ガールズ&パンツァー 劇場版 4DX(2回目)
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概要
戦車と美少女を題材にしたアニメの劇場版です。TVアニメもやってたらしいですが、あまり興味がなく見ていません。ですが、アニメで4DXで戦闘モノということで、これは4DXとしては期待できると思い鑑賞させていただきました。
結論
見てよかった。内容は薄いが、映像と体験という意味ではとても素晴らしいものでした。ミッションインポッシブルの4倍くらい4DX体験が出来ました。衝撃が凄すぎてポップコーンを食べながら見るとか、舌を噛んでしまうくらい危険です。煙がモクモクしすぎて、本当の火事と見分けがつかなくなりそうなくらいスクリーン前が煙だらけになったり、はたまた入浴シーンでは泡が出てきて、戦車と戦車やガードレールのような鉄上のものとがこすれると火花が散るようにフラッシュが起こります。戦車の砲身が上下動すると座席も動いたり、戦車そのものが坂道を登ったり下ったりする感じもありました。もちろん戦車が動けば振動がおこります。遠景だとぶるぶるが遠くで起こっているように動作しました。そして砲弾が後ろから放たれると後ろからスゴイ勢いの風が発射されプシュンプシュンとうなります。土煙があがるとなんだか土のにおいのようなものも漂ってきました。戦車が水中にいったり雨が降ったりするシーンもあり、水滴もほどほどに感じられ臨場感が凄かったです。しかも、アニメなのに120分を超える長尺。
そして、登場人物の多さ。声優陣の豪華な事。集めも集めたなという感じです。女の子ばっかりですけど。
でも、劇場の中は男だらけでした。これほどにまで男だらけの映画も珍しい。腐女子はまったくいません。なぜなら男性キャラが極端に少なく。これは…という内容でした。
それに戦車って…そりゃ女の子少なくなるわ。普通に戦車が好きな女の人いるかもしれませんけど、男ばっかりだとわかるとちょっと避けたくなるでしょ。それを察知しての敬遠って奴ではないでしょうか?
内容ですが、爆笑とかはありません。クスリとするくらいのボケがある程度です。シュールな笑いも多い。
4DX体験度で言うと凄いけど、これ4DXとかなくてDVDだったらもったいないっていうか、あまり興味ひかないですね。でも、人気のTVシリーズだったみたいなので、かなりの層の支持はあるんだと思います。
戦車も現代のテクノロジーを駆使して忠実にそれっぽく描かれていて、よく動いているし、よく再現されている。原画は目の上のラインが太すぎるという感じがしました。せっかくかわいい感じなのに映画のスクリーンではちょっと厳しい絵になっています。不自然な感じです。TVサイズがいいかなっていう原画ですね。メカはいいと思います。
自分のようなアニメ初心者にも、内容がある程度わかるように冒頭で説明があったのはありがたいことです。完全にTVシリーズの続きという設定のようです。そこで初心者にも必要な説明として、戦車道なるものです。
戦車道(せんしゃどう)とは!
茶道とか華道とか、武道、弓道とかそういう感じの嗜みのひとつで、女性ならば戦車道を嗜みくらいみにつけておくべきという設定で戦車と美少女が共存する設定です。サバイバルゲームの戦車版という感じで、実弾を放っているにも関わらず、死傷者は絶対に発生しないという無理やりな設定が仕込まれています。安全装置みたいなのが彼女たちを守っているという話です。その割には、わりかし、戦車の乗り込み口あたりから、体を投げ出して指揮をとったりする主人公たち。あぶなくねぇのソレって感じです。
あぶなくないです。アニメですから。そして、サバイバルゲームには二通りがあって、殲滅戦とリーダー戦車を召し取ると勝敗がつくフラッグ戦があるようです。ちなみに撃破された戦車は自動的に白旗があがって、ゲーム離脱となるのがルールのようです。
ちなみにパンツァーってのは、装甲という意味で、今では戦車を連想させる言葉になっています。
戦いのとき主人公は全艦隊(戦車)行進という意味でパンツァー フォー!と片腕を上げます。このアニメの象徴的な掛け声になっています。
このサバイバルゲームの特徴としては、砲身の長い戦車には接近戦が有効であること、砲弾威力の弱い戦車だと何発も命中させなければ白旗があがらないことだったり、戦車によっては走行速度の速さや加速度、旋回半径。砲身回転速度に違いがあって、戦車の特徴がかなり重要なファクターになっているところがあげられます。
内容はかなり薄いので、2・3行でかけそうなので、かきませんが、動きのアイデア、戦車同士のやりあいのアイデアはふんだんに使われていたと思います。また劇中に楽器が使われますが、これがなかなかの音楽で、凄いです。かなりひきたてる存在となっている印象でした。
この設定でしかやれないことをふんだんにやっているし、大洗町を舞台にした現実の世界とのリンクも楽しいかもしれません。
このアニメのこと良く知らない自分ですが、内容がなくてもOKな思いで鑑賞できました。内容は薄いですが、アニメーションとしての工夫はものすごい労力がかかっていることが伺い知れます。
とても良い作品だと思いました。登場キャラクターが多すぎて意味がわからなかったので、思わずパンフレットを買ってしまいました。余計複雑なことになっているなと感じました。声優や監督さんたちのコメントが多くて、作品にはあまり触れられていません。これなら、パンフ買わなくてもよかったなぁと思ったりしました。あまり多くは語る資格もないなと感じましたので、感想は以上です。
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