FL Studio FL Cloud

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概要

 2023-10-26にリリースされたFL Studio 21.2から導入されたサンプルSound入手システムです。同時にサンプルパックは提供されなくなり、Freeの配布範囲しか入手出来なくなりました。


 DirectWaveを使う時に少し気になる存在になってしまいますが気にしない様にしましょう。なくなったもんはしょうがない。必要な人の中で無くなる前に買った人は良かったね。ってところでしょう。あるんだけど売らないImage-Lineさんに本当にもう販売配布しないのかと聞いておきました。回答あるかな。FL CloudというものにサンプルSoundsを入手する方式を切り替えたという感じですね。もちろん以下サンプルパックはFL Cloudに含まれませんが、12万素材あります。


 ちょっと使ってみましたら、1時間で100〜300素材ダウンロードしたら全くダウンロード出来なくなりました。しばらくすると5素材くらいダウンロードできましたが、これはやる気になっているときとしては、帯域制限どころでは無い制限です。サンプルパックのInstrument PacksとImpactシリーズはまだ扱っているみたいです。割引きは無くなりました。


 FL Cloudの利用料は、月額1600円、年額9600円、100素材1800円(12万素材全部では100素材×120セットで21万6千円かかる)という価格設定です。毎日333素材落として、10日で3330素材です。ひとつきに1万素材をDownloadしても12カ月はかかります。そういう使い方をするものではないですがね。


 Browserに6つのカテゴリが定義され、ALL/PROJECT/PLUGIN/LIBRARY/SOUNDS/STARREDとなりました。そのうちの、SOUNDSを選択するとFL Cloudのシステムを備えた画面になります。


FL Cloud Top


  • FL Cloud back forword.png: ひとつ前の画面に戻る(Back)、戻りの一つ取り消し進める(Forword)
  • FL Cloud reload.png: 最新の状態に更新
  • FL Cloud favorite.png: お気に入りに登録したものにフィルタリング
  • FL Cloud downloaded.png: ダウンロード済みのもにフィルタリング
  • FL Cloud setting.png: 設定・ログインログアウト画面表示


 最新の状態に更新とお気に入りの間には現在の契約状態が表示されます。契約されている状態なら、Subscribeと表示され、FL Cloudへの最初のログインから自動で始まる1か月のお試し期間にはSubscribe(Trial)と表示されます。まだSigninしていない人にはSigninを促す表示がされます。お試し期間中における制限はありませんが、初期のころは、メニューのFile-ExportのMasteringが使えない期間があったようです。


テキスト検索エリアに文字を入力すると12万件ある素材のタイトル情報から絞り込むことができます。3つの表示カテゴリがあり、Discover/Sounds/Packsに分かれています。


 DiscoverにはImage-LineがオススメしてくれるカテゴリでPacksが表示されます。Fresh Packs/Soul Beat/FL Studio Communityの分類と、ランキングがジャンルごとに以下の分類がありAll Packs/Bass music/Cinematic/EDM Pop/Electronic/Global/Hip hop,R&B/House, Techno/ Live musicの分類で表示されます。Packsという単位でトップ10ランキングされます。素材が50~150くらいでひとまとめにされ、それに名前がついているのがPacksです。


 PacksにはGenre(ジャンル)/Label(レーベル)のフィルタリングがあり、シャッフル表示のRandomとNewest Arrivals/Trending/Most Popular/Hidden Gemsの順で表示されます。レーベルには2Deep Beats/Aetheric Samples/Angry Parrot/Anthology/Astro Audio/Beat Boutique/Big EDM/Blvckout/Collections/Dark Magic Samples/FL Studio/Inspiration Sounds/Jet Set/King Loops/Kryptic Samples/Laniakea Sounds/Mainroom Warehouse/OCTVE/Producer Loops/Pure EDM/Trance Euphoria/Transmission/W.A.Productionというものがあります。


 SoundsにはType/Genre/Instrument/BPM/Keyというフィルタリングがあり、TypeにはOne-Shots/Loops、InstrumentにはDrums/Bass/Wind & brass/Guitars/Keys/Percussion/Pitched Percussion/Synths/Vocals/Strings/Multi/FXがあります。BPMにはExact/Project/Range/Project %などがあり、bpm値と範囲と何%範囲という設定ができます。Keyのフィルタリングもあり、Major or Minor or BothでC~Bまで12音階で設定できますが、BPMやKeyは設定しないで、自分でTimeStretch、PitchShiftして使うのが基本なので、あまりあてにする必要はないでしょう。


 素材は13秒以内のものが多いです。Soundで見ると1ページあたり30素材が一覧されています。4000ページあるので、4000×30で12万素材ですね。試聴ボタンとお気に入りボタンとダウンロードボタンとメニューがあります。


 まだダウンロードしていない素材に対するメニューアクションとして、Add/Open, Edit in/Reportがあります。Addはダウンロードと同じです。Open, Edit inにはサブメニューがあります。複数の操作ができます。Reportはこの素材はこうだったという報告ができるようになっています。報告カテゴリが以下から選択できます。Inappropirate Content/Missing Tag/Duplicate/Other/Copyright Infringement/Technical Issue/Incorrect Tagsから選べて、最後にコメントを入力して送信みたいな感じです。


 Open, Edit inには


  • Send to selected channel or focused plugin
  • Open in new channel
  • Send to playlist as an audio clip
  • Send to playlist as an audio track
  • Send to playlist as an instrument track
  • Edit in audio editor
  • Edit in pitch corrector
  • Edit in time warper
  • Open in new sampler channel
  • Open in new Fruity Cranulizer channel
  • Open in new Furity Slicer channel
  • Open in new Slicex channel


 といった操作ができます。

 

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