「FL Studio ピアノロールの使い方 コード進行を生成」の版間の差分

提供:yonewiki
編集の要約なし
編集の要約なし
 
465行目: 465行目:


 モーフィングが高いほど、チョップパターンはコード進行全体で大きく変化します。
 モーフィングが高いほど、チョップパターンはコード進行全体で大きく変化します。
[[ファイル:FL 04.ピアノロール 36.コード進行の生成高度タブ.png|400px||none|高度タブ]]
シード生成を修正チェックランプ:
パラメーターを微調整するときに一貫性を維持する場合に選択します。選択を解除すると、AIモデルは異なるランダム化シードを使用し、設定を変更すると結果が大きく異なる可能性があります。
拡張機能として、
Substitute追加スイッチ:
 オンにすると基本的なコードノートを変更で置き換えるか、追加のノートとして追加します。
Frequencyスライダー:
 拡張機能を追加する頻度を制御します。
Max per chord:
 1つのコードあたりに追加できる最大許容エクステンション数。
Non-Diatonic Notesノブ:
 これを大きくすると、よりスケールから外れたコード(および拡張音)が促進されます。
Sampling Temperatureノブ:
 進行中のコードの「共通度」を制御します。AI に一般的なコード トランジションを選択するように促すには、減少します。増加すると、より多くの不協和音や異常なトランジションを伴う、より珍しくてあまり一般的ではない進行が生成されます。
Chord repeatsノブ:
 値を大きくすると、各タイムループ内でより多くのコードを繰り返すことができます。最小に設定すると、自動生成された2つの隣接するコードが異なるようになります。
Analysis Contextノブ:
 値が大きいほど、AIはコードを存在する音のみに正確に一致させるのではなく、長期的なコードトランジションシーケンスをより重要視できます。値がゼロの場合、コードの時間間隔中の音のみが考慮され、周囲のコードには注意を払いません。
Looping biasノブ:
 AIモデルはコードを生成し、存在するコードのコンテキストに基づいて次のコードを決定します。ループバイアスを時計回りに回転させると、AI モデルは、各生成ループで類似または関連するコードを使用できるようになります (時間間隔の長さ x ループあたりの長さ)。反時計回りに回すと、AIモデルは各生成ループで異なるコードを「実験」し、より多様性を増します。手記:このノブは、プログレッションの時間が複数のループ(コード進行)を持つのに十分な長さの場合にのみ効果を発揮します。
Lengths per note数値選択リストボックス(Looping biasについて)
 1つの生成ループを構成するサイズの長さ(上部パネルで変更)の時間間隔の数を選択します。これにより、AI モデル (生成 / 分析 / 人間化) にメトリック コンテキストが提供されます。例えば、コード進行はループの終わりに向かって解決する傾向があり、ヒューマナイゼーションはループの長さのダイナミクス・フレージングを作成するように促すことができます。


 
 


[[FL Studio ピアノロールの使い方 その2]]に戻る。
[[FL Studio ピアノロールの使い方 その2]]に戻る。

2025年9月19日 (金) 21:04時点における最新版

FL Studio ピアノロールの使い方 その2に戻る。

概要

 コード進行を生成するための機能です。作曲する人は、これを使って試行錯誤した方が早く曲が作れそうなコード進行支援機能です。ギターとかピアノを弾いた方が早く創作できる人も多いと思いますが、そのようなことが出来ない人には必要な機能だと思います。自分で作ったメロディーに対しても、メロディの音程が占める割合から計算される適切なコードとコード理論に基づいた進行で、すぐにコードを付けれます。


 起動したときに表示されるウィンドウは以下のような画面です。この画面だけで、この機能の全体の操作ができるようになっていて、操作が終わったら[適用]ボタンを押すだけです。


