「AP過去問 令和7年度春期 午前 問8」の版間の差分
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この問題では、処理時間の比を求めるために、各コンピュータのプログラム実行時間を比較する必要があります。 | |||
処理時間は、次の式で求められます。 | |||
'''<span style="font-size: 0.9rem;">処理時間=命令数×CPI×クロック周期</span>''' | |||
ここで、命令数は同じであると仮定されているので、比較するのは '''CPI × クロック周期''' の値になります。 | |||
コンピュータA: | |||
*CPI: 4.0 | |||
*クロック周期: 1ナノ秒 | |||
*<span style="font-size: 0.9rem;">処理時間比に関係する値=4.0×1=‴4.0‴</span> | |||
コンピュータB: | |||
*CPI: 0.5 | |||
*クロック周期: 4ナノ秒 | |||
*<span style="font-size: 0.9rem;">処理時間比に関係する値=0.5×4=‴2.0‴</span> | |||
したがって、コンピュータAの処理時間はコンピュータBの処理時間の、 | |||
<span style="font-size: 0.9rem;">‴4.0÷2.0=2倍‴</span> | |||
2025年4月23日 (水) 23:44時点における版
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問8(問題文)
同じ命令セットをもつコンピュータAとBとがある。それぞれのCPUクロック周期、及びあるプログラムを実行したときのCPI(Cycles Per Instruction)は、表のとおりである。そのプログラムを実行したとき、コンピュータAの処理時間は、コンピュータBの処理時間の何倍になるか。
CPUクロック周期 | CPI | |
コンピュータA | 1ナノ秒 | 4.0 |
コンピュータB | 4ナノ秒 | 0.5 |
ア 132
イ 12
ウ 2
エ 8
回答・解説
この問題では、処理時間の比を求めるために、各コンピュータのプログラム実行時間を比較する必要があります。
処理時間は、次の式で求められます。
処理時間=命令数×CPI×クロック周期
ここで、命令数は同じであると仮定されているので、比較するのは CPI × クロック周期 の値になります。
コンピュータA:
- CPI: 4.0
- クロック周期: 1ナノ秒
- \( \text{処理時間比に関係する値} = 4.0 \times 1 = 4.0 \)
コンピュータB:
- CPI: 0.5
- クロック周期: 4ナノ秒
- \( \text{処理時間比に関係する値} = 0.5 \times 4 = 2.0 \)
したがって、コンピュータAの処理時間はコンピュータBの処理時間の、
\( 4.0 \div 2.0 = 2倍 \)
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