尊徳女王
用語
神国(シンコク)
- シルラのこと指す別称。
国仙(ココソン)
- シルラで一番高い武術を身に着けているものに与えられる称号。このドラマではムンノ公。
セジュ
- 王にかわって政治を行う権限を得ているもの。
伽耶(カヤ)
- シルラの吸収されやや低い伽耶人はやや辛い立場
復耶会(フクヤカイ)
- 80年もの間、虐げられた伽耶に政権をもたらそうと企む伽耶の一部の人によって組織されている会
花郎(ファーラン)
- 王女が指揮する部隊の長で十部隊くらいある。部隊の事を指す場合もある。それぞれの部隊の区別のひとつとして色によって分けられている設定。主人公の味方は青色と黄色が主になる。赤や紫はヤバい。水色あたりも暗躍している。
郎士(ナンド)
- ファーランに属する武士をさす。
批才(ヒジェ)
- 腕比べのことで、木刀やら寸止めやらでファーラン同志が競い合う。知力の腕比べも存在するし、真性ヒジェは、真剣でマジの殺し合いになる。
和白会議(ファベクカイギ)
- 全会一致でないと可決しない。国の食糧や政治の方針を決める会議。
概要
神国しんこく(新羅シルラ)では、双子が生まれると聖骨男子ソンゴルダンシが絶えて…という言い伝えがあるという設定で、王の双子の妹であったトンマンは捨てられて侍女のソファって人と一緒に暮らしてたんだけど、トンマンは自分が何者かを知るためにシルラへ戻るというところから物語は始まる。一方で、ミシルせじゅという人がシルラの王をあやつったり、殺したりしながら、シルラを統治していて、王様はトンマンの姉にあたるチョンミョン王女もミシルを恐れて逃げ出して子供を産んだりするようなそんな状況。チョンミョン王女も外出中にミシルから暗殺の標的になったしトンマンも実はずっと狙われていたりしている。そしてチルスクという男が剣の達人でトンマンを狙っていた。国仙のムンノ公はミシルが捨てた子のピダムを弟子にして放浪をはじめていた。トンマンを侍女とにがしたときと同じくだ。ミシルは双子がうまれたことを知っていたから、いなくなったトンマンはチョンミョン王女が殺したのと同じだとチョンミョンに囁いたりと意地の悪い人だ。そして、ミシルは天意を知るものとしてずっとシルラを統治していて、大きな力をもっていたといっても天意なんてものは存在せず、学者が天体を観測した結果を王室内で情報操作し民をだましているだけなのだ。そしてトンマンはかえってくる途中、ついにチルスクにみつかり死にかけるがなんとかいきのびる。さらにムンノ公に会えば自分が何者かがわかるとおもっていたトンマンはひたすら都にいるとされるムンノ公をおいかける途中で、ンマンはチュクパンとコドという二人組の詐欺師にムンノ公の居場所を教えるという嘘を真に受けて金を奪われる。その代わりにチュクパンがユシンという子供の武士から盗んだ金章をトンマンに渡してしまう。そしてトンマンはムンノ公の嘘の居場所でチョンミョン王女に出会う。そこでも暗殺者に狙われて殺されかける。ムンノ公がいるとされているお寺にかけつけたときもムンノ公はミシルに狙われていたっぽくって大量の死体が寺に横たわっていた。ムンノ公はそれで放浪しているといってもいい。そして、姉妹の中だということを知らないまま、暗殺者から逃げる途中でチョンミョンとトンマンは次第に結束を固める。そして、暗殺者の顔を見たし、ミシルの手下のポジョンという武士が弓にあたってけがをし、治療する。そして王女は逃げる途中がけからおちてトンマンとはぐれるがトンマンからもらった金章がもとでかろうじてユシンという花郎に確保(保護)され、ソラボル(都)に戻る。そして王女はユシンを自分の護衛の花郎に任命する。ユシンは幼くまだまだ未熟で弱かった。トンマンもチョンミョン王妃もまだまだ幼い子供だった。