ブギーポップは笑わない

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概要

 難解なアニメとしか、言いようが無い。紐解くと面白い。不気味の泡を意味するブギーポップは主人公の宮下藤子?の体を借りて現れる世界を見ることのできる意識のようなものでしょうか。そして、中学生達が、とんでもなく大きな世界の危機に操られて、事件に巻き込まれていく。文学作品のいくつかをもじったようなキーワードが多く、そこから正体を想像することもできる内容になっていて、知らない人からすると、何のヒントにもならない。そして難解な集団意識のエコーズというグループと、エコーズを支配しようとする悪の意識のマンティコア。あまり聞きなれないキーワードをもとに中学生達が事件にかかわったり、解決していこうとしたり、恋をしたりする物語になっています。ブギーポップが現れた時の言葉がカッコいい。「僕はxxxで世界はxxであってxxxではないのさ。」みたいな語り掛けが要所要所でみられる。ときどき、ブギーポップ自身が悪に制裁を下すけれど、本質的には、現実世界に存在する人々自身が決める問題だという立場。世界を救う存在でありながら、世界を救わない。ある意味では世界を俯瞰するような癖のあるキャラクターがいい感じ。声優さんの声が人物像とうまく当てはまっている感じがします。一つの事件が壮大なスケールの規模の意思に基づいて起こっているような展開です。世界の危機がおこっては、解決していく。時系列もなかなかややこしい。伏線をはって、回収するスタイルで、謎を散りばめて、一つにして、その一つをまたバラバラにして全体を繋げる。ち密さがあります。ライトノベルの原作の方が面白いという人が多い作品です。テレビアニメにするには難しかったのかもしれません。原作を知らない人には、埋めれない溝もあったんじゃないかなと思ったり、自分の頭が悪いのかもしれませんが、なんとなくしか理解できず、雰囲気が好きで見てました。掘り下げようとは、今のところ思っていません。

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