コード進行の生成ウィンドウ


 まずは、上部にある各種ボタンについて、確認します。


コード進行の生成ウィンドウ上部


再生ボタン再生ボタン


 ピアノロールのパターン再生が始まります。


SoloチェックSoloチェック


 ピアノロールに元々入力されていたノートを無視して生成したコードだけを鳴らしてくれます。


設定ボタンスパナボタン


 Noteカテゴリ:[[ ]基本/[ ]Bass]


 基本にレ点を入れた状態にすると、コードが生成され、Bassにレ点を入れた状態にすると、ベース音の生成がされます。それぞれレ点を外すと生成がされなくなります。ベース音が要らないっていうのはよくありそうです。


 Non Chord Notesカテゴリ:[( )Replace all/( )Replace clashing/( )キープ/( )スナップ]


 Non Chord Notesカテゴリはラジオボタンになっていて、いずれかのモードを選ぶことになります。


 キープ:既存のピアノロールのノートを維持します。

 スナップ:既存のピアノロールのノートが生成したコードの近いところに再配置されます。

 Replace all:既存のピアノロールのノートが無くなります。

 Replace clashing:既存のピアノロールのノートが新しく生成するノートと重なる場合は削除されます。


生成ボタン生成ボタン


 押す都度、ランダムにコードが生成されます。ランダムとはいいつつもコード理論に従った生成なので、ちょっと頭のいいランダムです。


既存のプロぐれっしょんを再構築ボタン既存のプログレッションを再構築ボタン


 既存のスケール設定を維持して、コード生成をしてくれるモードになります。一回一回スケールが変わると、曲の中でのイイコードを生成することはできません。横にある2つも含めて3つのうちどれかを選択する形式です。


全体を生成ボタン全体を生成ボタン


 全体を作り直します。スケールも変動します。まったく何も決めていないでコードを生成するというすべてが機械頼みのやり方です。でも、これがいいと思う感性は利用者自身なのです。恐れず使うがいい。横にある2つも含めて3つのうちどれかを選択する形式です。


既存のノートを解析ボタン既存のノートを解析ボタン


 既存のノートを分析した上でコードを生成します。メロディがスケールに従っていて、少しだけスケールをはずれた音がある程度であれば、スケールを解析して、メロディにあったコードをランダムに生成してくれます。頭良すぎる。横にある2つも含めて3つのうちどれかを選択する形式です。


 以下の部分で、コード進行を作る長さ、音程の高さを設定できます。


コード進行の生成縦横設定部分


 Count:1~512まで設定できます。200くらいまで大きくすると、処理中にこの数値を変えようとしたときに、FL Studioが強制終了します。気を付けて下さい。使う前にメロディーを作ったのなら保存はしておきましょう。


 Octave:オクターブ域を設定できます。NoteNumber60のあたりはOctave設定は5になります。規定値は5です。


 Length:[Beat/2Beat/Bar/2Bar]が設定できます。


 Beatにすると4分音符単位で、2Beatにすると2分音符単位で、Barにすると全音符単位で、2Barにすると2小節ごとに変化するコードとして生成してくれます。


既存NoteのOctave移動有効化既存NoteのOctave移動有効化


 このボタンを有効にしていると、Octaveを変更したときに既存のノートも移動されます。


既存NoteのLength変更有効化既存NoteのLength変更有効化


 このボタンを有効にしていると、Lengthを変更したときに既存のノートも長さが変更されます。


コード生成複雑さ調整スライダー


 このスライダーをConventional側にすると簡単なコードを使うようになり、Adventurous側にすると複雑なコードを多用するようになります。作曲するにしても弾けなければ意味がない場合もあると思いますので、自分で弾けるレベルに合わせたい場合なんかにはConventionalよりにスライダーを設定するとよいでしょう。いやいや兎に角、イイコードを奏でてくれればいいという人はAdventurous側にしてみたりすることもアリでしょう。Adventurous側に振り切るとコードとは呼べないクラスターを生成する可能性もあり、コード名も適当になっていて信用できない状態にもなります。


