「VC PlusPlus:sln/vcxprojファイルを配布するときファイルサイズ低減」の版間の差分

2023年5月22日 (月) 21:09時点における最新版

概要

　自分も滅多にしないことですが、VC Cppの*.slnファイルや*.vcxprojファイルを配布しようとするとやたらとファイルサイズが大きいことに気づきます。

　Browse.VC.dbと(プロジェクト名).ipchというのがファイルサイズが凄いっす。大したことをしないテスト系のプロジェクトであっても、80MByteくらいは使います。3プロジェクトもまとめようと思えば240MByte超えです。

　.vsフォルダという隠しフォルダとx64\Debugやx64\Releaseフォルダの中身です。これらは配布する前に消しましょう。ソリューションを再度読み込むと.vsフォルダの中身は再構築されますし、再ビルドすると出力フォルダも再生成されます。.vsフォルダは別のフォルダに構築するように指定できますので、やっておくと手間が減って良いかもしれません。

　自分の場合は.vsフォルダ(フォールバックデータベースと呼ぶらしい)をC:\User\(ユーザID)\source\repos\fallbackDir に保存しています。

手順

１．Visual Studioをコード無しで起動します。適当なソリューションを開いてもいいね。

２．メニュー[ツール]-[オプション]を選択。

３．表示されたオプションダイアログで[テキストエディター]-[C/C++]-[詳細設定]の項目を左ツリーから選択

４．右に表示された設定一覧をころころっと下スクロールして[データベースフォールバックの参照]の区切りを探す。そこの設定を以下のように変更

常にフォールバック位置を使用：False→True
フォールバック位置：0→C:\User\(ユーザID)\source\repos\fallbackDir

フォールバック位置は各自で思う位置に指定するとよいと思います。

５．[OK]ボタンを押す。これで全てを閉じます。今までに生成した.vsフォルダは手動で消さんとダメです。

　この設定をしても、.vsフォルダは作られます。あしからず。ファイル容量は小さいものにはなっています。あとプロジェクトを開くと何やらダイアログボックスが表示されます。それは２度と表示してくれるなという意思表示をして閉じると良いでしょう。

以上です。

VCCpp記事に戻る。

@@ 1行目: / 1行目: @@
 [[VC_PlusPlus#記事|VCCpp記事]]に戻る。
 == '''概要''' ==
-　自分も滅多にしないことですが、VC Cppの*.slnファイルや*.vcxprojファイルを配布しようとするとやたらとファイルサイズが大きいことに気づきます。.vsフォルダという隠しフォルダとx64\Debugやx64\Releaseフォルダの中身です。これらは配布する前に消しましょう。ソリューションを再度読み込むと.vsフォルダの中身は再構築されますし、再ビルドすると出力フォルダも再生成されます。.vsフォルダは別のフォルダに構築するように指定できますので、やっておくと手間が減って良いかもしれません。
+　自分も滅多にしないことですが、VC Cppの*.slnファイルや*.vcxprojファイルを配布しようとするとやたらとファイルサイズが大きいことに気づきます。
+　Browse.VC.dbと(プロジェクト名).ipchというのがファイルサイズが凄いっす。大したことをしないテスト系のプロジェクトであっても、80MByteくらいは使います。3プロジェクトもまとめようと思えば240MByte超えです。
+　.vsフォルダという隠しフォルダとx64\Debugやx64\Releaseフォルダの中身です。これらは配布する前に消しましょう。ソリューションを再度読み込むと.vsフォルダの中身は再構築されますし、再ビルドすると出力フォルダも再生成されます。.vsフォルダは別のフォルダに構築するように指定できますので、やっておくと手間が減って良いかもしれません。
@@ 29行目: / 35行目: @@
 ５．[OK]ボタンを押す。これで全てを閉じます。今までに生成した.vsフォルダは手動で消さんとダメです。
+　この設定をしても、.vsフォルダは作られます。あしからず。ファイル容量は小さいものにはなっています。あとプロジェクトを開くと何やらダイアログボックスが表示されます。それは２度と表示してくれるなという意思表示をして閉じると良いでしょう。