マルサの女
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概要
これはTVの映画放送枠で何度も見ました。今では過激なシーンも多くTVで放送できなくなっているのかもしれません。何度も何度も放送されてきた映画でしたが、まったく放送されませんね。
内容はマルサ。国税局の税務捜査官らの活躍を描いたもので、世の中のお金持ちはこういう具合にして脱税をし、私利私欲を肥やそうしていたのだということを訴えかける内容でして、幼少時代にして、はやくも世の中の腐り具合について理解した瞬間でもあったわけです。結局ばれるような隠し方してる人には脱税するセンスがないんだろうと思いながら、軽々しくみていましたが、脱税をして法をおかしてまで、至福を肥やすことは簡単ではない世の中になっているし、いくつもの証拠が残るのが現代です。巨額の脱税なんてやろうとは思いませんね。それだったら、節税します。少ない額の脱税なら、赤信号を渡るのと同じようなものだという印象ですが、赤信号をわたるのと違って、結構長い事証拠が残るし、気持ちのいいものではありません。もし自分のような稼ぎの少ない人間がやらかすとしたら税務申請のやり忘れとかそんなレベルだと思います。うっかりしておおきな負債を抱えないように気を付けたいものですね。
内容的には序盤にいくつかの小さな脱税をばっしばし暴いていくという聡明さをみせるマルサの女がいて、徐々に組織ぐるみで大きな巨額の収入を得ながらも税金をおさめていないと思われる案件に挑み、雨の日も風の日も脱税容疑者の身辺調査をする地道な活動を描いているシーンがあって、マルサってかっこいいって思わされます。そして、この映画の中の脱税犯はとんでもないところに証拠を隠したりします。ある主婦は、自分のお尻と膀胱の間の穴に宝石をいれて隠していたりして、女は最後はここに隠すんや、ほれようみてみ。というようなシーンは子供ながらに震え上がるような過激なシーンでした。マルサの家宅捜査はかならず証拠を見つけ出せるタイミングで、手際よく実施されなければならないことが描かれていて、見つからなければ冤罪。逆に訴訟事件に発展する可能性もあるため慎重に捜査を積み重ねている感じでした。で、重鎮ともなると最後の最後まで平静を装うけどマルサの女の勘がぴきーんとくるとアワアワしはじめる感じで、つきあっている女に証拠の金庫をあけるための印鑑やさまざまな書類んの印鑑をあずけて逃げさせたり、責任の重い役割をまかせたりしていたのも印象的。
この映画はシリーズがあるので、それと混同しているところもあると思いますがどっちがどっちの話かは明言できません。
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