 では、中段部のユーザインタフェースの仕組みについて確認しましょう。


コード生成中段部


 上記のような構造になっています。


コード生成スケールタブスケールタブ


 このタブには現在のスケール名が表示されます。Eb Major(Ionian)となっている場合はD#、F#、G#、A、A#、C、D(Eb、Gb、Ab、A、Bb、C、D)というメジャースケールをルートにして、コード生成がされます。スケールに従っていないと人間には気持ち悪く感じることが多いので、スケールに従ってコード進行を生成するのは最低限のルールと言えます。ただし、スケールからたまに外れるのは自然に聞こえることもあるので、スケールにばかりしばられる必要もないことはあります。外しどころは自分で探る必要があるでしょう。


 スケールタブを右クリックするとスケールを変更することができます。[ランダム]も選択できて、選択すると、ランダムなスケールに変更されます。先ほど、登場した、既存のプログレッションを再構築ボタンという既存のプロぐれっしょんを再構築ボタンを使ったときにこのタブで指定したスケールを維持してくれることになります。一番最初は何もない状態からなのでランダムなスケールが決められますが、このモードにしていると、ずっと同じスケールが使われます。#や♭の数を指定したい、つまりなんらかのキーの上で作曲していて、コード進行を作成したいときは、ここでスケールを指定する必要があるというわけです。選択肢は以下のようになっています。


[Major(Ionian)/Major Bebop/Major Bulgarian/Major Hexatonic/Major Pentatonic/Major Persian/Major Polymode/Minor Harmonic/Minor Hungarian/Minor Melodic/Minor Natural(Aelian)/Minor Neapolitan/Minor Pentatonic/Minor Polymode/Minor Romanian/Ohter Arabic/Other Bebop Dominant/Other Blues/Other Blues Nonatonic/Other Diminished/Other Dorian/Other Eastern/Other Egyptian/Other Enigmatic/Other Hirajoshi/Other Iwato/Other Japanese Insen/Other Locrian/Other Locrian Super/Other Lydian/Other Mixolydian/Other Neaplitan/Other Phrygian/Other Phrygian Dominant/Other Piongio/Other Prometheus/Other Whole Tone]


 このスケールの種類とキーの音を指定します[C/C#/D/D#/E/F/F#/G/G#/A/A#/B]の中から選択します。キーとスケールの指定をいったん消したい場合は右クリックして表示されるメニューの中から、[消去]を選択するといいです。


 この中腹部には生成されたコードがタイルになって並びます。上に小節番号が表示されています。小さなピアノロールがあるようなイメージですね。このタイルの長さはノートの長さを変更するかの如くで調整することができます。このタイルの主な機能を確認しておきましょう。4隅のコード生成における便利な機能と、下側の真ん中に、生成したコードから置換するのに最適な候補のコードが表示されています。最適な候補以外のコードにも緻密な操作で変更できます。コード名を右クリックして表示されるメニューで変更できます。


コード生成コードタイル


コードロックコードロック(左上隅)


 生成したコードのうち、このコードロックを有効にした部分は、再生成しても入れ替わらず、残ります。少しづつ、コード進行の生成の全体像を確定させていきたい場合に便利です。コードロックを有効にすると、以下のようにコードタイル全体に南京錠マークが表示され、今後、このタイルは入れ替わらないぞっていう感じが強調されます。


コードロック有効タイル


コードの回転コードの回転(右上隅)


 コードの回転量を調整する数値設定部です。この数値コントロールを上にドラッグすると、コード構成音の一番下の音が一オクターブ上に移動します。コードの構成音がオクターブ移動しても、コードの響きが変わらず、コード構成名も変わらないことになっています。下にドラッグすると、コード構成音の一番上の音が一オクターブ下に移動します。どっちの方向にもドラッグし続けることができて、全回転して、オクターブが結果的に変わった形にもできます。どんどん回転できる仕組みです。MIDIノートの範囲内で変更できます。


タイルの再生成タイルの再生成(左下隅)


