「Arduino Mega 2560 LESSON:2 異なる値の抵抗を使用してLEDの輝度を変更する」の版間の差分
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つまり、このような表をみて、最大の明るさ付近である12mAで2Vになるあたりを使いたいなと思ったら、ソース電圧\( V_S \)と\( V_f \)の差から\( 5 - 2 = 3 \)という値から \( 3 | つまり、このような表をみて、最大の明るさ付近である12mAで2Vになるあたりを使いたいなと思ったら、ソース電圧\( V_S \)と\( V_f \)の差から\( 5 - 2 = 3 \)という値から \( 3 \div ( 12 \cdot 10^{-3}) = 250 \)と計算して、必要な抵抗は\( 250[Ω] \) あたりだと計算できます。したがって抵抗の算出式は | ||
2026年9月29日 (火) 18:00時点における版
概要
LESSON2です。異なる値の抵抗を使用してLEDの輝度を変更するという内容です。ブレッドボードを使うLESSONになっています。
ブレッドボードは上記のような形式で、薄緑の線で描いた部分が内部で繋がっています。この接続をうまく利用していくつかの回路を仮で実現する簡易的な回路作成器になります。接点数がおおいほど内部抵抗が多くなるので誤差が大きくなっていきます。
このLESSONで使う回路は以下のようなものです。
LEDがTinkercadでは右にしかプラス端子を持ってこれないのでクロスするカタチで結線されていますが、+5V→抵抗(220Ω/1kΩ/10kΩ)→LED→GNDという回路です。
■220Ω抵抗のLED点灯(明るい)
■1kΩ抵抗のLED点灯(中くらい)
■10kΩ抵抗のLED点灯(暗い)
LESSON2の内容は説明書ではここまでですが、デジタルマルチメータ―を持っているので、各箇所の電圧を測って、電流値を予測し、消費電力の概算をしてみましょう。
実物では、DC5Vを供給するのにPCとUSB接続しているときは、入力電圧が不安定になり、4.78~4.90Vで揺らいでいました。PD充電にすると5.030~5.035Vで比較的安定。付属の9V DC Inputを利用すると5.015Vでかなり安定している感じでした。付属の9V DC Inputを利用するようにして最終的に実験しました。また、配線が多すぎる取り回しをしたので、220Ωの抵抗を取り付けている状態でMega 2560のDC5Vピン→抵抗の+側の電圧を測ると20.8mV、LEDのマイナス側→Mega 2560のGNDピン側の電圧を測るGND側で73mVの電圧降下があり合計94mVの電圧降下が確認されました。わりかしロスするので高い電流になればなるほど、回路部品以外での電圧降下が顕著になります。
- 10(9.95)kΩ 抵抗部=3.000V、LED部=1.755V 抵抗+LED(電源-GND)=4.760V
- 1(0.995)kΩ 抵抗部=2.830V、LED部=1.879V 抵抗+LED(電源-GND)=4.850V
- 220(222.5)Ω 抵抗部=2.780V、LED部=2.020V 抵抗+LED(電源-GND)=4.800V
- 10kΩ:約0.302mA
- 1kΩ:約2.84mA
- 220Ω:約12.49mA
抵抗があることで、引き込む電流が変化していることに注目すべきですね。つまり、これは抵抗が大きいのが付いてる方がLEDは暗くなり消費電力が抑えられていることを意味します。消費電力は
\[ W=I^{2}R=VI \]
で計算できるので
| 抵抗 | 電流 | 抵抗の消費電力 | LEDの消費電力 | 回路全体 |
| 9.95kΩ | 約0.302mA | 約0.905mW | 約0.529mW | 約1.44mW |
| 995Ω | 約2.84mA | 約8.05mW | 約5.34mW | 約13.8mW |
| 222.5Ω | 約12.49mA | 約34.7mW | 約25.2mW | 約60.0mW |
ELEGOOのLessonでは安全に実験できる構成が示されている。一方、付属LEDの型番やデータシートが確認できないため、その部品固有の定格や特性までは分からない。そこで今回は、教材で使用される範囲を大きく外れない範囲で実測し、おおまかな \(I_F-V_F\) 特性を確認してみることにする。
