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(ページの作成:「※実際の記事名はat Homeです。記事名の制約から記事名がAt Homeになっています。 =='''概要'''== 2015年8月21日(土)劇場上映開始。上映開始日に見に行きました。実家の家族とです。家族の都合によるものですが、自分も嫌いではないので、まぁよしって感じです。これは記事執筆時点でも劇場で上映していますので、あらすじの詳細にはふれません。…」) |
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2015年8月21日(土)劇場上映開始。上映開始日に見に行きました。実家の家族とです。家族の都合によるものですが、自分も嫌いではないので、まぁよしって感じです。これは記事執筆時点でも劇場で上映していますので、あらすじの詳細にはふれません。 | |||
内容ですが、軽犯罪で生計をたてている男の家族の物語です。なんだその反社会的生活は!?となりますが、物語のテーマを描くためのちょっとさげすんだ設定だとおもっていただければ良いと思います。主演の竹野内さん自身も鶴瓶のA-Studioという番組のゲスト(番宣枠だと思いますが)で、なんで真面目に働かないんだろうと疑問に感じつつも、克服しながら演じたとのことです。その男には妻がいて、子供が3人いるという構成になっています。もちろん、犯罪者の男の家族ですから、なんらかのわけありのかわった家族です。 | |||
原作の短編小説に忠実な内容で且つ、演出によって感きわまるような場面をうまく描かれているそういう作品になっています。映画館で泣くのが恥ずかしい人にはあまりお勧めできない内容になっています。希薄な家族のつながりのはずなのに、あるひとつの共通したそれぞれの生き様が絆を強固にしていて、なんでそこまで人を思いやることができるのか?人間とはここまで、人を思いやれることも考えられる生き物なのだということに希望を持たせるような内容になっています。生きる希望を持たせるのが人であって、互いが互いを思いやることだけで幸せを掴めることもあるんじゃないかと考えることができます。 | |||
==感想== | ==感想== | ||
作品の内容は概要にもふれたとおりの絆を描いたものですが、物語自体はとても少ない出来事を描写しているため、本題はどうなるの?っていうふうに期待しながら見る作品ではなく、その本題の間に挿入される人物の背景の物語を楽しむというか味わうのがこの作品の醍醐味になっています。そのことを知らずに見ていると、なんだか物足りない感じに思えるかもしれません。そういう視点がおもしろい部分であることを注視させるような観客に対する前置きみたいなものをもう少しわからせる工夫があったほうがいいんじゃないかと思いました。話題作なので、ある程度知っている人がみることはあるのかもしれませんが、まったく知らないで見ている人がいるとしたら、その部分にもう少し配慮があるともっといい味わいのある深さが得られるような気がします。あとで気付くタイプの演出で狙い通りなのならそれはそれでよいのですが、本題の部分の物語の物足りなさを補う必要があるのではないかと、そのように感じました。 | |||
演技に関しては、やっぱり竹野内さんは表情や声のトーンがうまい。実際にそんな人がいたら、きっとそんな顔するんじゃないだろうかっていうあたりの枠に収まるうまさを感じました。普段は番宣以外であまり露出しないという俳優としての取り組み姿勢にもなんとなく好感が持てます。人柄というのが、あまりわからないから、どんな演技をしても自然に思えるのかもしれません。俳優ってのは、もともとそういう役目の職業なんじゃないかって思います。だからなんとなく好感がもてるのかもしれません。有名になりたいというだけでTVにでまくるのではなく地道にその道を歩むという謙虚さがあってもいいと思います。だったらどうやって俳優だけでくっていくんだ?っていう疑問はのこりますが、そういう、どうやって食っていくとか、多額のお金を得られる夢への近道となるような職業ではないということです。人に演じているところを見てもらう仕事ってのは、その人の印象の定着というものが無い方がよいような気がします。そりゃファンになれば、本人は情報を発信しているでしょうからどういう人でどいういう毎日を過ごしているのかわかると思いますが、一般的な観衆に俳優としての役目を魅せるには先入観が無い方が幅が広がるような気がします。けっして竹野内さんが完璧に俳優としての生き様をやりとげているといっているのではなく、それに近い生き方をしているように感じたという、そういうことです。いい役者さんだと思いますね。って自分に言われても、ベテランなんだから、おめえにいわれんでもいい役者だろってことでしょうけど。 | |||
本題的には、子役の子があまりにも軽はずみな行動をするなぁっていう感じはあります。軽はずみな行動をしなければ、その思いってのは伝わらないわけですが、子供だから理解できないと言えば理解できないコントロールなんだとも考えられるし、まぁ、それでややこしいことになるんだから軽はずみやなぁって思ったりもします。あとは設定的には面白い。最後の隠蔽工作も指紋とかツキまくり出し。細かいところのつきつめがもっとうまいと良いなぁと思いました。そんな簡単に対面で取引するとも思えないし。設定的におしいと感じる部分ですね。せっかくの絆の深さが、本題の物語によってチープになってしまう感じはありました。そんなところです。 | |||
ぞわぞわする部分とかの迫力とかがあったので、大音量の大画面を提供できる映画館で見る価値ってのはありですね。ドラマでいいじゃん的なものもよくありますが、映画作品としての醍醐味を活かしているし、音楽によっても感動が引き出されるので、小さい画面でみるよりは作品の良さってのは割り増されていると思います。 | |||
いってよかった。みてよかった。本当はMIの字幕みる予定だったんですけど、時間があれだったもんで、この作品をみんなで一緒にみることになりました。 | |||
