塗装 スプレーガン アネスト岩田 W-50-136BGC
概要
自動車の塗装用で、非常に使いやすいスプレーガンということで、購入しました。
塗装カップは重力式なので、作業途中でスプレーガン地べたにおいて違う作業をするといったことは、簡単にはできませんし、一度、塗装カップに入れた塗料は使い切るか、捨てるか、別のカップに移し替えるかしないといけないというデメリットもありますが、少量の塗料を使い切るような使い方ができるという手軽さもあります。吸い上げ不良によるトラブルを回避できるだけでも、素人にはかなりの安定したスプレーガンとなります。塗装色を頻繁に入れ替える必要がない車の塗装では、重力式が扱いやすいのではないでしょうか?
空気取り込みネジは添付画像の左下隅の部分にありまして、G1/4 L ネジになっていますので、自分はこれをハイカプラというワンタッチ接続に変換して使っています。画像ではすでにハイカプラを取り付けた状態になっています。その横に取り込み空気量を調整する手動で回せるつまみがついています。購入時の初期状態から触っていません。
塗料吐出調整つまみが銃口の反対側についているツマミで調整できて、その上についているツマミはパタン開き調整ネジになっています。自分は両方とも初期状態で使っています。各種つまみには目安のしるしが、1-2-3-4と放射状に彫刻されているので、使いやすい状態でメモリをどういう状態にしておくべきか、記録しておきましょう。次に使うときも同じ状態で使うことができます。1回転以上うごくとわけがわからなくなるので、良い状態を探すのは大変になります。
必要な空気流量は70L/minで、圧力は0.15MPa程度で使うのが標準とのことです。スプレーガン側には各種状態把握測定器はついていませんので、正確な値を常に把握する必要がある場合は別途手元用のエアツールを取り付ける必要があります。取り込み空気流量はそれほど変動しませんので通常はあまり気にしないで使うと思います。圧力はコンプレッサ側の出力部の計測器を確認するのが通常です。塗料をつけない状態でスプレーガンのハンドルを全開にして、からぶき状態で0.15MPaになるように調整してから塗料を入れます。
自分が使っているSK11 AM15-25というコンプレッサーは最大0.8MPaの25Lタンクを搭載していて、15Lを切るとモーターが始動して再度圧縮空気を蓄える動作をするようです。このガンスプレーを使う分には100ccほどの塗料を吹き付けるのには、コンプレッサーの電源を切って状態、再度の圧縮空気貯蔵処理を止めた状態でも使えます。先に塗料がなくなって0.15MPa出力の圧縮空気があまります。
ちなみにSK11 AM15-25は圧縮空気0MPaからの始動でも5分ほどで0.8MPaまで圧縮動作が完了して静穏状態になります。動作音の大きさは洗濯機以上の音はしますね。部屋でどうしても圧縮空気を作りたい場合には、毛布で軽く包めば隣人からは洗濯機でも動かしてるのかな程度にまで低減できます。