FL Studio ベースの打ち込み IK Multimedia MODO BASSを使って

提供:yonewiki
2025年7月3日 (木) 14:32時点におけるYo-net (トーク | 投稿記録)による版

FL Studioに戻る。

コピー作品No.001_ハルカミライ_ライダース_制作記録に戻る。

概要

 FL Studioで、IK MultimediaのMODO BASEを使ってベースを打ち込みする手順について説明します。


 IK Multimedia公式サイトの情報はコチラ、管理人はTOTAL STUDIO MAX3.5についていたMODO BASS1.5という謎のエディションを使っています。MODO BASS1.0同様のモデルが使えるエディションで14モデルが使えます。2.0になると8モデル増えて22モデルが使えます。


 まず、MODO BASSのチャンネルを追加します。チャンネルラックからチャンネル追加ボタンを押して、


チャンネルラックからチャンネル追加


 MODO BASSを選択します。


チャンネルにMODO BASSを追加


 FL StudioではルートノートがC5に設定されています。その他のDAWでは大体C3をルートノートにしています。ルートノートはMIDIのNoteNumber60に相当するものを定義することになっています。MODO BASEもルートノートをC3として扱うプラグインです。したがって、FL StudioではC5を押すと、MIDI NoteNumber 60が押されたという扱いになり、VST PluginのMODO BASSに信号を送り、MODO BASSはMIDI NoteNumber60ってことはC3のことね。と認識されC3の音が鳴ります。


 基準のズレがこのような動作を生みます。ん。じゃFLがバカなんじゃないの?って思うでしょ。そこはそんな単純な話でもないのです。ピアノは88鍵盤で一番左はA(ラ)=27.5Hzです。440HzのA(ラ)は5回目に登場する鍵盤です。ImageLineは鍵盤の外の低い音をC0~G#1で現すことにしたのです。キーの表記でB-1のような負数を使わないようにしたんですね。哲学ですね。まぁややこしいことを言い始めてしまいましたが、あまり考えすぎないようにしましょうか。


 A4が440HzのA(ラ)に相当しますが、大体のDAWではC3基準なためにA3が440HzのA(ラ)になります。FL StduioではA5です。


 DAWの種類によってデフォルトの基準ってのは違うってことですね。これはソフトウェア上の表記で音名と負の数というのを使いたくないImageLineの哲学に基づくものですが、基準自体はチャンネルごとに変更できるようになっています。


 チャンネルウィンドウのスパナのアイコンをクリックすると以下のような画面になり、C5がMiddle CつまりRootNoteにに設定されていることがわかります。


チャンネルのルートノート確認


 この鍵盤のC3を右クリックするとルートノートを変更することはできますが、管理人はImageLineの哲学に従って、C5をRootNoteとして扱う方式をそのまま採用しようと思います。なので、C5を押すと、C3が鳴るという認識のままいくということです。


 ベース譜はヘ音記号で、五線譜の一番下と下から二番目の線の間にある符頭がA2の音になります。ピアノ譜ではA1相当です。


へ音記号の音階


 へ音記号はややこしいですが、ト音記号脳の人は、へ音記号の表記の線一個分持ち上げた音が2オクターブ下がっている状態だと思えば変換しやすいです。ぎゃくにト音記号の譜からへ音記号に相当するものはト音記号の表記の線一個分下に下げた音が2オクターブ上でなっていると思えばいいです。ギター譜と同じ音階をベース譜に置き換えたい場合は単にト音記号の表記の線一個分下に下げた音に変換してやればいいです。ギターで弾いて、その音をベースに弾かせるためにはという考え方で表記の線一個分下に下げたらいいということです。楽器が変わればオクターブは勝手に変わるので、オクターブはあまり考えなくて良いでしょう。

 

コピー作品No.001_ハルカミライ_ライダース_制作記録に戻る。

FL Studioに戻る。