「AP過去問 令和6年度秋期 午前 問12」の版間の差分
(ページの作成:「|AP過去問 令和6年度秋期 午前 問題に戻る AP過去問 令和6年度秋期 午前 問11へ AP過去問 令和6年度秋期 午前 問13へ =='''問12(問題文)'''== =='''回答・解説'''== AP過去問 令和6年度秋期 午前 問11へ AP過去問 令和6年度秋期 午前 問13へ AP過去問 令和6年度秋期 午前#問題||AP過去問 令和6年度秋期 午…」) |
編集の要約なし |
||
1行目: | 1行目: | ||
[[AP過去問 令和6年度秋期 午前#問題 | [[AP過去問 令和6年度秋期 午前#問題|AP過去問 令和6年度秋期 午前 問題]]に戻る | ||
[[AP過去問 令和6年度秋期 午前 問11]]へ | [[AP過去問 令和6年度秋期 午前 問11]]へ | ||
6行目: | 6行目: | ||
=='''問12(問題文)'''== | =='''問12(問題文)'''== | ||
Webアプリケーションサーバの信頼性に関する記述のうち、適切なものはどれか。 | |||
ア コールドスタンバイ構成で稼働しているサーバに障害が発生した場合、サービスは中断しないが、トランザクションは継続できない。 | |||
イ コールドスタンバイ構成で稼働しているサーバに障害が発生した場合、サービスは中断するが、トランザクションは継続できる。 | |||
ウ セッションを共有しないクラスタ構成で1台のサーバに障害が発生した場合、サービスは継続できないが、トランザクションは継続できる。 | |||
エ セッションを共有するクラスタ構成で1台のサーバに障害が発生した場合、サービス及びトランザクションは継続できる。 | |||
=='''回答・解説'''== | =='''回答・解説'''== | ||
アは誤りです。コールドスタンバイ構成では、待機中の予備サーバ(スタンバイサーバ)が障害発生時に手動または自動で起動してサービスを引き継ぎます。このため、障害が発生した場合、サービスは一時的に中断しますが、トランザクションの継続は通常不可能です。したがって、「サービスは中断しない」という記述が誤りです。 | |||
イは誤りです。コールドスタンバイ構成では、障害が発生するとサービスは中断します。また、トランザクションの状態をスタンバイサーバが引き継ぐことは通常ありません。そのため、「サービスは中断する」という点は正しいですが、「トランザクションは継続できる」という部分が誤りです。 | |||
ウは誤りです。セッションを共有しないクラスタ構成では、障害が発生したサーバ上のセッションやトランザクションの状態は失われます。そのため、「トランザクションは継続できる」という記述が誤りです。また、障害が発生したサーバ以外のノードが正常に稼働していればサービスは継続できます。 | |||
エは正しいです。セッションを共有するクラスタ構成では、複数のサーバがセッション情報を共有しているため、1台のサーバに障害が発生しても他のサーバが引き継ぎを行い、サービスの中断を防ぎます。また、トランザクションの情報も共有されているため、トランザクションの継続も可能です。 | |||
したがって | |||
<span style = "background:linear-gradient(transparent 75%, #7fbfff 75%); font-weight:bold; "> | |||
エ</span> | |||
が答えです。 | |||
19行目: | 43行目: | ||
[[AP過去問 令和6年度秋期 午前 問13]]へ | [[AP過去問 令和6年度秋期 午前 問13]]へ | ||
[[AP過去問 令和6年度秋期 午前#問題 | [[AP過去問 令和6年度秋期 午前#問題|AP過去問 令和6年度秋期 午前 問題]]に戻る |
2024年11月26日 (火) 23:17時点における版
問12(問題文)
Webアプリケーションサーバの信頼性に関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア コールドスタンバイ構成で稼働しているサーバに障害が発生した場合、サービスは中断しないが、トランザクションは継続できない。
イ コールドスタンバイ構成で稼働しているサーバに障害が発生した場合、サービスは中断するが、トランザクションは継続できる。
ウ セッションを共有しないクラスタ構成で1台のサーバに障害が発生した場合、サービスは継続できないが、トランザクションは継続できる。
エ セッションを共有するクラスタ構成で1台のサーバに障害が発生した場合、サービス及びトランザクションは継続できる。
回答・解説
アは誤りです。コールドスタンバイ構成では、待機中の予備サーバ(スタンバイサーバ)が障害発生時に手動または自動で起動してサービスを引き継ぎます。このため、障害が発生した場合、サービスは一時的に中断しますが、トランザクションの継続は通常不可能です。したがって、「サービスは中断しない」という記述が誤りです。
イは誤りです。コールドスタンバイ構成では、障害が発生するとサービスは中断します。また、トランザクションの状態をスタンバイサーバが引き継ぐことは通常ありません。そのため、「サービスは中断する」という点は正しいですが、「トランザクションは継続できる」という部分が誤りです。
ウは誤りです。セッションを共有しないクラスタ構成では、障害が発生したサーバ上のセッションやトランザクションの状態は失われます。そのため、「トランザクションは継続できる」という記述が誤りです。また、障害が発生したサーバ以外のノードが正常に稼働していればサービスは継続できます。
エは正しいです。セッションを共有するクラスタ構成では、複数のサーバがセッション情報を共有しているため、1台のサーバに障害が発生しても他のサーバが引き継ぎを行い、サービスの中断を防ぎます。また、トランザクションの情報も共有されているため、トランザクションの継続も可能です。
したがって
エ
が答えです。