 このボタンを押すと、すぐにタイルのコードの再自動生成処理が実行されます。いいコード進行になるといいですね。とにかく気に入るまで押すのみ。響きによって曲の印象は変わります。リズムやアルペジオによっても変わりますから、コード進行を生成したあとにさらにリズムと、アルペジオの形態を変更してみるのも良いでしょう。メロディーを先に考えるか、後で考えるか?卵が先か鶏が先か?みたいなことですね。卵が先ですね。


ベースライン追加ベースライン追加(右下隅)


 ベースラインの音が追加されます。ルート音と異なるベースラインにすることもあると思います。コードの印象が変わるので、コード名は分数コードとして表示して表すことにしています。


コード置換候補


 タイルの下側の中央にある下矢印の部分を選択するとコード置換候補のパレットが展開され、置換候補として最適な6つが表示されます。コード理論に基づくものです。比較的心地よい変化になります。パレットの左上の更新ボタンを押すと候補が入れ替わります。


 四隅と下側中央以外の部分のコードタイルを右クリックすると以下のようなメニューが表示されます。


[プレビュー/このコードからのプレビュー/[ ]ロック/[ ]Main notes/[ ]Bass note/Regenerate/Show alternatives.../Add passing chord/Select chord/Type in chord name.../Learn from MIDI input/反転[Up/Down]/トランスポーズ[半音上げ/半音下げ/1オクターブ上/1オクターブ下/Bass: one octave up/Bass: one octave down]/Fixed Bass[Off/C/C#/D/D#/E/F/F#/G/G#/A/A#/B]/Extra notes[Remove 1 note/None/1 note/2 notes/3 notes]/Voicing[Block/Open/Octave/Stacked]/Color[1~16]/Snap existing notes/Note linking/コピー/貼り付け/Swap with[Left chord/Right chord]/削除]


 プレビュー: 生成されているコード進行を再生します。

 このコードからプレビュー: 生成されているコード進行を再生を、選択したタイルから開始します。

 [ ]ロック: 左上隅の鍵マークを押したのと同じ効果です。

 [ ]Main notes: メイン部分のコード生成を有効にします。

 [ ]Bass note: ベースラインの生成を有効にします。

 Regenerate: 左下隅のコード再生成ボタンを押したのと同じ効果です。

 Show alterntives...: 下側中央の下矢印ボタンを押したのと同じ効果です。

 Add passing chord: 現在のタイルの後ろにコードを自動生成で追加します。

 Select chord: 自分でコードを選択したものに変更することができます。

 Type in chrod name: Select chordがメンドクサイ人は、表示される入力ウィンドウにコード名を入力して選択することができます。コツは必要です。音階名+[#/b]+[コード名]という構造です。Selectコードで表示される文字と同じものを入力します。

 Learn from MIDI input: MIDIキーボードからの音階入力を受け付けて、その音のコードを表示します。弾く方が早い人向けです。通常のKeyboardを使って鍵盤を入力できるモードからではMIDI Input扱いにはならないようです。

 反転: コードの回転をUpにすると一番上の音を軸に反転させたように実行します。Downにすると一番下の音を軸に反転させたように実行します。

 トランスポーズ: 半音上げや半音下げができます。コード名は変わります。Main部あるいは、Bass部の1オクターブ上下もできます。オクターブ上下では、コード名は変わりません。

 Fixed Bass: ベースラインの音を変更できます。

 Extra notes: Remove 1 noteだと、一番上のコード音が消えます。Noneは何もしません。1 noteでは一番下の音を1オクターブ上に追加します。2 notesだと一番下とその次を1オクターブ上に追加します。 3 notesだと一番下とその次とその次を1オクターブ上に追加します。

 Voicing: Blockは通常です。Openは2番目の音をオクターブ移動して、各音の距離が開いたように配置されます。Octaveは一番下の音を、1オクターブ上に追加します。Stackedは、全ての音を1オクターブ上にも配置します。

