Emurator X3

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2023年1月31日 (火) 22:55時点におけるYo-net (トーク | 投稿記録)による版 (→‎関連音源モジュール商品)

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概要

 E-MUが衰退する原因ともなったソフトウェアサンプリングは、E-MU自身も力を入れていました。ハードウェアサンプラー・音源モジュールの老舗の力をいかんなく発揮していた製品でもあります。かなり個人的な見解ですが、E-MUがソフトウェアサンプラーを販売し始めた頃から、技術力はあったものの、営業力が低下していたように思います。世界各国へ向けての売り込むためのネット販売の体制が確立ができなかったこと、同じサンウンドボードメーカのライバルでもあったクリエイティブメディアに販売委託したことによりE-MU製品は日の目を浴びなくなったように思います。その後、資金力の低下から、ユーザに対するサポートも中途半端になり、サウンドボードの1616mや1212mでは5.1chに対応するといいつつも5.1chへの対応はされませんでした。こうして、徐々にコアなユーザだけがE-MUを使うようになり、そして、そのコアなユーザも他社が出してきた、様々な製品へと乗り換えたのだと思います。ただし、乗り換えた人たちも、E-MUの良さを知っているため、割かし、辛い状況での乗り換えになっていました。それでも、いまでもE-MU製品を使い続けている人はいると思います。


 そんなE-MUの力作であったEmulatorXはソフトウェアサンプラーとしてもすぐれた機能性を発揮しておりまして、サウンドボードとの抱き合わせ販売という、新規ユーザを獲得しにくい売り込み方法でしたが、革新的な機能をもったソフトウェアサンプラーで、サウンドボードと合わせても2万円~5万円で購入できるという破格で登場しました。逆にサンプラー目当てで買ったけど、使ってみたらサウンドボードがとても良かったということもあったかもしれません。但し、このサウンドボードに付属するPatchMixDSPという制御アプリは、DAWでの作業をメインとして使っている人にとって画期的な機能だったのに対して、あまり知識の無い人にとっては、Windowsで普通に操作して聴きたい音楽を聴くだけのことにMixerの知識を始めとする多くの知識を要求するハードルの高いものだったように思います。


 そして、その後E-MUは波形処理の部分の強化を重ねつつ、独自のサウンドライブラリも抱合せることでEmulatorX2なる新バージョンを出したり、1万円を切る標準価格でProteusXという波形処理の出来ないエディションも販売することになります。ProteusXは、どちらかというと提供されたサンプルをそのまま使うというスタイルでしたので、いわば、ソフトウェア音源モジュールのような立ち位置となっていました。


 そして、日本国外だけでのリリースになりましたが、2年ほど前にEmulatorX3を販売とProteusVXの無償提供を実施し、そして間もなく、長年の音楽製品提供に幕を閉じました。現在は、ホームページだけがのこっており、現在のユーザに対するサポートのみを実施している状況です。CreativeMediaに販売委託しはじめた製品は全てCreativeMedia名義の場所でサポートし、それ以前の製品はE-MUの名義のページでサポートされている情報にアクセスすることができます。


 E-MUの実態はもう無いといって過言ではありません。


 但し、これまでに作ってきた製品の凄さもあり、今でも中古市場では、それなりの値段でハードウェア音源モジュールが出回っていたり、たまに、もう手に入らないであろう、製品も中古市場に出回ります。決して最先端の性能というわけではないですが、独特の音を出しますので、それなりの人気を維持しています。


 そして、その国外でしか扱っていないEmulatorX3を使っているのですが、Windows7にインストールした際には、正常動作しませんでした。EmulatorX3の新機能は以下のようなものでした。


●24bit 192kHzの高品質音声を取り扱うXstreamという特許出願商標の技術をWindows32bitおよび64bit対応で搭載したこと。
※この24bit 192kHz対応という言葉、たしかに人間の耳にもわからないようなところまで、楽曲制作で扱えるというメリットがあるのはわかりますが、素人の自分みたいなもんにとっては、まったく縁の無い話で、武道館で演奏するわけでもなし、そこまで繊細な楽曲制作なんてしないし、自称、違いがわかる系の人くらいにしか伝わらないし、そんな人と接点持ちたくないし、この手の技術革新は、どうでもいいです。でも、このレベルになるとプロの人も使えるよってことなんでしょうけど、あまり必要性を感じないです。それよか、曲の内容の方が重要な気がするけどね。


●Region Xplodeというサンプリング音声をMIDIファイルの音階に変換する機能(鼻歌でもMIDIの音階に変換できる。)
●Tempo Mapの生成機能。シーケンサーのテンポにサンプリング音声を合わせる機能
●Xtractor Toolというステレオバランスや周半数を基準とした、音声の底上げや切り落としを行うツール。
(要するにボーカル音だけ取り除いたり、特定の楽器の音だけを切り取って、他の音を持ち上げるツール)
●ライブラリアンの改善。ビッグデータを扱うときの操作を速くできるようにした。


 というこれだけの機能で1万6千円です。たけー。この上なくたけー。けど買ってしまったオレ馬鹿すぎる。いらねー。こんな機能使わない。もちろんEx2からのアップグレード価格です。$199おそるべし。


 以下に、EmulaotorX3のインストールに関する補足事項を記載しておきます。不具合の現象としては、EmulatorX3の機能として提供されているエフェクト部分が機能せず、エフェクトを追加できないというものになります。因みに、EmuratorX3からオーディオインターフェースが無くても単体で動作するようになりました。なので、今使っているノートパソコンでもEx3は使えています。


使い方に関しては、また時間のあるときに記事にしていきたいと思います。


 近年はアクティベーションのシステムが無くなったみたいで、全く使えなくなっています。ソフトウェアを、全く使えなくするなんて酷すぎる。creative製品は二度と買わないと心に誓うくらいの出来事です。リバースエンジニアリングでもして個人的に使うぜ!って感じだね。Activationなんて本気になったら幾らでも外せるって事だな。サンプル音源としての財産はどうしてくれるの?ESCシリーズの音源ってかなり高かったと思うんだけど。

 

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Windows7 64bit版をインストールした場合の補足

普通にインストール作業をした後、レジストリエディタの編集が必要になります。(自分だけかもしれませんが…)


1.レジストリエディタを起動する。


2.以下のキーを作成する。


HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Creative Professional\E-MU FX\x64


※実際には太字の部分だけを作成することになります。


3.作成したキーに対して文字列値を新規作成する。


名前:Path


種類:REG_SZ


データ:C:\Program Files\Creative Professional\E-MU X FX\


とする。
これでソフトウェアによるエフェクトの操作ができるようになります。この作業をしない場合、エディタ上のエフェクトは使えません。
無くても、4つしか同時にかけれないし設定もしょぼいので、あまり役に立たず、それほど困りません。MixerでルーティングしてIK MultimediaのT-RackSとかAmplitube5とかMixBoxとか使った方がはえー。4つで事足りる場合は1つのバンクで全て記憶できて楽ではあります。

関連情報

Creative Media E-MU EmulatorX3製品ページ
※製品購入のページが表示されますが、実際には購入できません。

 

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