「VC PlusPlus:MSBuild プロパティ変数」の版間の差分

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== '''概要''' ==
== '''概要''' ==
 MSBuild形式で記述されるスクリプトの中の$(Property)のような形式の変数をプロパティと呼んでいます。
 コンソールアプリケーションを作成したときに保有し利用するプロパティ変数 $(Property)
*'''$(VCTargetsPath):'''
: VisualStudio 2022だと次のような値です。"C:\Program Files\Microsoft Visual Studio\2022\Community\MSBuild\Microsoft\VC\v170\"
*'''$(Configuration):'''
: /p:Configurationで設定されていた値 Release or Debug など
*'''$(Platform):'''
: /p:Platformで設定されていた値 x64 or Win32 など
*'''$(UserRootDir):'''
: ユーザ毎の値ですが例えば次にような値です。C:\Users\(UserID)\AppData\Local\Microsoft\MSBuild\v4.0
 
 
=== '''プロパティ値の設定変更''' ===
 プロパティは以下のように値を変更できます。例えば$(AfterLinkTargets)に元の値を残しつつ、追加の文字列 ;MuiLink を追加する例は
<syntaxhighlight lang="xml">
  <PropertyGroup>
    <AfterLinkTargets>$(AfterLinkTargets);_MuiLink</AfterLinkTargets>
  </PropertyGroup>
</syntaxhighlight>
 のようにします。元の値が、$(AfterLinkTargets)="AfterLink"であれば、上記を実行後は$(AfterLinkTargets)="AfterLink;_MuiLink"のようになります。このような変更で、もともと$(AfterLinkTargets)にはLink処理後に呼び出すべきターゲット名を格納しているので、AfterLinkというTargetが呼び出された後に、_MuiLinkというTargetが呼び出されます。


 
 


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2024年2月13日 (火) 07:39時点における最新版

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概要

 MSBuild形式で記述されるスクリプトの中の$(Property)のような形式の変数をプロパティと呼んでいます。


 コンソールアプリケーションを作成したときに保有し利用するプロパティ変数 $(Property)

  • $(VCTargetsPath):
 VisualStudio 2022だと次のような値です。"C:\Program Files\Microsoft Visual Studio\2022\Community\MSBuild\Microsoft\VC\v170\"
  • $(Configuration):
 /p:Configurationで設定されていた値 Release or Debug など
  • $(Platform):
 /p:Platformで設定されていた値 x64 or Win32 など
  • $(UserRootDir):
 ユーザ毎の値ですが例えば次にような値です。C:\Users\(UserID)\AppData\Local\Microsoft\MSBuild\v4.0

 

プロパティ値の設定変更

 プロパティは以下のように値を変更できます。例えば$(AfterLinkTargets)に元の値を残しつつ、追加の文字列 ;MuiLink を追加する例は


  <PropertyGroup>
    <AfterLinkTargets>$(AfterLinkTargets);_MuiLink</AfterLinkTargets>
  </PropertyGroup>


 のようにします。元の値が、$(AfterLinkTargets)="AfterLink"であれば、上記を実行後は$(AfterLinkTargets)="AfterLink;_MuiLink"のようになります。このような変更で、もともと$(AfterLinkTargets)にはLink処理後に呼び出すべきターゲット名を格納しているので、AfterLinkというTargetが呼び出された後に、_MuiLinkというTargetが呼び出されます。

 

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