トンマンは弓でけがをした武士の一味がムンノ公のことを話していたので居場所をしっていると思いなんとしても助けようと金を準備しようとする中、ふたたびチュクパンとコドに出会う。金を返せというがもうつかったというチュクパンは金はないから治療だけはしてやるとして、弓を抜いたりの治療をする。そして、その武士の捜索にお金がかけられていることを知り、取引しようとするが、お金の引き渡しと武士の交換の場に現れたのはミシルだった。ミシルの存在をしっていたチュクパンらは金もいらないと逃げ出すが命を狙われる大ピンチに陥り捕えられるが、トンマンが城門でユシンをみかけチュクパンとコドをたすけて欲しいとすがる。一方でチョンミョンも暗殺しようとしたものの中にポジョンという男がいたということをミシルにイイ放ち、ポジョンは怪我をしていないはずだ、いないなら罪を問おうとした。が、ポジョンはミシルの前に何食わぬ顔で戻って来ていた。そして、トンマンが武士がけがをしていたことも知っていると言うとミシルとは別の部隊にあるヨムジョンという大等にそのことをミシルたちのまえで証言させた。ポジョンを指差したり暗殺しようとしたものらの顔を見たと証言し、ミシルの立場を危うくさせるが、証拠になる暗殺者は自分はここまでと自害しミシルの罪を闇に葬る。ミシルは手ごわい。ここからユシンの鍛錬の人生。トンマンやチュクパン、コドはミシルの悪の手から逃れるためユシンと共に訓練をする人生を歩み王家とミシルの戦いが始まる。
概要以降の物語の流れ
チョンミョン王女がユシンを王女直属の部隊に指定する→トンマン・ユシン・チュクパン・コドがヨンファヒャンドというファーランの中で訓練して強くなっていく。→ミシルがお寺にいる格物師とやりとりする→ミシルがサダハムの梅を受け取り月食の出現を民の前で予言する→ミシルの権力が強くなる→トンマンが自分の正体を知ろうとする→双子の子だとわかる→伝説でソンゴル男子が絶えるといわれているので王様の立場が悪くなるため逃げろと言われる。→逃走中にムンノ公の弟子であったピダム(ミシルの子)に出会いミシルの手先からずばぬけた武術でいろいろ助けてもらう。→王妃がトンマンにチョンミョンと同じドレスを与える。→チョンミョンがトンマンと間違われて毒矢で撃たれる→チョンミョン王妃死ぬ。→トンマンがソラボルに戻る。→大師の存在を知り日食のことを聞くかわりに民に格物を公開する宣言をする。→ミシルを欺き日食を予言したトンマンが王女になる。チョムソンデ(東洋最古の天文台とされているが真相は不明)という天文台を建設する。→トンマンの育ての親はホントは生きていて再開する。→ムンノ公はピダムの事をよく思っていない。→ムンノ公取り仕切りでプンゴルピジェというファーラン最強決定戦をやる。→ピダムが急きょプンゴルチュピジェに参加し決勝まで残る。→ピダムの攻撃が八百長と言われ、チルスクの10回の攻撃の内で一回でも返せればユシンの勝ちというルールでチルスクにうちかってユシンがプンゴルチュになる→チュンチュの部下でありながらムンノ公とサンカンイットウ(百済・新羅・高句麗の統一のための戦術)の書を作り上げたヨムジョン(資金と兵力をかかえている)とチュンチュ公(チョンミョン王妃の息子)がソラボルに来る。→ピダムにサンカンイットウの書をあげることはできないというような話をする。→ムンノ公がユシンにサンカンイットウの書を渡そうとする。→ピダムとムンノが書を取り合って戦う。→ピダムと戦ってる隙にヨムジョンがムンノを毒針の吹き矢でムンノを殺してしまう。→ヨムジョン曰く、サンカンイットウは俺のものでもあるのに、ぜんぜん知らないやつの手に渡るのが許せなかったらしい。→ピダムはヨムジョンを顔を切り付け怒る。