Qt Tech. Qtプロジェクトファイル(*).proからMSVCプロジェクトファイルを生成する
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概要
QtをなるべくVisualStudioで操作したい場合は、Qtコミニティで広がるQtCreator向けのプロジェクトから、VisualStudioプロジェクトファイルを作りたい!と思うモノです。それって大変なんじゃ?って思っていた時期もありました。
Qtが提供するqmakeコマンドは、その夢のような(?)ことを実現できるのです。案外簡単です。以下のようなコマンドを実行するだけです。
qmake -r -tp vc C:\xxx...xxx\xxx.pro
みたいなコマンドです。引数の-rはサブフォルダの中も再帰的に処理するという意味です。-tpはその後ろに書かれたテンプレート名(この場合VisualStudioC++(vc)ってこと)の値で置き換えた値のものに上書きするという意味です。
上記の手順でVisual Studioで扱えるプロジェクトが生成されますが、残念ながら、あまりうまく変換出来ていません。サブシステムエントリポイントの設定が雑だからです。生成されたプロジェクトのサブシステムエントリポイント設定はConsoleになっています。Consoleの設定でも、Qtライブラリの仕組みによってアプリケーションウィンドウが立ち上がりますが、同時にConsoleも起動してしまいます。
無駄に立ち上がるコンソール。これが変換によって生成されたプロジェクトの欠陥です。消すには、わりかし面倒な手順が必要となりそうです。管理人もまだ確かめていないのですが、新規でQT VS ToolsでQt Window Application Projectを作るとサブシステムエントリポイントはWINDOWアプリケーションになっています。プロジェクトのプロパティもちょっと複雑な構造になっています。つまり新規で作ったときに出来上がるプロジェクトのひな型と同じ形にしないとサブシステムをWINDOWSアプリケーションには出来ないということです。
複雑だな。今度時間があったら変換後にコンソールが起動しないようなプロジェクトの設定方法について調べてみようと思います。
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