 Color: 1が規定値で16までの16種類でタイル状のコードラインに色を付けることができます。

 Snap exitsting notes: 既存のノートが生成したコードに吸着するように再配置されます。メロディーっぽいものがコード上の音だけを奏でるように再配置されてしまうという変化をもたらします。

 Note linking[Link/Unlink]: Linkにすると既に存在していたノートのパターンに置き換えられます。元の音が生成されたコード進行とみなされグループ化されます。UnLinkは元のノートにコードと同じ音がある場合は、その先頭を吸収して、コードの音が生成された音とはリンクが解除されて、コード生成から除外されつつ元のノートとしてノートが配置され、グループ化が解かれたような状態になります。

 コピー: 生成されているコードのNoteをコピーできます。

 貼り付け: コピーしているコード音のNoteを貼り付けできます。

 Swap with: Left chordで左側のタイルと交換できます。左側がないときは選べません。Right chordで右側のタイルと交換できます。右側がないときは選べません。

 削除: タイルを削除できます。空になります。詰められたりはしません。


全体を表示全体を表示


 スクロールバーの大きさを調整することで拡大表示ができるのですが、このボタンを押すと全体を表示した状態に戻すことができます。


元に戻す元に戻す


 元に戻すボタンです。一般的な元に戻すの[Ctrl]+[Z]でも戻せますよ。


やり直すやり直す


 やり直すボタンです。[Ctrl]+[Y]]でもやり直します。


コード名表示切替コード名表示切替


 コード名の表示が音名表示とディグリーコード表示で切り替わります。ディグリーコードはスケールのルートをイチ(I)として、番号を振ったものです。I、II、III、IV、V、VI VIIの7種類で表現されます。I、IV、Vがメジャー系、II、III、VI、VIIがマイナー系になるのが通常の進行です。


スナップ設定


 スナップ設定を以下の選択肢から選べます。[none_1/2 step_step_1/3 beat_1/2 beat_beat_bar]1/2 step(32分音符)、step(16分音符)、1/3 beat(4分3連)、1/2 beat(8分音符)、beat(4分音符)、bar(全音符)でタイルの移動や大きさの調整においてスナップする単位を調整できます。