→チュンチュがサンカンイットウの書を破いて折り紙を作る→ピダムにチュンチュが怒られる→全部、順番通りに戻す→チュンチュはトンマンにチョンミョン王妃のものに触れるなと怒る→ミシルはチュンチュを仲間に引き入れようとする。→王を決める会合でチュンチュでもユシンでもなくトンマンが王になると言い出す。→貴族がコメの値段を釣り上げる→トンマンが国の飢饉に使う米と兵糧を出し入れしてコメの値段下げる→我慢できず米を安値で売る→国が儲かる→ミシルの親族は損をする→貴族の既得権益を潰し民に土地を与えようとする→設けたお金で農機具を作り納税ですべてのコメを取り上げられたミシル親族(ハジョン)領の民に土地をあたえるので頑張って開墾してみろと希望を与えるが、裏切られる→領地の頭をトンマンが処刑する→トンマンは同じやり方を貫くと決める→ファベクカイギで租税改革案を提示するがミシル側の一人だけが反対し満場一致にはならず、民が優遇される案はとおらない。想定範囲のトンマン。民はミシル側の一人にだけ失望するが、ミシル陣営が反対しようとしていることを隠しきられる→ミシルにやりとされる→ファベクカイギの満場一致制を取り消したらどうかという決議を追加する。→これにはたまらず、本心を出すミシル陣営。反対票多数で可決せず。→民はファベクカイギが意味の無いものだと悟るというのが、トンマンにとっての成果となる。→伽耶が迫害されユシンがミシルにとりいられる→ミシルの親族とユシンが婚礼をあげる。→チュンチュも婚礼をあげる→チュンチュはミシルをあやつっているつもりだったが使われていたことに気付く→なんやかんやでトンマンが王になる方向でチュンチュとユシンとアルチョンとピダムとで協力する。→ミシルが王になりたくなったみたいで謀反を起こす。→ミシルが王の玉璽を奪おうとする。→ソファが玉璽をもって逃げる。→ソファがチルスクに捕まる。→ミシルの部屋に閉じ込めらるソファ→ミシルの大事な書を奪う→チルスクが玉璽の持ち主に気付く。→ミシルが玉璽をつかってソラボルを支配下におく。→トンマン逃げる→チルスクらがおってくる→おいつめられたトンマンはソファを身代わりに第一陣の殺害時にソファを相手の格好にみせかけて突き落す。そして逃げる→チルスクがせめいるがトンマンがいないので、さっきのがおとりになっていたことに気付くがソファは逃げはじめる。→チルスクはおとりのソファにおいつきトンマンだとおもって殺すがソファだった。→ソファはおとりになる前にトンマンにミシルのもっていた書を渡す(チヌン大帝(前の王)によるミシル暗殺をソルォン公に宛てたもの)→ソファ死ぬ→トンマンがこれ以上の犠牲は出せない。逃げれないとソラボルに乗り込む。→ミシル驚く。→最大兵力のチンジュ公を味方に引き入れる→とらえられたキムソヒョンとヨンちゅん公ふくめて、トンマンへの尋問を行う。→トンマンらがソラボルを攻め王を奪還しミシルの謀反を明確にさせる→トンマンの予想通りでミシル逃げるとみせかけて、中央突破で逃げ切る。→ミシルらは大耶城(テヤジョウ)に籠る→ピダムがトンマンからソファにもらった書を隠れ家の村の木の下に埋めたから、取って来いと命じられる→ピダムは書の内容をみて母親がチヌン大帝に処刑されかけていたことを知る→トンマン側がテヤジョウに流れる川水をせき止めて、水攻め+毒流し攻めをすることを考案する→ミシル側の兵がその噂だけで混乱し、陥落寸前になる。→テヤジョウにピダムがトンマンらにも言わずひそかに潜入する。→ピダムが母親であるミシルに対して、なぜ隠して、このような書を残していたのかを聞く。→わたしを殺そうとしたチヌン大帝から逃れてピダムを捨てて、守り抜いたことを暗示させるミシル→ミシルの最後の策略であるわが子に王になれと託す気持ちを汲み取る→そして、ミシル側が降参し白旗を出す。