紙がとりこまれるのか心配なくらいで、まぁなんかのときのための必殺アイテムとして温存しておこうと思う。いつ使うのかはわからないが、ぴんぴんしてるA4の用紙で保存したいような情報がかかれている紙があれば、ぜひ試してみたい。こちらはゆっくりとスキャンされるらしい。綺麗に安定してスキャンしてくれるような気がするアイテムなので、非常に心強い相棒だ。


充電時間は充電方法によってもかわるけれど、1時間~2時間くらい。最初は手際がわるかったので200回ほどスキャンすると電池少量警告が出始めた。そこからまだまだスキャンできそうだったので、1回の充電での使用回数は説明書どおりのスキャン回数くらいになっていると思う。


9800円くらいで購入しましたが、これだけの機能があって、この値段ならもっと早くに買っておけば良かったと思う今日この頃。部屋の本の整理にいそしみながら暇つぶしをする日々が過ごせそうだ。根気のいる作業だが、いつまでもいらない本を大事にとっておくより健全だ。300DPIもあればかなり高解像に感じる。ノートPCで画像ビューワをたちあげても25%縮小されている状態で、100%表示すると小さい文字も画面上ではかなり大きく 鮮明に見える。900DPIって何に使うん?写真とかデッサンとかラフスケッチでも読み取るときかな?漫画家やイラストレーターにとっても使いやすいものに思える。もう在庫も少ないので、いまさら、この商品を進めたところで入手できないでしょうけど。一応、Amazonへの商品リンク(アソシエイトプログラム)と取扱い元の東芝TECダイレクト通販へのリンクをはっておきます。


Amazon 商品リンク

TEC DIRECT 商品リンク

付属品

  • ハンドスキャナ本体
  • ハンドスキャナが収納可能なシートフィーダ装置(外部電源必須USBorコンセント供給 付属コード2種類有り)
  • SanDisk製8GByteマイクロSDHCカード+SD変換アダプタカード
  • PAPERPORT SE14 米NUANCE社製
  • miniUSBケーブル(充電+データ通信)
  • ハンドスキャナ本体がほぼぴったり入る大きさのビニール系の収納袋(黒・上質なビニール系素材)
  • シートフィーダ装置がほぼぴったり入る大きさのレザー系の収納袋(黒・上質なレザー系素材)
  • 専用の充電可能なリチウムイオン電池(平形)
  • センサー部用のクリーニングクロス
  • キャリブレーションシート
  • 日本語説明書
  • 数か国語対応のクイックセットアップガイド
  • 化粧箱
  • USB-miniUSB充電ケーブル
  • USB-シートフィーダ専用端子プラグ充電ケーブル
  • AC/DCアダプタ(USBコネクタ出力)+4か国対応コンセントアタッチメント(個別包装)

 

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