AP過去問 令和5年度秋期 午前 問30
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問30(問題文)
DBMSをシステム障害発生後に再立上げするとき、ロールフォワードすべきトランザクションとロールバックすべきトランザクションの組合せとして、適切なものはどれか。ここで、トランザクションの中で実行される処理内容は次のとおりとする。
回答・解説
この問題は、データベースの障害回復に関するものであり、障害発生後にロールフォワード(再実行)またはロールバック(取り消し)を行う必要があるトランザクションを識別するものです。
図より、次の情報が得られます。
■ チェックポイントより前に開始し、コミットされているトランザクション
→ ロールフォワード不要(すでに反映済み)
→ T1
■ チェックポイントより前に開始し、障害前にコミットされたトランザクション
→ ロールフォワード必要(ログを使って再実行)
→ T2
■ チェックポイント後に開始し、障害前にコミットされたトランザクション
→ ロールフォワード必要
→ T5
■ チェックポイント後に開始し、コミットされていないトランザクション
→ ロールバック必要
→ T6
■ チェックポイント前に開始し、コミットされていないトランザクション
→ ロールバック必要
→ T3, T4
ただし、T4については選択肢に登場していないため、T4を無視すると考えられます。
したがって、障害回復時に必要な処理は以下の通りです。
- ロールフォワード:T2, T5
- ロールバック:T3, T6
この内容と一致する選択肢は、エです。
したがって
エ
が答えです。
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