アンフェア the end

提供:yonewiki

映画に戻る。

概要

 この作品はもう上映終了している映画館も多くなってきている映画ですので、かなり、あらすじにも触れるかもしれませんが、紹介すると、上映直前のテレビ版アンフェアスペシャルドラマの続きにもなっているので、ネイルガン殺人事件で主人公の元夫が亡くなっているという設定は受け継がれています。ついに警察内部の不正の核心に触れるデータを手にした主人公の復讐が始まったという感じで幕開けしますが、そのデータをどのように活用するべきかについて悩むところから始まります。亡命でもなんでもして、一気に海外メディア事実を打ち明けて公にだしちゃえば、この映画は終了していたと思いますが、そうなる前に使える奴・活用できそうな人物が現れるというところにいきつきます。あまり信用できない人で、アンフェアスペシャルドラマで敵側だとわかった上層部をぶっ殺し、主人公の仇を代わりに実行してしまったという容疑者で、オレはやっていないといいはり、主人公になら話せるとコンタクトします。そして、警察内部のでっち上げで自分が捕まえられたと説明し、なかなか信憑性のある話をしてきたり、流石にこの情報はホンモノじゃないと知らないだろっていうような内容のことで主人公は彼の警察の悪の組織を壊滅させようとする決意を少し信用しながら、何度も何度も試す。無理やり被疑者を連れ出す主人公は、警察組織の格好の的になり、いつも死と隣り合わせの状況でハラハラする。危なすぎる。死ぬと誰も代わりに仇なんてとってくれる保証はなくなった状況で、ガンガン危険に向かって行きます。見つかったら即、仕留めるという勢いだし、結局、いったんは捕えられたりして、被疑者をどこに隠した?と問い詰められ、最後の最期で協力してくれた科学捜査係の同僚も道連れになり、目の前で仲間を殺され、娘を遠隔で狙われ、ついに白状する。そして殺しに行けと言われて、殺しに行くと言う、こんな任侠映画みたいな展開あるのか?という展開で被疑者を撃ちに行く。だがそれはフェイクでまたまた大脱走。そして、結局、被疑者君もつかんだ膨大な警察の裏情報とをあわせて、亡命して、世界に広めると言う。だから、最初からソレを主人公がやっとけば、まるっと解決してたじゃん的な感じでしたが、次は昔からの主人公の愛人で前回のスペシャルで完全に怪しくなった人物。愛人さんがみかたになって逃がしてくれる。つうか誰が仲間なんだコレっていうのが続く状況で誰も信用できないのに、また、主人公はその優しさに触れては味方だと思ったり、かと思えば、被疑者君がだしてきたデータから愛人さんはやっぱり、主人公の父を殺した黒幕で、銃を突きつけあう。いつでも殺される状況だよコレ。ハラハラっていうか矛盾さえ感じる展開。もし、こいつらが敵なら、いつでも主人公を殺すことは出来たはずっていう、そういう脚本の矛盾が存在するんじゃないかって思える展開。だったら今、主人公が殺されないのも主人公の事に肩入れし始めた感情って奴があるのか?っていう理解が必要になる。いやはや、こんなシビアなミッション遂行中の巨大な悪の組織の一員が、その程度の事で主人公を仕留めることを厳かにするとは思えないし、と、まぁ裏の話をいろいろ詮索し始めると、こういう下世話な思考の持ち主はたいていドラマ好きに嫌われて、黙って、見てろバカと言われかねない。全てを受け入れろ。これはドラマだ。いや映画だ。いやいやそういうことではなくて辻褄が…うっせ!ということになる。


 そして、衝撃のラストに向かって一直線。演出は映画の最初のシーンとループさせる展開になって、まぁそういうことだなっておもったら警察データが、海外に放出されてたりする。なんだったの、ここまでの残虐なアクションは?!っていう衝撃のラストと微妙なつじつま合わせを解き明かすエンドロール。いやいや。それだけでは説明が不足していますよ。


 ちょっとちょっとお兄さん、なんですの?説明してよ。状態だけど、まぁそういうことらしい。


 というわけで、そういうことらしいという感情を抱いたまま。映画館を後にするのでした。迫力満点。ハラハラ度は超絶級のありえなさ。映画館で見る価値は、あったと思える作品でした。コンピュータグラフィックスを駆使したカット割りが最高ですね。細部までのこだわりを感じるところにこの映画の価値は見いだせるし、見てよかったっすね。みんなはまだ見てないならもう見れないかもです。

 

映画に戻る。