Jリーグ 楽しみ方

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概要

1993年5月15日に発足した日本におけるサッカープロリーグ
設立当初は10チームであったが、
現在はJ1で18チーム/J2で22チームとプロ選手として活躍できる場所が広がっている。
リーグ発足の目的の一つに日本サッカー界の強化とサッカーと地域の密着性向上があると見える。

これまでの詳細な変遷についての説明は本家のWikipediaに譲る。

簡単なサッカーのルール

  • 前半後半それぞれ45分とハーフタイム休憩15分を挟んだ形式で試合時間90分での取り組みとなる。

ただし、試合中に試合経過時間が止まることはなく、オンプレイでなかった時間が前半と後半のそれぞれ最後の部分で
アディッショナルタイムとして追加時間になる。時間表示は後半は45~90分となり、アディショナルタイム中のイベント記録は前半45分+1分といった具合で記録される。


  • キーパーと呼ばれるゴールを守るポジションの選手以外は手や腕を使ってボールを意図的に操作したり、意図せずとも、ボールが攻撃や守備に効果的な動作になるような接触をしてはいけない。

脇をしめた状態で腕に当たるなどの場合は胴体にあたったのと同じとみなされることはある。手をつかった場合はハンドというペナルティで相手のキックから試合が再開される。


  • ゴール前に書かれた白線の大きい側の囲いをペナルティエリアと呼び、このエリア内まで攻撃側選手に守備側選手が反則を侵すとペナルティキックが攻撃側に与えられ、ペナルティエリア内には

キーパーと攻撃側選手だけとなり、ゴール前に書かれた白線の大きい囲いと小さい囲いの中間でかつゴールの真ん中にある点にボールを置いた状態から、攻撃していた側のキックから再開される。
このペナルティキックを通称PKと呼んでいる。前の項目で説明したハンドという反則もこのペナルティエリアでおかした場合にはPKとなる。PKは止めることは非常に難しいことから、
8割ほどが得点に結びつく。ただし、キーパーが手ではじくこと(パンチングと呼ぶ)により防いだとしても、試合は再開されており、ペナルティエリアの外にいた選手はゴールを狙うことができるため、
奇跡的なキーパーのパンチングがあったとしても、失点に繋がることは多々見受けられる。


  • 相手を押したり、引っ張ったり、倒したりする行為も反則となる。これを通称でファウルと呼んでいる。ただし、ボールに向かってプレイしただけで相手に危害を加えない動作にかかわらず、その反動で

相手が倒れたりした場合は、ファウルにはならない。更にまったく倒される要素もないのに、危害を加えそうな行為を逆手にとって、自分からあたかも倒されたように装うことをシミュレーションと呼んでおり、
この行為自体もファウルとなる。


  • ファウルも意図的であったり、後ろからのファウルや、得点になる確率の高かった状態でのファウルにはイエローカードのと呼ばれているものが突き付けられ、

イエローカードの判定が出されるファウルをした選手の警告として記録され、累積回数も記録される。同一試合で2回のイエローカードが記録された選手は退場となる。


  • さらに間違いなく得点につながったであろうファウルや相手に重大な怪我を負わせる可能性のある行為に対しては、レッドカードの判定がなされ、即、退場となる。


  • イエローカードの累積回数4で次節の試合出場停止となりベンチ入りできなくなる。ただし、イエローカードが1試合で2枚でた場合は累積には加算されない。


  • イエローカードの累積回数に関するルールは様々なカップ戦毎に規定が異なる。


  • オフサイドと呼ばれている反則があるが、これは、相手陣地にずっと居座っている選手が攻撃に加わっての攻撃は認められないというルールのために設定されている反則で、

守備をしている選手側の中で守っているゴールから2番目近い守備選手とゴールの間にいた攻撃選手が、味方からパスを受けたり、見方が攻撃のための最後のプレイをした瞬間に、
攻撃に参加してはいけないというもので、攻撃に参加した選手にはオフサイドという反則が適用され、最後に攻撃側の選手がボールに触れた地点に戻って守備側のキックから試合が再開される。