→ミシルの部屋に行くとミシルが毒薬を飲んでいて、ミシルは自害する。 →白旗をみたピダムは我先にミシルの元へと走る。→ミシルから最後の言葉を聞き決心するピダム→トンマンらがミシルの遺体と対峙する。→ピダムとユシンとチュンチュとトンマンによる政治が始まる。→トンマンは王女として任命される→人事を決定するトンマンはユシンを軍隊の総長といえる大将軍(サンデグン)に任命し、ユシン軍の中にコドが入り、役職を担う。→チュクパンはチュンチュにつく大等(デドン)になる→ピダムはサリャンブという調査機関で王女直属機関の長になる。→トンマンはミシル側だったソルォン公、セジョン公、ミセン、ハジョン、ポジョン郎らをミシルのやり方を知る特別な人材としてサリャンブにしてピダムと一緒にはたらかせる→ヨムジョンはピダムにつく→ピダムが伽耶のしいたげられていた思いから復耶会が存続しつづけるだろうという思惑を巡らす。→アルチョンは軍隊の一員として要職につく。→ソルチとウォルヤが復耶会の活動を内密に存続させていることが判明する。→ユシンはご立腹だが、ソルチやウォルヤはいう事を聞いてくれない。→それを利用されてピダムがユシンが復耶会を容認しているような報告を王女にして、不安をあおる。→トンマンは怒るがユシンのことを信じている節はある→チュンチュもピダムの策略だとトンマンに提言する→取り調べがきつくなってきたソルチとウォルヤは逃げ出す。→ユシンは牢屋に捕えられたままとなる。→ユシンは流刑になるが移送をピダムが復耶会だらけにして逃げやすい状況を作る。→ソルチとウォルヤが案の定ユシンを逃がそうと現れる。→そしてユシンはソルチとウォルヤにつれられて逃げてしまうが、ソルチとウォルヤを伽耶を捨てろ清国の補佐役として伽耶の民を活かすことが王女がなくなった後も伽耶の民を迫害からとおざけてシルラの一員として幸せに過ごせるひとつの方法であり、サンカンイットウを伽耶が先陣をきってなしとげてこそ補佐役として認められると説得するが、聞き入れてもらえず、別離する。→ユシンはソラボルに戻り処罰を受け入れるとトンマンに願う→トンマンはユシンが伽耶を特別扱いせず、王になろうともしていない信頼おけるものだと確信するが、体裁もあって投獄する。そしてあらためて流刑になるユシン→だがトンマンからペクチェ(百済)の密偵として状況の把握を依頼する→攻め込んでくる予定があることを知るユシンらは、ペクチェの伝令のスパイとなり、ペクチェの作戦を知るがペクチェの作戦書が書かれた書をペクチェの王様に伝えるという役割のやり方が間違っていたためバレる→大戦闘になるがウォルヤとソルチが助けにくる。→ウォルヤとソルチとユシンが一緒に戦っているところをピダムにユシンの監視の命令されたポジョンらが見つける→そして、ユシンは難攻不落のテヤジョウがたった3日で陥落されるような作戦をペクチェ軍が遂行しようとしていることを知る。→ユシンはポジョンらによってまた捉えられ投獄される。→トンマンらはユシンが送った伝令によってテヤジョウが攻め込まれる可能性があることを知る→ピダムがトンマンにユシンを捕えたと告げる→トンマンはユシンのペクチェ視察はわたしの王命によってなされたものだとピダムに怒る→ピダムはトンマンに恋していることにより、権力を得ようとしていることを悟るトンマン→トンマンがピダムを否定し始める→ピダムはなんとか手柄を立てようと画策する→ユシンはテヤジョウがやられてしまうと心配するが、黒という名前の兵士がおらず、嘘付きとして重臣らが極刑を懇願し始める。→ユシンがどうしてもテヤジョウの侵攻を食い止めたいとピダムを説得する→ピダムは役に立ちたい一心でついにユシンが本当のことを言っていると信じてみることにより、テヤジョウが黒へんに今と書く名前の武士が密偵だと気づく→だが、テヤジョウが陥落するという情報が入ってしまう。