 次に、最下部の設定画面について確認しましょう。最上部と中腹部とで機能は完結できますが、更に強力な機能が付加されています。

●プリセットタブ


プリセットタブ


プログレッションサイコロアイコンプログレッション(コード進行)サイコロアイコン


 プログレッションリストの中からランダムな一つが選択されます。デフォルトでは以下のようなプログレッション(コード進行)が存在しています。


[I-V-vi-IV:Hopeful/I-V-vi-V:Yearning/I-V-ii-IV:Nostalgic/I-vi-IV-V:Optimistic/I-IV-V-IV:Cheerful/I-IV-vi-V:Reflective/I-vi-ii-V:Smooth/I-vi-IV-V:Confident/IV-I-V-V:Triumphant/IV-I-V-vi:Satisfiying/I-VI-I-V:Dramatic/vi-V-IV-V:Longing/I-bVI-V-V:Surprising/I-II-V/vi-vi:Serene/IV-iv-I-I:Bittersweet/IV-bVII-I-I:Warm/IV-ii7-I-IV:Gentle/I-vi-IV-iv /bvi:Dreamy/I-vi-IV-Vsus4:Contemplative/I-iii7-vi-IV:Bold/bVII-ii-Isus4-I:Dynamic/I-II-iii-V:Joyful/I-I-bII/bVI bVII:Lush/IV-IVsus2-I-I:Sweet/IΔ-IΔ-ii-V:Romantic/ii7-V7-IΔ-IΔ:Warm/ii9-V13-IΔ-IΔ:Longing/I7-IV7-I7-V:Soulful/I7-vi7-V-viadd9:Complex/I7-#V9-IV7--Vadd11:Enchanting/I7-vi-IV7-Vsus4:Hopeful/IΔ-VII7-iii-V:Grand/IΔ9-VII7-iii9-VΔ:Rich/I-Isus2Δ-II-vii/ii:Ethereal/Iadd9-vi-IVadd9-Vadd9:Mystical/I9-iv11/i-I9-iv11/i:Yearning/I7-I7-vii゚7-ii7b5:Restless/I iv/i-v/bvii-bVIIsus2 add6:Bittersweet/Isus27-iv9-bVIIsus2add6-bIIIΔ:Distant/Vadd4-Vadd9-IIsus4Δ9-iii7:Playful/i-v-bVI-iv:Meleancholic/i-v-bVI-v:Tense/i-iv-v-iv:Sad/i-iv-bVI-v:Dramatic/i-bVI-ii゚-v:Anxious/i-bVI-iv-v:Emotional/iv-i-v-v:Somber/i-bVI-i-v:Tragic/bVI-v-iv-v:Epic/i-v-IVsus4-IV:Brooding/i-iv-bIII-V/II:Ominous/i-bVI-bIII-bVII:Expansive/i-bIII-v-IV:Atmospheric/i-v-bIIIadd6-ii゚:Enigmatic/i11-bVI゚add#5-bVI7-bIII7:Exotic/i11-bVIIΔ9-i11-bVIIΔ9:Listful/i-bVII-bVIΔ-Vaug7:Hypnotic/i7-iv7-bVII-i7:Sorrowful/i7-vadd9-ii゚-bVIsus4:Complex/i7-v-bVI-i7:Poignant/i7-bVI7-bIII-i7:Introspective/i9-ii7-i7-IV7:Seductive/i11-iv11/i-i11-v7#5:Dark/i9-V9-i11-v7:Pensive/i-i-ii゚-V:Anticipatory/i-bVII/II-bIIIadd9-IV:Wistful/i-bVII-ii/IV-Vsus4:Hopeful/i-Isus2-bVI-bVIIsus4:Celestial/i-Vsus4-bVI-IVsus2:Floating/i-Isus2-bVI-Vsus4:Serene/i-bVIIsus4-bVIM7-V:Regal/i-bIII-iv-vii゚addb6:Evocative/i-bIII-IVsus2-IV:Nostalgic/i-bVIadd9-BIII-bVII:Velvety/i-bVIΔ-v7-i7:Foreboding/iadd9-bVI-bIII-bVIIadd9:Alluring/i-v/bvii-IV/VI-IV/II:adventurous/i-i/biii-bVI-bVIsus2/bVII:Transcendent/i-bVII9/I-bVIΔ/I-sus27:Intense/i-bVII-bVIΔ-Vaug7:Passionate/i7-bIIIM7-v9bVIIΔ/IV:Sophisticated/iadd9-iv0-bVIM7#11-V7b9:Colourful]


保存アイコン保存アイコン


 名前を付ける小さなウィンドウが表示され、ここで名前を指定する。現在のコード進行に名前を付けて保存し、コード進行選択リストに追加する。ここで名付けたリストはユーザープログレッションプリセットと呼ばれます。


削除アイコン削除アイコン


 選択されているコード進行がユーザープログレッションプリセットである場合、このボタンを押すと削除されます。


リズムサイコロアイコンリズムサイコロアイコン


 リズムリストの中からランダムな一つが選択されます。デフォルトでは以下のようなリズムが存在しています。


[Default, 3/4 length chords, 1/2 length chords, 1/4 length chords, shuffle 1, shuffle 2, shuffle 3, Off beat, Push pull, Push drag, Cha cha, Random 1, Random 2]


保存アイコン保存アイコン


 名前を付ける小さなウィンドウが表示され、ここで名前を指定する。現在のリズムに名前を付けて保存し、リズム選択リストに追加する。ここで名付けたリストはユーザーリズムプリセットと呼ばれます。


