VC PlusPlus:MSBuild RCタスク

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概要

 RCタスクはrcコマンドを実行するようなものです。*.rcファイルからコンパイル済みリソースの*.resファイルを生成します。コマンドで表現すると以下のような処理をするものです。


>rc /l "0x0409" /nologo /q Resource\a.rcconfig /g1 /fm "Debug\x64\a.ja-JP.res" "Resource\a.ja-JP.rc"

 

rcタスクの要素

 rcタグの中で、設定する要素によってrcコマンドの内容が変化します。例えば以下のような要素設定の場合


<Project ...>
  <Target Name="MessageText" AfterTarget="Build">
    <RC
      Source                          ="Resource\a.ja-JP.rc"
      AdditionalOptions               ="/q Resource\a.rcconfig /g1 /fm&quot;Debug\x64\a.ja-JP.res&quot;"
      Culture                         ="0x0409"
      TrackerLogDirectory             ="Debug\x64\a.tlog\"
      SuppressStartupBanner           ="true"
      ToolArchitecture                ="Native64Bit"
      ResourceOutputFileName          =""
      MinimalRebuildFromTracking      ="true"
    >
    </RC>
  </Target>
</Project>

実行内容

rc /l "0x0409" /nologo /q Resource\a.rcconfig /g1 /fm "Debug\x64\a.ja-JP.res" "Resource\a.ja-JP.rc"


 のようになります。ここからは、要素ひとつづつの意味を確認していきます。

Culture

 コンパイルの既定の言語を指定します。地域コードが定義されています。0x0409はLANGUAGE 0x04=LANG_ENGLISH,0x09=SUBLANG_ENGLISH_USつまりen-USを指定するのと同じことです。このコードは400近くも存在します。くわしくはこちらに記載します。VC PlusPlus:MSBuild LanguageID-Tag対応表

 

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