→一日もあればソラボルに侵攻されてしまうという状況になって、ユシン軍を動かさねばヤバいという状況になるがユシンは投獄中。→ピダムがソルォン公をユシン軍の指揮官にすれば良いと進言する。→ユシンは派閥あらそいをしている場合ではない投獄されたままでも仕方ないからユシン軍としてしっかりソルォン公の指揮に従えと言う。→とかいってるうちにテヤジョウは(黒今)という文字から始まる密偵によって城門があけられ、あっさり陥落する。→ソルォン公率いるユシン軍はボロボロになって都に戻ってくる。そしてソルォン公はユシンに敵には赤い兜の素早い動きをする遊兵がいるので気をつけろと文書をのこし、ピダムにはもっと大きな夢を見ろと伝え、都に戻ってから息を引き取る。→ユシンはピダムになぜこうなったのか考えた結果導きだし作戦を伝える→ピダムがトンマンから信じているといわれ、ちょっとやる気になる。→その裏でチュンチュとトンマンでフクヤカイを説得し、勅書まで書いて、伽耶とシルラを分け隔てるような資料をすべて葬りさると伝え、伽耶とシルラは共になり、同じ条件でシルラ人になるのだと伝える→なやんだすえソルチとウォルヤはトンマンの意見に従う。→そして、ユシンの罪はなくなったので、ユシンをサンデグンに任命し、すべての指揮権をユシンにあたえる→しかし、ペクチェの赤い兜にソヒョン公の軍隊がかなりやられてしまう。→赤い兜の軍団の動きを封じるためユシンが作戦を立てる。そして泥道を赤い兜の集団に通行させてから追い払うと次にとてつもない速さでにえげていった方向とは違う方向から攻めてくる赤い兜を確認する。この時コドと赤い兜が直接対決するが丸太のりょうはじをつかみあった両者が丸太を振り回しあい、力比べになるが、コドが丸太ごとぶん投げられ、力の差を思い知る。→ユシンはあとからきた赤い兜の兵は足元がよごれていなかったことから別々の部隊であると悟る。→おなじようにユシンも二人いるかのように返送し、相手を混乱させる作戦に出て、ユシンの居場所をしめす基地をペクチェ軍にしらせて、おびき出す。そして基地に攻め入ってきたペクチェ軍だったが、テントの中には誰もおらず基地はからっぽだった。→そして、ユシン軍の弓矢による総攻撃を実施される。足をつかって弓を弾く長距離被弾の弓矢に相手は混乱し、かなりの戦力を失わさせることに成功する。そして一気に決着をつけようとするユシン。→ペクチェ軍は兵力を失うが退避して逃れる。→ユシン軍勝利→清の使臣を使って、トンマンからピダムの王を変えるように仕向ける文書がとどいたと嘘をつくことを思いつくヨムジョンら→そして、清の使臣らを閉じ込め、本当に皇帝がそういったのか確かめよと命じるトンマン。閉じ込めた使臣と話、作り話であると確信するトンマン。→分が悪くなったピダムの一味はクーデターを起こそうと画策し私兵を集める→これらの動きを封じ込めたトンマンらはピダムの一味を謀反の罪で捕まえようとするが、ソラボル内の近くの城を占拠する。→ピダムがこの謀反関わっていないことは分かっているとして、トンマンは都を一度離れろと命令する。→ユシンらは東西南北すべての方向から攻め城を撃破する。何人かのテドンとピダムは逃走する。→そして、再会したときには一緒にそこにテラをかまえて余生を過ごそうという文書を送る→その後ピダムがこの謀反に関わっているらしい情報をトンマンは知る→ヨムジョンがピダムを陥れるためトンマンに仕える王宮での仕事をするものを買収し、ピダムを襲わせて、トンマンがピダムを殺そうとしたと思いこませる。→トンマンがピダムにあてた文がチュクパンによって届けられる。