削除アイコン削除アイコン


 選択されているリズムがユーザーリズムプリセットである場合、このボタンを押すと削除されます。


生成アイコン生成アイコン


 コード進行を文字列として生成するボタンです。このボタンを押すと、ボタンの横のエディットボックスにコード進行が文字列となって表示されます。メモに書き残したい場合に便利です。コード生成しなくても、元のコードが既存のピアノロールからどういったコードであるかをある程度、読み解くことができるので、コードの文字列化も可能です。


 逆にエディットボックスの文字列からコードタイルに反映させることもできます。それが次のアクセプトボタンです。


アクセプトアイコンアクセプトアイコン


 このボタンを押すとエディットボックスに入力された文字列によるコード進行をコードタイルに反映させることができます。


LearnFromMIDIInputLearn from MIDI input


 選択したコードタイルをMIDI Keyboardの入力によって置き換える作業をするときに、このスイッチを有効にします。MIDIの入力待ち状態になり、MIDIコネクタのアイコンの部分が青色で点滅します。通常のKeyboardを使って鍵盤を入力できるモードからではMIDI Input扱いにはならないようです。


●パフォーマンスタブ


パフォーマンスタブ


アルペジオ、ビート分割、ヒューマナイズ(人間らしさ)、ベースラインの4つのうちのどれかについて調整したコードにすることができます。調整できるのは4つのうちのいずれかです。まず、タブ内の中央にあるリストボックスから[Arp/Chop/Humanize/Bassline]のいずれかを選択するのが最初の一手であるべきでしょう。


カテゴリ選択部


 カテゴリの選択を切り替えるごとに6つのノブの役割が入れ替わります。以下にそれぞれのカテゴリを選択したときに表示されるノブを示し、その役割を説明したいと思います。


  • スケーリング:


 2Barにすると概ね8分音符、Barにすると16分音符、2beatsにすると32分音符、beatsにすると64分音符単位の変化になります。


Arpノブ一覧


  • Density:
 Densityは日本語で密度という意味で、このノブの値を大きくするとアルペジオの配置の中に休みが少なくなり多くの音符が配置されるようになります。
  • Note repeats:
 このノブの値を大きくすると、連続するノートが繰り返される頻度が多くなります。
  • On beat:
 このノブの値を大きくすると、アルペジオの音符がビートに近づく度合いが大きくなります。
  • Articulation:
 このノブの値を大きくすると、パターンから生成される最大値の割合としてのノートの長さが長くなります。小さくするとアクセントが付いたように歯切れのよい感じになります。
  • Pattern bias:
 アルペジオが選択したパターンをどれだけ近く反映しているかという度合が変化します。
  • Morphing:
 アルペジオがパターン全体にどれくらい行き渡るかという度合が変化します。


Chopノブ一覧


  • Density:

 密度が高いほど、スケーリングオプションに比べてノートの分割(チョップ)が多くなります。

  • Sub cycles:

 値を大きくすると、各スケーリング時間間隔内でサブパターンが繰り返されます。

  • On beat:

 値が大きいほど、ノート分割がBeatから始まるよう促され、値が低いほど、Beatの終わりになるよう促します。よりシンコペーションのリズムが必要な場合は、このパラメーターを下げることになります。

  • Onset skew:

 値を小さくすると、各スケーリング時間間隔の開始に向かって分割の密度が高くなり、パラメータ値が高いほど終了に向かってチョップの密度が高くなります。skewは歪みの意。

  • Pattern bias:

 チョッピングが選択したコードパターンをどれだけ反映しているか。

  • Morphing:

 モーフィングが高いほど、チョップパターンはコード進行全体で大きく変化します。


Humanizeノブ一覧


  • Timing depth:

 ノートの開始時間がどの程度変更されるか。

  • Dynamics depth:

 ノートのベロシティが変化する程度。

  • Strum time:

 値が高いほど、かき鳴らしが広がります。自然なギターの演奏のようになりストロークがゆっくりになっていく感じで各コードの音がなりはじめる部分が時間的にズレます。各弦を弾くのに時間的なズレが発生するのを近似します。