\( I_F \)(Forward Current:順方向電流)-\( V_F \)(Forward Voltage:順方向電圧)特性
測定を増やした結果は以下の通り
| 実測抵抗値 | 抵抗電圧 VR V_R | IF I_F | VF V_F |
| 9.95kΩ | 3.000V | 0.302mA | 1.755V |
| 7.11kΩ | 3.173V | 0.446mA | 1.772V |
| 5.124kΩ | 3.196V | 0.624mA | 1.787V |
| 1.998kΩ | 3.060V | 1.532mA | 1.834V |
| 995Ω | 2.830V | 2.844mA | 1.879V |
| 658Ω | 2.840V | 4.316mA | 1.911V |
| 442.6Ω | 2.810V | 6.349mA | 1.931V |
| 222.5Ω | 2.780V | 12.494mA | 2.020V |
\( I_f - V_f \)特性は以下のとおりです。
| IF (mA) | VF (V) |
| 0.302 | 1.755 |
| 0.446 | 1.772 |
| 0.624 | 1.787 |
| 1.532 | 1.834 |
| 2.844 | 1.879 |
| 4.316 | 1.911 |
| 6.349 | 1.931 |
| 12.494 | 2.02 |
グラフにすると以下のような感じ
つまり、このような表をみて、最大の明るさ付近である12mAで2Vになるあたりを使いたいなと思ったら、ソース電圧\( V_S \)と\( V_f \)の差から\( 5 - 2 = 3 \)という値から \( 3 \div ( 12 \cdot 10^{-3}) = 250 \)と計算して、必要な抵抗は\( 250[Ω] \) あたりだと計算できます。したがって抵抗の算出式は
\[ R = \frac{V_S - V_f}{I_f} \]
となりますね。自分で抵抗を決められるようになるね。
Tinkercadでも同じ実験をしてみた。実物でないとわからないことも多かったので、Tinkercadだけで学習しなくてよかったかもしれない。でもこちらでも各種電圧測定をやっておこう。理想形の答えがここにあるだろう。
回路図部分でマウスホイールを動かすと拡大縮小ができて、なにもないところをドラックアンドドロップすることで回路図全体を移動できる仕組みになっています。
ブレッドボードを追加するには、Arduino Unoを追加したときのような感覚で、ブレッドボードを回路図表示部分にドラッグアンドドロップすればよいです。抵抗とLEDも同じようにドラッグアンドドロップでブレッドボード内の所望の位置で配置しましょう。
配線はブレッドボードの穴や、Arduino Unoの端子の穴などの接点にカーソルを持っていくと四角いアイコンになるので、そこでクリックして、また接点や穴の位置でクリックすると2点間が結線されます。色は上部のツールバーみたいな部分で選べます。
マルチメータ―も存在していますので、同じように結線をすると、シミュレーション開始したときに測定ができるようになっています。今回は電圧計だけを使いました。
抵抗値は抵抗をアクティブにしたときに現れる設定ダイアログから抵抗値を指定できます。LEDは特性は選べなくて、色だけが選べます。こちらもスターターキットと同じく謎のLEDですね。
- 10kΩ 抵抗部=3.23V、LED部=1.77V 抵抗+LED(電源-GND)=5V
- 1kΩ 抵抗部=3.11V、LED部=1.89V 抵抗+LED(電源-GND)=5V
- 220Ω 抵抗部=2.980V、LED部=2.02V 抵抗+LED(電源-GND)=5V
| 抵抗 | 電流 | 抵抗の消費電力 | LEDの消費電力 | 回路全体 |
| 10kΩ | 約0.323mA | 約1.04mW | 約0.572mW | 約1.62mW |
| 1kΩ | 約3.11mA | 約9.67mW | 約5.88mW | 約15.6mW |
| 220Ω | 約13.55mA | 約40.4mW | 約27.4mW | 約67.7mW |
