AP過去問 令和6年度秋期 午前 問8
問8(問題文)
RISCプロセッサの5段パイプラインの命令実行制御の順序はどれか。ここで、このパイプラインのステージは次の5つとする。
①書き込み
②実行とアドレス生成
③命令デコードとレジスタファイル読出し
④命令フェッチ
⑤メモリアクセス
ア ③、④、②、⑤、①
イ ③、⑤、②、④、①
ウ ④、③、②、⑤、①
エ ④、⑤、③、②、①
回答・解説
RISCプロセッサの典型的な5段パイプラインの命令実行制御の順序は以下のようになります。
- 命令フェッチ(IF: Instruction Fetch)
- 命令をメモリから読み出す。
- 命令デコードとレジスタファイル読出し(ID: Instruction Decode)
- 命令を解釈し、必要なレジスタ値を読み出す。
- 実行とアドレス生成(EX: Execute)
- ALUで演算を行うか、必要に応じてメモリアクセスのアドレスを計算する。
- メモリアクセス(MEM: Memory Access)
- データメモリから値を読み込むか、値を書き込む。
- 書き込み(WB: Write Back)
- 実行結果やメモリから読み込んだ値をレジスタに書き戻す
したがって
ウ ④、③、②、⑤、①
が答えです。