塗装 準備と片付け
概要
塗装をする場所の準備ですが、絶対に他の車(地面や壁、所有物でないもの全てです。)に塗料が付いたりしない場所でやってください。できれば自宅に敷地があった方が良いですが、無い場合は家の近くでも貴重品がそばにない広場がいいです。ひとけの無い場所ならさらにいいです。なかなかそういう場所はないですが、少なくとも数時間放置していても警察から怒られない場所であり、近隣住民の生活の妨げにならない場所である必要があります。
電源のことを考えると部屋から30m以内の人気のない敷地内の幅広通路とかがあればBestです。自宅専用なら全く問題ありません。どうしても遠くになる場合は電源に発電機を利用するしかないでしょう。コンプレッサーとグラインダ(塗装をはがす切断や研磨ブレードを取り付けれる回転工具)もしくはサンダ(やすりをとりつけて横振動する工具)を動かす程度の電力が必要です。30m程度であれば延長コードリールをひっぱれば、電源を確保できます。
自宅でやるにしてもですが、塗料で作業場を汚さないように十分に注意する必要があります。風で塗料がとんでいって汚したりしないように、作業場付近はマスキングや養生をすることが必須です。自分のやりたいことをやるのはいいですが、地域に迷惑をかけてはいけません。
さらに作業時にはコンプレッサーを使ったり、グラインダをうごかして車体にあてたりするので騒音が発生します。音のなる時間をできるだけ短くしたり、出力を小さくして、音が小さくできるように工夫をしましょう。
風の強い日は作業場に風防を設置することも必須になります。塗料が風に流されたりしてムラが発生しやすくなります。塗料が飛んでいくと材料ロスにもなります。わりかし値の張る材料もあるので、風に気を付けましょう。
ガレージとかの倉庫でやる場合には、空気の喚起に気を付けてください。シンナーを使うので、換気を怠ると有機溶剤中毒になります。
レンタルブースとかもありますが、1時間3千円くらいが相場です。都会だともっとすると思いますので、田舎まででかけて塗装するのがよいでしょう。でも、そこまで立派なものを借りると、作業工程全体で、ブース代金だけで2万円くらいはかかると思います。それならば、そのレンタルブースを提供しているプロの方にやってもらっても、そんなに変わらない金額になるのではないでしょうか?
ゆっくりじっくりと塗装を楽しみたい方は、創意工夫で場所探しをして下さい。まずはご近所さんと仲良くして、いついつはちょっとうるさくなりますが、申し訳ありませんというくらいのお互いの了解のもとでやったほうが気持ちいいでしょう。たとえば、ご近所さんが出かけてる間とかの情報を掴んで、その間にやるとか。いや、その情報を掴んで空き巣とかしちゃダメですよ。むしろ空き巣が入らないように見張りますくらいの仲になって下さい。
作業時に出るゴミや残り塗料は燃えるゴミとして出すわけですが、塗料は紙に吸わせるなどして、外側にまで浸みこんでこない程度に包み込んでから捨てましょう。ゴミを一時的に保管する必要がある場合でも車の荷物室に保管してはいけません。どんなに密封したつもりでも有機溶剤の揮発した気体が車内を充満し、中毒になります。臭いもするので気付くと思いますが、一晩おいたりすると内張りとかにしみついて臭いはナカナカとれません。息苦しい車内がしばらくの間続くことになります。やってしまった場合は車のドアをあけて、長時間の換気をするために放置しないと駄目です。盗難にあったりするとかなしいので、換気中はずっとみはっておかなくてはならなかったりして、とんでもない時間浪費をすることになります。自宅の部屋にゴミを保管するのも危険です。せめてベランダとか、窓からぶら下げておくとかして、外にゴミをおかないと、有機溶剤中毒になります。開封済みの塗料の保管にもよく気を付けて、密封されているかどうか確かめてください。密封されていない可能性を考えると真空パックにできる容器とかで包み込んだりして、溶剤が揮発して部屋に充満することを防ぎましょう。
いらなくなったゴミは早く捨てる。塗料のついた器具類(スプレーガンは専用の掃除用用具が1000円~2000円くらい?あるので、それを使うとなおよし!っつうか使わないとスプレーガンの能力低下や思わぬ汚れ塗料噴出といったトラブルにまきこまれやすくなるかもです。)はシンナーでよく洗浄して、塗料汚れをおとして、よくふき取り、シンナー臭のしそうな道具は密封して保管しましょう。普段、生活する空間とはなれた場所に保管しておくと、より安全です。
2016年2月
HR-Vのボンネットを再度塗装するために、以下の道具を買いました。今回はスプレー缶ではなく、スプレーガンで自分で塗装してみようと思います。
- 10cm付け替えグラインダ
- 塗装はがし用グラインダ円盤10cm
- マスキングテープ
- 1mナイロン付きマスキングテープ25m×2個
- 30mコードリール
- 藤原産業 PUMA オイルレスエアーコンプレッサ AM15-25 1.5馬力 流量 70~60l/min 圧力 0.8Mp
- アネスト岩田 小型スプレーガン 極 mini W50136BGC ノズル径1.3mm 空気使用料 79l/min 適切圧力 0.15Mp パターン幅 190mm
- 5mエアーホース
- 保護メガネ
- 塗料は色調調整見積もり入手まで(プラサフ・プラサフ硬化剤・シンナー・2液塗料・2液用硬化剤・クリヤ塗料・クリア硬化剤を購入予定)
- 調合用のカップを購入予定です
- スプレーガン洗浄用器具も購入予定
2016年3月
以下のものを追加購入。
- 塗料
- HR-Vシルバー専用(色調調整済)2液塗料(ウレタン)と専用硬化剤。※シンナー混合も必要。
- シンナー
- 2液塗料用下地プラサフ(グレーと黒の2種類購入。HR-V用の比率で混ぜるそうです。)と専用硬化剤。※シンナー混合も必要。
- 2液塗料塗装後クリヤ塗料と専用硬化剤。※シンナー混合も必要。
- シリコン脱脂材
- 塗料調合用使い捨てカップ1000mlと600mlをそれぞれ10個。それぞれ調色棒付き
- スプレーガン洗浄道具10点セット
あとは、ミラー部分の塗装削りでグラインダーが入り込めない部分用にヤスリとパテとぼかし材とマットブラック塗料を買おうと思っています。
そしたら、ほんと最後は天候とやる気っすよね。これがそろったら作業開始です。全くためしもせず道具をすべてそろえてしまいました。うまくいくのか?甚だ疑問です。もし、うまくいったら、ちょくちょくほかの記事も画像付きで更新したいですね。
さぁどうなる!
ちなみに家の前の駐車場専用通路が広いのでそこでやろうと思っています。こんなとこで勝手に塗装作業すんなよって思われるかもしれませんが、しっかり養生をしてやる予定です。