  • Strum curve:

 時間の経過と共にストラム速度を変更します。大きくすると、ストロークが加速します。

  • Phrasing weight:

 (スケーリング * ループあたりの長さ)の時間間隔にわたるフレージングがダイナミクスに影響する程度。

  • Pharasig offset:

 フレージングは、ループされた時間間隔にわたってダイナミクスに(モーフィングされた)正弦波のプッシュプルを適用することで機能します。オフセットを変更すると、これらのループ内のノートベロシティが増減する傾向が決まります。大きくなったり小さくなったりを繰り返す度合です。


Basslineノブ一覧


  • Density:

 密度が高いほど、スケーリングオプションに比べてベースラインの分割が多くなります。

  • Non-roots:

 ベースラインがルートノートからさまよう傾向が強まります。

  • On beat:

 値が大きいほど、ベースラインのノート分割がBeatから始まるよう促され、値が低いほど、Beatの終わりになるよう促します。よりシンコペーションのリズムが必要な場合は、このパラメーターを下げることになります。

  • Transitions:

 ベースラインが、ハーモニックの変化を補完するパターンを演奏することで、今後のコードトランジションに反応する可能性があがります。

  • Pattern bias:

 チョッピングが選択したコードパターンをどれだけ反映しているか。

  • Morphing:

 モーフィングが高いほど、チョップパターンはコード進行全体で大きく変化します。

高度タブ


シード生成を修正チェックランプ:

パラメーターを微調整するときに一貫性を維持する場合に選択します。選択を解除すると、AIモデルは異なるランダム化シードを使用し、設定を変更すると結果が大きく異なる可能性があります。


拡張機能として、

Substitute追加スイッチ:

 オンにすると基本的なコードノートを変更で置き換えるか、追加のノートとして追加します。

Frequencyスライダー:

 拡張機能を追加する頻度を制御します。

Max per chord:

 1つのコードあたりに追加できる最大許容エクステンション数。

Non-Diatonic Notesノブ:

 これを大きくすると、よりスケールから外れたコード(および拡張音)が促進されます。

Sampling Temperatureノブ:

 進行中のコードの「共通度」を制御します。AI に一般的なコード トランジションを選択するように促すには、減少します。増加すると、より多くの不協和音や異常なトランジションを伴う、より珍しくてあまり一般的ではない進行が生成されます。

Chord repeatsノブ:

 値を大きくすると、各タイムループ内でより多くのコードを繰り返すことができます。最小に設定すると、自動生成された2つの隣接するコードが異なるようになります。

Analysis Contextノブ:

 値が大きいほど、AIはコードを存在する音のみに正確に一致させるのではなく、長期的なコードトランジションシーケンスをより重要視できます。値がゼロの場合、コードの時間間隔中の音のみが考慮され、周囲のコードには注意を払いません。

Looping biasノブ:

 AIモデルはコードを生成し、存在するコードのコンテキストに基づいて次のコードを決定します。ループバイアスを時計回りに回転させると、AI モデルは、各生成ループで類似または関連するコードを使用できるようになります (時間間隔の長さ x ループあたりの長さ)。反時計回りに回すと、AIモデルは各生成ループで異なるコードを「実験」し、より多様性を増します。手記:このノブは、プログレッションの時間が複数のループ(コード進行)を持つのに十分な長さの場合にのみ効果を発揮します。

Lengths per note数値選択リストボックス(Looping biasについて)

 1つの生成ループを構成するサイズの長さ(上部パネルで変更)の時間間隔の数を選択します。これにより、AI モデル (生成 / 分析 / 人間化) にメトリック コンテキストが提供されます。例えば、コード進行はループの終わりに向かって解決する傾向があり、ヒューマナイゼーションはループの長さのダイナミクス・フレージングを作成するように促すことができます。

 

FL Studio ピアノロールの使い方 その2に戻る。