  • オフサイドのルールはサッカーやラグビーといったフィールド競技には、欠かせないルールであるが、理解しにくいルールでもあるので、

よく知らない人にとっては、この反則が適用されたときに試合が止まってしまうし、相手に攻撃権が移る重要な局面を迎えることもあり、不可解に思えることが多いことも指摘が多い。
ただし、理解できる人にとってはオフサイドというルールが必要不可欠なルールとして認識されており、要するに、相手のゴールの前でずっと構えて、パスをもらってゴールに入れるといった楽をして
点数をとるということが容認されてしまえば、競技としての面白みが半減するのも容易に想像できる。
逆にオフサイドというルールをうまく利用して守備選手が前へ前へと立ち位置(ポジション)をとり、オフサイドになる攻撃選手を増やせば、相手はオフサイドを適用される選手へパスをすることが
できないため、苦しいボールコントロールになる。このため、うっかりオフサイドが適用される選手にパスを出してしまうことも多々見受けられる。


  • オフサイドのルールを理解すると、相当にサッカーのルールを把握したと言えるため、理解することで、サッカーという競技がより楽しめる。


  • Jリーグの審判は4人でフィールド内にいる主審とオフサイドの有無をチェックする線審がフィールドの両サイドで判定する。もう一人は第4の審判となり、試合全体の判定においておかしなことがないかチェックすると共に

より正しい判定になるように調整をする。


  • ボールがフィールドのサイドへ出てしまった場合は最後に触ったチームの反対のチームの任意の選手によるスローインと呼ばれる行為からプレイが再開される。

スローインはボールを両手で持ち、頭の上を通過させる形式で行われなければならない。


  • ボールがフィールドの長い方向のサイドではなく、ゴールに沿ったサイドから出た場合、最後に触った選手がゴールを守っているチーム側のラインへ攻撃側が出してしまった場合は守備側のゴールキックと呼ばれる方法でプレイが再開される。

ゴールキックはゴールを囲う一番内側の線で囲われた範囲にボールをおいてキックする行為となる。主にキーパーが対応する。まもっいるチーム側のラインへ守備側が出してしまった場合は攻撃側のコーナーキックと呼ばれる方法でプレイが再開される。
コーナーキックはフィールドエリアの隅に描かれた扇形のエリア内にボールが一部分でも触れている状態からキックすることで攻撃が始まる。


  • キックによる試合再開においては、2種類のキックが存在し、直接フリーキック間接フリーキックと呼ばれる方法で試合が再開される。

直接フリーキックは試合再開時の最初のキックで直接相手側のゴールに入れても良いもので、間接フリーキックは試合再開時の最初のキックでは、
ゴールに入れてはいけないもので、キックしたあとにもう一度、キックしたチームと同じチームの選手が触れてゴールに入れることが認められるものである。
間接フリーキックは
試合開始時/ゴールキック/ゴールキーパによる手での保持時間7秒以上や手から放して再度手に取るやバックパスを手で扱うやスローインを手で受け取るといった軽微な反則時に適用され、どんなにゴールに近い場所でその反則があったとしても、間接フリーキックとなる。PKとは違うので、もちろん壁も作れる。
直接フリーキックは
間接か直接かどちらのキックが適用されているのかを知る方法としては主審のシグナルで、手を横にしたときは直接で、上にしたときが間接と見分ける方法がある。
フリーキックを行う位置から9.15m以内には相手チームは離れた位置にいなければいけない。


  • 選手交代は1試合で3人まで。


よく使われる用語の意味

  • クロスバー:ゴールに設けられた両端に枠を囲う柱と上側の横の棒


  • ゴールポスト:ゴールに設けられた両端に枠を囲う柱


  • ゴールネット:クロスバーの後ろに取り付けられた網。この網みボールが当たれば、得点したことがわかることから、得点した際には、ゴールネットを揺らしたと表現されることもあればゴールネットに突き刺さったと表現されます。


  • ニアサイド:ゴールには両端に枠を囲う柱と上側の横の棒があるが、ボールをけった選手の位置から近い側の両側の柱のうちのひとつをニアサイドと呼び、反対側をファーサイドと呼ぶ。


  • オフサイドポジション:現時点で見方がボールを前にパスするとオフサイドの反則が適用される選手の位置のことを言う。


  • オフサイドライン:守備をしている選手側の中で守っているゴールから2番目近い守備選手を経由する両サイドにのびる直線で両サイドラインとは直角に交わるライン。


  • スルーパス:選手の間をぬけるようなパスのこと。1つの例としては、味方からのパスが目の前に来たが、あえてさわらず、そのパスの延長線上にいた味方にわたすようなパスはスルーパスと呼ばれる。

