Windowsレジストリ レジストリエディタの使い方

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概要

　Windowsのレジストリエディタの使い方に関する記事です。

　レジストリの操作によって、Windowsにおいて必須となるレジストリ構成が破壊されて、OSが起動できなくなる可能性はゼロではありません。動かなくなっても、このたぐいの説明をしているWebSite側には責任はありませんし、保証もできません。PC所有者が責任をもって管理するべきことであることを理解した上で操作して下さい。

　レジストリ設定を変更する場合は、後戻りできるようにバックアップをとる必要があります。レジストリ値は以下のフォルダに各種レジストリデータベースとして保存されています。

規定レジストリの保存フォルダ

• C:\Windows\System32\config

規定レジストリの保存フォルダ(ユーザ毎)

• %USERPROFILE%\AppData\Local\Microsoft\Windows
• %USERPROFILE%\

規定レジストリファイル:HKEY_CURRENT_USER

• %USERPROFILE%\AppData\Local\Microsoft\Windows\UsrClass.dat
• %USERPROFILE%\ntuser.dat

規定レジストリファイル:HKEY_LOCAL_MACHINE

• C:\Windows\System32\config\SAM
• C:\Windows\System32\config\SECURITY
• C:\Windows\System32\config\SYSTEM
• C:\Windows\System32\config\SOFTWARE

規定レジストリファイル:HKEY_USERS

• C:\Windows\System32\config\DEFAULT

規定レジストリファイル:HKEY_CURRENT_CONFIGの参照先は

• C:\Windows\System32\config\SYSTEMの一部

規定レジストリファイル:HKEY_CLASSES_ROOTの参照先は

• HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Classes
• HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes

をマージしたもので重複している部分はHKEY_CURRENT_USER\Software\Classesを優先します。

　

特定キー以下のエクスポート(regファイルとして保存)

　特定のキーを左側のキーエクスプローラViewから選択して、メニューの[ファイル]-[エクスポート…]を選択。表示されたダイアログで、名前を付けて[保存]ボタンを押します。

　

キー以下のインポート(regファイルから取り込み)

　メニューの[ファイル]-[インポート…]を選択。表示されたダイアログで、ファイルを選択して[開く]ボタンを押します。

　

ハイブの読み込み(ハイブファイルから取り込み)

　ハイブは、レジストリエディタに、レジストリ構造(ハイブ)を読み込み、既存のツリーには影響がありません。既に登録されているレジストリ構造と同じようなモノをレジストリエディタで並べて表示させるような機能です。[ファイル]-[ハイブの読み込み…]からハイブファイルを選択して、[開く]を選択します。

　

ハイブのアンロード(ハイブファイルをアンロード)

　レジストリエディタに読み込んだ、レジストリ構造(ハイブ)をアンロードする機能です。ハイブキーを選択して[ファイル]-[ハイブのアンロード…]を選択します。

　

レジストリの検索

　簡易的な検索のみの機能ですが、キー、名前、データから一致する数値や文字列が含まれている部分を探します。巨大なデータなので時間がかかります。メニューの[編集]-[検索](あるいは[Ctrl]+[F])を選択して表示されるダイアログから[検索する値]欄に検索文字列を入力して、[次を検索]ボタンを押します。チェックボックスの[キー], [名前], [データ]で、検索対象を絞ることが出来ます。

　さらに検索を続ける時は[編集]-[次を検索](あるいは[F3])を選択します。

キーの作成

　キーを作成するには既存のキーの下にしか作成できません。作りたい箇所にあたる既存のキーを選択します。キーはレジストリエディタ左側のキーエクスプローラから選択します。選択したキーの下にキーが作成されます。選択したら、その部分で右クリックして表示されるメニューから[新規]-[キー]を選択します。キーが作成されるとフォルダがぶら下がったように表示され、あたらしく作ったキーには名前に値が無い、名前=(規定)が作成され、そのデータ値は形式REG_SZつまり文字列型で値が空白として生成されます。

　

名前の作成

　名前=(規定)以外の名前を設定したい場合は、作成したいキーの名前を選択した状態で該当キーを右クリックして表示されるメニューから[新規]-[文字列]or[バイナリ値]or[DWORD値]or[QWORD値]or[複数行文字列値]or[展開可能文字列]を選択します。あるいは、キーを選択した状態で、右側のビューのエリアで右クリックして表示されるメニューでも同じメニューが表示されるので、選択します。登録したい型が何かは、登録したいという意思が無いと決めれないものです。

　そうすると、選択した型で、名前を入力する状態になるので、名前の値を設定します。通常は半角英数字記号のみで設定します。

データの編集

　データの編集は、編集したいデータの対になる名前を選択した状態で該当部分の上で右クリックして表示されるメニュー[修正]を選択します。表示されたダイアログで値を設定します。設定されている型毎に入力するダイアログが変わります。ダイアログ毎の入力の方法はなんとなくつかんでほしい。バイナリ値の入力だと2進数や16進数の知識も必要になります。時間があるときに言及していくかもしれませんが、あと数年は説明しないだろうな。

　データはバイナリ値として修正することもできます。編集したいデータに対応する名前を選択して、[編集]-[バイナリ値の修正]を選択します。使う人。いるのかな？なかなか難しい編集になります。コンピュータの気持ちのわかる人専用のエディタですね。該当の名前の上で右クリックしても[編集]-[バイナリ値の修正]はあります。

　

キーの変更

キーを変更するときは、レジストリエディタ左側のビューのキーエクスプローラから変更したいキーを選択して、[編集]-[名前の変更](あるいは[F2]キー、あるいは右クリックして表示されるメニュー[名前の変更])を選択します。

　

名前の変更

名前を変更するときは、レジストリエディタ右側のビューから変更したい名前を選択して、[編集]-[名前の変更](あるいは[F2]キー、あるいは右クリックして表示されるメニュー[名前の変更])を選択します。

　

キーの削除

　キーを削除するときは、レジストリエディタ左側のビューのキーエクスプローラから削除したいキーを選択して、[編集]-[削除](あるいは[DEL]キー、あるいは右クリックして表示されるメニュー[削除])を選択します。削除していいキーは自分で作成したキーか、本当に消していい奴だけです。キヲツケラレタシ。

　

名前とデータの組み合わせの削除

　名前とデータの組み合わせを削除するには、削除したい項目の名前を選択した状態で[編集]-[削除](あるいは[DEL]キー、あるいは右クリックして表示されるメニュー[削除])を選択します。削除していいキーは自分で作成したキーか、本当に消していい奴だけです。キーの時と同じくキヲツケラレタシ。

　

キー名のコピー

　キーをコピーするときは、レジストリエディタ左側のビューのキーエクスプローラから変更したいキーを選択して、[編集]-[キー名のコピー]を選択します。あるいは[編集]-[名前の変更](あるいは[F2]キー、あるいは右クリックして表示されるメニュー[名前の変更])を選択してから、[Ctrl]+[C]でコピーできます。

　

名前のコピー

　名前を変更するときは、レジストリエディタ右側のビューから変更したい名前を選択して、[編集]-[名前の変更](あるいは[F2]キー、あるいは右クリックして表示されるメニュー[名前の変更])を選択してから、[Ctrl]+[C]でコピーできます。

　

データのコピー

　データのコピーは、コピーしたいデータの対になる名前を選択した状態で該当部分の上で右クリックして表示されるメニュー[修正]を選択します。編集ダイアログからデータ値を範囲選択して、[Ctrl]+[C]でコピーできます。

　

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