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:※短編の物語が4作品収録されていて、映画化されたのはそのうちの1作品だということです。 | :※短編の物語が4作品収録されていて、映画化されたのはそのうちの1作品だということです。 | ||
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2023年7月20日 (木) 05:18時点における最新版
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※実際の記事名はat Homeです。記事名の制約から記事名がAt Homeになっています。
概要
2015年8月21日(土)劇場上映開始。上映開始日に見に行きました。実家の家族とです。家族の都合によるものですが、自分も嫌いではないので、まぁよしって感じです。これは記事執筆時点でも劇場で上映していますので、あらすじの詳細にはふれません。
内容ですが、軽犯罪で生計をたてている男の家族の物語です。なんだその反社会的生活は!?となりますが、物語のテーマを描くためのちょっとさげすんだ設定だとおもっていただければ良いと思います。主演の竹野内さん自身も鶴瓶のA-Studioという番組のゲスト(番宣枠だと思いますが)で、なんで真面目に働かないんだろうと疑問に感じつつも、克服しながら演じたとのことです。その男には妻がいて、子供が3人いるという構成になっています。もちろん、犯罪者の男の家族ですから、なんらかのわけありのかわった家族です。
原作の短編小説に忠実な内容で且つ、演出によって感きわまるような場面をうまく描かれているそういう作品になっています。映画館で泣くのが恥ずかしい人にはあまりお勧めできない内容になっています。希薄な家族のつながりのはずなのに、あるひとつの共通したそれぞれの生き様が絆を強固にしていて、なんでそこまで人を思いやることができるのか?人間とはここまで、人を思いやれることも考えられる生き物なのだということに希望を持たせるような内容になっています。生きる希望を持たせるのが人であって、互いが互いを思いやることだけで幸せを掴めることもあるんじゃないかと考えることができます。
感想
作品の内容は概要にもふれたとおりの絆を描いたものですが、物語自体はとても少ない出来事を描写しているため、本題はどうなるの?っていうふうに期待しながら見る作品ではなく、その本題の間に挿入される人物の背景の物語を楽しむというか味わうのがこの作品の醍醐味になっています。そのことを知らずに見ていると、なんだか物足りない感じに思えるかもしれません。そういう視点がおもしろい部分であることを注視させるような観客に対する前置きみたいなものをもう少しわからせる工夫があったほうがいいんじゃないかと思いました。話題作なので、ある程度知っている人がみることはあるのかもしれませんが、まったく知らないで見ている人がいるとしたら、その部分にもう少し配慮があるともっといい味わいのある深さが得られるような気がします。あとで気付くタイプの演出で狙い通りなのならそれはそれでよいのですが、本題の部分の物語の物足りなさを補う必要があるのではないかと、そのように感じました。
演技に関しては、やっぱり竹野内さんは表情や声のトーンがうまい。実際にそんな人がいたら、きっとそんな顔するんじゃないだろうかっていうあたりの枠に収まるうまさを感じました。普段は番宣以外であまり露出しないという俳優としての取り組み姿勢にもなんとなく好感が持てます。人柄というのが、あまりわからないから、どんな演技をしても自然に思えるのかもしれません。俳優ってのは、もともとそういう役目の職業なんじゃないかって思います。だからなんとなく好感がもてるのかもしれません。有名になりたいというだけでTVにでまくるのではなく地道にその道を歩むという謙虚さがあってもいいと思います。だったらどうやって俳優だけでくっていくんだ?っていう疑問はのこりますが、そういう、どうやって食っていくとか、多額のお金を得られる夢への近道となるような職業ではないということです。人に演じているところを見てもらう仕事ってのは、その人の印象の定着というものが無い方がよいような気がします。そりゃファンになれば、本人は情報を発信しているでしょうからどういう人でどいういう毎日を過ごしているのかわかると思いますが、一般的な観衆に俳優としての役目を魅せるには先入観が無い方が幅が広がるような気がします。けっして竹野内さんが完璧に俳優としての生き様をやりとげているといっているのではなく、それに近い生き方をしているように感じたという、そういうことです。いい役者さんだと思いますね。って自分に言われても、ベテランなんだから、おめえにいわれんでもいい役者だろってことでしょうけど。
本題的には、子役の子があまりにも軽はずみな行動をするなぁっていう感じはあります。軽はずみな行動をしなければ、その思いってのは伝わらないわけですが、子供だから理解できないと言えば理解できないコントロールなんだとも考えられるし、まぁ、それでややこしいことになるんだから軽はずみやなぁって思ったりもします。あとは設定的には面白い。最後の隠蔽工作も指紋とかツキまくり出し。細かいところのつきつめがもっとうまいと良いなぁと思いました。そんな簡単に対面で取引するとも思えないし。設定的におしいと感じる部分ですね。せっかくの絆の深さが、本題の物語によってチープになってしまう感じはありました。そんなところです。
ぞわぞわする部分とかの迫力とかがあったので、大音量の大画面を提供できる映画館で見る価値ってのはありですね。ドラマでいいじゃん的なものもよくありますが、映画作品としての醍醐味を活かしているし、音楽によっても感動が引き出されるので、小さい画面でみるよりは作品の良さってのは割り増されていると思います。
いってよかった。みてよかった。本当はMIの字幕みる予定だったんですけど、時間があれだったもんで、この作品をみんなで一緒にみることになりました。
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- at Home
- ※短編の物語が4作品収録されていて、映画化されたのはそのうちの1作品だということです。
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