もう一つの例としては、攻撃側が守備側の選手の足元を抜けるようなパスもスルーパスと呼ばれる。


  • ロングスロー:スローインではおおよそ50cm~10m程度のパスになることが多いのに対して、10mを超えるて中央部分投げ入れることをロングスローと呼ぶ。20m超えとなると人間発射台とも称される。


  • 横パス:横パスはあまり攻撃的には地域が変化しないので、単なる位置の調整として、横パスと表現される。


  • 縦パス:横パスに対して、攻撃的な動きになるのが縦パスで攻撃的な地域が変化するため縦パスと表現される。


  • ロングフィード:縦パスのさらに長いパスのことで、これがとおると攻撃の局面は一気に得点シーンへとつながる。


  • ファインセーブ:キーパーが相手のキックが強烈だったり、一対一だったり、なんとか届いたとき、なんどもけりこんでくる全てを防いだりする行為にはファインセーブと表現し賞賛される。


  • ポイント:シューズにつけられたすべり止めの突起物をポイントと呼ぶ。


  • サポーター:応援してくれる人たちを支援してくれる人という意味でサポータと呼ぶ。


  • シュート:得点を狙ったゴールに向かっていくキックでだされたボールをシュートと呼ぶ。


  • ミドルシュート:ペナルティエリアの外からさらに20m程度のエリアで放たれたシュートのこと。


  • ロングシュート:50m程度はなれた位置からのシュート。


  • FW:フォワードの略称。フォワードは攻める選手の役割ポジションで、だからといって守らないわけではない。主に攻めるのが仕事なだけ。


  • MF:ミッドフィルダーの略称フィールドの真ん中あたりにいることの多いポジションでだからといって守らないわけでも攻めないわけでもない。こちらも主にフィールドの真ん中でプレイするのが主な仕事なだけ


  • DF:ディフェンダーの略称守ることを意味するので、基本的には守りの役割。だからといって攻めないわけでもない。こちらも主に守備をする役割というだけ


  • システム:よく2-4-4といったりするが、選手の配置のことで前に2人 中間に4人 守備に4人というのが基本としているチームの考え方をシステムと呼ぶ。ほかにもいろいろなシステムがある。


  • バイシクル:攻めているゴールに背中を向けた選手が足を上に上げて、宙返りするようなカッコでキックすること。頭の上に足をもってくることからオーバーヘッドとも呼ぶ。


  • クロス:両サイドまで攻め上がった選手がペナルティエリアに向けてパスを出す行為をクロスと呼ぶ。


  • プレス:ボールを持っている相手に向かって行くこと


  • インターセプト:ボールを持っている相手選手からボールを自分のチームの支配にするべく奪う行為


  • マッチアップ:ポジションの関係からボールの奪い合いになった双方のチームの選手と攻防のことを言う。


  • ヘディング:手を使ってはいけないが頭は使っていいことになっているので、頭でボールをコントロールすることをヘディングと呼び、これがシュートに繋がる場合はヘディングシュートとなる。


  • ゆりかごダンス:選手の身内に赤ちゃんが生まれた時期でゴールをとったあとの喜びにいれてくるダンスの一つで出産おめでとうの意味がこめられたダンス。両手を手のひらを上にした状態したから抱えるように出し

横へ揺さぶるようなダンス。


  • カズダンス:三浦知良選手が発案したゴール後のアクションで手を回しながら足踏みし、股間に手をあてがい、反対側の腕を空高く突き上げながら腰と顔を前に突き出すダンス。


楽しみ方

その1:
やっぱりどこかのファンになりサポーターになること。現地でみるも良し、テレビでみるも良し。


その2:
現地で頻繁みるなら年間パス。サッカーの年間パスは野球に比べて試合数が少ないことから安いです。手の届く範囲です。庶民の楽しみとして最適です。しかも土日が試合ですので、土日が休みであることが多い
日本の風習にかなり適していると思います。管理人は年間パスを保有しています。20000円です。しかも先行入場権があるため、応援したい座席ポジションが取りやすい。