→ピダムはトンマンの元に向かう→しかし、もうすでにピダムには首謀者の疑いがかかっていてピダムは処刑するように通達が出ている。→ピダムは多くの兵をなぎ倒しながらトンマンの元へ向かう。→最後の最後で弓矢により総攻撃を受け、ピダムは満身創痍で、トンマンの元へたどり着くも息果ててしまう。→ピダムもトンマンも本心では一緒になりたいという気持ちになっていたし、誤解だとわかっていたが、ピダムがいる限り、ピダムの勢力はなんどでも結束して立ち向かってくることを思い知らされたトンマンはピダム殺害の命を曲げなかった。→トンマンは心労がたたり倒れる→空と地の境界が見渡せる場所に行きたいといい例の崖へ→ユシンとトンマンは会話をする。三韓一統はユシンの手でやり遂げてほしいと告げる。そして、こうもいう。あのときユシンといっしょに逃げようとしたことを覚えているか?また一緒に逃げてくれないか?とユシンは戸惑う。トンマンはそうだなという目つきで境界を眺める。→何も手にすることはできなかったことを深々と考える。そして、先日、久しぶりに見た夢の続きによって、子供時代に都で突然抱きかかえられて泣いて話しかけた人物が居たという話をする。何度も何度もみた夢だった。そしてついにその人物が分かったのだと言う。→ユシンはソファ殿ですか?それともチョンミョン王妃ですか?と尋ねる。しばらくするとトンマンは例の崖でやすらかに息を引き取る。手が椅子の肘掛けから落ちてしまう。ユシンは涙する。そして、夢の人物のシーンになり→一人の人物が小さかったころのトンマンを抱きしめる。そして振り返るとそこには大人になったトンマン自身がいた。これからおこるであろうことは辛く険しい、そして何も手にすることは無い。だがそれでも耐えて耐えるのだと思いを馳せるトンマンの顔で、この物語は終わる。
感想
壮大な物語だと思う。戦闘のシーンも規模も大きい。これをいかに安く映像化するかという点に注目できるよいドラマだった。次から次へと繰り広げられる困難の連続は長編ドラマにして飽きないよくできた構成になっていると思う。物語の本筋とは関係ないところで、ちょっと気になるのは、ムンノ公の死は、誰にも知らされることなく物語が終わってしまい、誰もムンノ公を思い出さないところだったり、途中で王様が病気で亡くなるが、妻の王妃のマヤとかいうトンマンの本当のお母さんが、王様の病気で亡くなったあとから顔をださなかったり、ソファとチルスクの思いがあんな形で終わらせる必要はあったのか?と思い悩んだり、ピダムのミシル悪遺伝子はなぜそんなに暴走するのかというくらいミシルの死後の変貌ぶりなのにトンマンがピダムに思いを寄せていく意味があまりわからなかったり、同じ境遇だと言うだけでそこまでトンマンが思いやるという設定がちょっとバランスが悪いと感じたりするという点ですね。
音楽はよくできていて、こういう音楽が前面に押し出されるドラマは日本でもやっていたし、人気があったと思っています。もっとやっていいですね。こういう音楽で必要以上にお金を搾取しようとする日本の権利欲が、音楽がドラマの中で主体とならなくなってきたりする原因になっていたりするのかもしれない。ほどよくやらないから経済が回らないし、仕事も回らない。いろんな作曲家が日の目をあびていいと思います。ひとりの音楽家が音楽界をまわそうとするから、だんだんつまらなくなったりしていってるのではないでしょうか。みんなで音楽を切磋琢磨してよいものにしていって、それでドラマとかの映像と融合したりが噛み合うのです。音楽単体では力不足だし、ドラマの映像と脚本だけでも力不足なのだから、映像制作と脚本と音楽がぐるぐるとよい回転をするようなシステムが音楽家や脚本家、映像制作グループ集団とで力を合わせることのできる流れが必要だと思います。