アボガドロ定数
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概要
炭素という原子は記号
になる。正確には最近定義された
なんで、こんなややこしいものを定義しちゃったんだよ~。ってなりそうですが、ある程度の種類の物質を温度とか圧力とか状態を無視して体積の議論をせずとも、まとめて考えたいときに扱えて便利とかそんな感じです。だから?ってなりそうですけど…
これを、うまく利用するには、
- 原子番号表の原子量(原子量がのってない周期表はこういう計算をするときには使いにくい)
- 分子を扱う場合は、その分子の元素記号表記と分子を構成する原子の個数
が必要になります。
したがって、物質量自体もなかなかあやふやなんすけど、今の時点(現時点)でわかっている分子や原子の物質量こそが1molであり、1molに対しての原子あるいは分子の個数は およそ
化学反応を利用する業界や料理で反応に必要な分量が分かるのが、アボガドロ数あたりの質量から導き出せるということです。必要最低限の材料を揃えて仕入れるという無駄のない化学のなせる技。
例えばの話をしよう!
水分子(
水素分子(
水素原子(
酸素原子(
こんな感じに考えていく。
1molあたりの重さg(グラム)はモル質量と呼ばれていて[g/mol]という単位を使って表すので、水のモル質量はおよそ18[g/mol(グラム パー モルあるいはグラム毎モル)]です。
ということは、ですよ。
180ccの水は1合で1ccが1gです。水の場合は1cc=1gで計算しやすい。ですから、1合の水をお米の計量カップに入れたとき、「あーこのなかにアボガドロ数
凄くない?
?そうでもないか
ひたすら、およそという表現がつくくらいなら、そんな計算やめてしまえ!と思うかもしれない。だが、そこはじっとこらえて、およその話をしたいんだ。そうなんだ。およそでもいいから、まとめてしまいたい…
切実やなぁ。アボガドロ定数。泣けてくる。
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