VC PlusPlus:LIB/DLLの生成とLIB呼び出し、DLL呼び出しについて
概要
DLLやLIBを自作する基礎についての記事です。LIBファイルはDLLを作成すると同じフォルダに吐き出されます。なのでDLLを作成する記事になります。それから生成したLIBファイルとDLLを使う基礎についても記述します。
DLLを作成する
そもそも、この記事はVisual Studio C++記事の子記事ですので、Visual Studioを使ったDLLの作成方法を示すものです。
1.Visual Studio 2022 CommunityでC++のプロジェクトを作成するためのツールを起動します。スタートアップダイアログで、プロジェクトの新規作成を選択します。
2.テンプレート一覧から、ダイナミックリンクライブラリを選択します。
3.ソリューション名を入力します。ここではCppDLLとします。プロジェクト名も同一とします。ソリューションファイルとプロジェクトファイルは同じディレクトリの配置します。作成するディレクトリは規定値(C:\User\(ユーザID)\source\repos\)を使います。
4.ソリューションエクスプローラーの[Header File]を右クリックして表示されるコンテクストメニューから[追加]-[新規の項目]を選択します。
5.ヘッダーファイルを追加するので、ファイル名欄に「CppDLL.h」と指定して[OK]ボタンを押します。