その3:
スカパーを契約。CS110°では難しいですが、スカパーでJリーグのセットを申し込むと2800円。J2だと1800円ですべての試合が生放送で見れます。管理人はその2とその3を併用している感じです。2017シーズンより、スカパーだけではすべてのサッカー中継を見ることはできなくなるそうです。ダ・ゾーンというネット配信を利用しないと見れなくなるそうです。たくさんのお金を積んだそうなのです。ダ・ゾーンって何?って感じの人多いと思いますが、そういうことなのです。なので、どうやったらTVで見れるか?ってことになるんですけど、ダゾーンをTVで見る最も一般的な方法はAmazonのFire TV Stick(およそ5000円) + HDMI端子付きのTVもしくはディスプレイでスポーツのような素早いフレームレートやスクロールあるいは残像処理に耐えれるディスプレイ + DAZNダゾーンの契約(およそ2000円) が必要です。


その4:
応援しているチームがあるとしたら応援歌を覚える。単に見ているだけではなく、TVの前で応援を口づさみながら見ると楽しい。


その5:
好きな選手を探す。
好きな選手のグッズを買うとまたテンションがあがります。


その6:
サッカーの知識を蓄える。
サッカーが好きな人って意外と多いです。社会の場の交流として、自分の得た知識を人にはなしてみるのも面白いし、ひょとしたら盛り上がるかもしれません。ただし、サッカーの興味のない人には興味がない人なりの
対応をしてあげないと理解してもらえないし、何がおもしろかったのか明確に伝えることが重要です。相手に面白そうだなと思わせる話し方ができれば最高です。いい会話のパス回しができる人間になれるといいですね。


その7:
日本代表を応援する。
この20年でJリーグとともに日本代表は強くなってきました。昔ではあまり考えられないことでしたが、今では多数の日本人プレイヤーが海外で活躍しています。


その8:
世界を知る。
ヨーロッパや南米のサッカーを知ることでより情報に幅がひろがります。イングランドのプレミアリーグ。イタリアのセリエA。スペインのリーガエスパニョーラデビシオン。ドイツのブンデスリーガ。UEFA チャンピオンシップや
AFC。クラブ世界一を決するチャレンジカップ。


その9:
各種大会を楽しむ
Jリーグの他に、プレナスなでしこリーグや、ナビスコカップ、天皇杯といった大会やFIFA コンフェデレーションズカップと様々な大会にも興味がもてると思います。

その 10:
Superプレイを理解する。
サッカーは、得点そのものはなかなか入りませんので野球ほどあまり流動的ではありませんが、野球とはまた違った面白さをもっています。
その一つはいつでも攻撃が切り替わることです。そして、なかなか入るものでもないですが、得点だっていつだって入る。90分間なにがおこるかわからない。野球の2アウトからと同じです。
のこり5分あれば3点差はなんとかなったりすることもあります。その名場面にたちあえたときの感動はいつまでも人生の記憶に残ります。
また、ありえないほどの精度が飛び出し、連携があったり、個人技があったり、奇跡的なゴール。ドラマチックな展開はやってきます。
Jリーグもこの20年、数知れない名場面を作ってきました。逆転につぐ逆転。番狂わせ。伝統的な試合もあります。芸術性のたかいキック。
まだまだもってます。


その11:
サッカー界の取り組みを知る。
Jリーグは日本人のサッカー力を高めるために組織されたといっても過言ではありません。世界レベルになるための様々な努力もしています。
2013年はプラスクォリティーという取り組みをしており、日本サッカーの審判団では、プレイ中の意義申し立てを減らし、オンプレイ時間を長くし、よりサッカーを楽しんでもらうための取り組みを実施しています。
審判も世界クォリティーでなければ、日本では勝てても、世界では通用しないということになりかねません。世界でも選手が活躍できるように、より厳しいときには厳しく。より激しいときには激しくあたれる
強いプレイのできる環境を提供しなければなりません。
そして、若い人たちがサッカーへ魅力を感じるという、そのような構造にならなければならないのです。
野球界で高校野球に夢があるようにサッカーも高校サッカーでクラブユースで夢のある選手育成が必要とされています。
そして野球と同じようにサッカーを愛する人たちが増えなければなりません。
Jリーグ以前は社会人リーグでしかなかった状態です。働いている合間の活動ではなく、プロとして自覚し、世界に向かって突き進む時代を築こうとしているのです。

スポーツは娯楽ですが、世界で楽しめる娯楽は多くの人で共有し、日本人の活力にしていけるなら
それは素晴らしいことです。

音楽が人の心を、映像が人の心を動かすように、あらゆるスポーツもまた人々を感動させる立場でありつづけなければならない。

20周年の今年は記念球◎adidas TANGO 12 Kotohogiが使われています。
あの赤いボールにこれからのサッカー界を託します。