「AP過去問 令和5年度秋期 午前 問18」の版間の差分

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=='''回答・解説'''==
=='''回答・解説'''==
アは❌間違いです。エミュレーターは、あるコンピュータシステムの動作を別のシステム上で模倣(エミュレート)するソフトウェアまたはハードウェアです。元のシステム用に作られたプログラムを、そのまま別のシステム上で実行できるようにします。
つまり、目的プログラムを生成するのではなく、既存のプログラムを模擬環境で実行するためのものです。


イは✅正しいです。クロスコンパイラ。ある環境(ホスト)で動作し、異なる命令形式を持つターゲット環境で動作する実行可能ファイル(目的プログラム)を生成するコンパイラです。例えば、PC上で動かしながら、マイコン向けのプログラムを出力する場合などに使われます。
ウは❌間違いです。最適化コンパイラは、ソースコードから目的プログラムを生成する際に、実行効率やコードサイズを改善するための最適化処理を行うコンパイラです。ターゲットアーキテクチャが同じ場合に、性能向上を目的とした最適化を行うことが主な役割であり、異なる命令形式に対応するという目的ではありません。
エは❌間違いです。プログラムジェネレーターは、定義された仕様や条件に基づいて、自動的にプログラムのコードを生成するツールです。通常は高水準な設計情報からソースコードを出力するツールであり、コンパイラのように機械語の目的プログラムを生成することはありません。また、異なる命令形式への対応も目的としません。
 したがって
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イ</span>
 が答えです。


 
 

2025年4月17日 (木) 23:13時点における最新版

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問18(問題文)

 あるコンピュータ上で、異なる命令形式のコンピュータで実行できる目的プログラムを生成する言語処理プログラムはどれか。


ア エミュレーター

イ クロスコンパイラ

ウ 最適化コンパイラ

エ プログラムジェネレーター

 

回答・解説

アは❌間違いです。エミュレーターは、あるコンピュータシステムの動作を別のシステム上で模倣(エミュレート)するソフトウェアまたはハードウェアです。元のシステム用に作られたプログラムを、そのまま別のシステム上で実行できるようにします。 つまり、目的プログラムを生成するのではなく、既存のプログラムを模擬環境で実行するためのものです。

イは✅正しいです。クロスコンパイラ。ある環境(ホスト)で動作し、異なる命令形式を持つターゲット環境で動作する実行可能ファイル(目的プログラム)を生成するコンパイラです。例えば、PC上で動かしながら、マイコン向けのプログラムを出力する場合などに使われます。

ウは❌間違いです。最適化コンパイラは、ソースコードから目的プログラムを生成する際に、実行効率やコードサイズを改善するための最適化処理を行うコンパイラです。ターゲットアーキテクチャが同じ場合に、性能向上を目的とした最適化を行うことが主な役割であり、異なる命令形式に対応するという目的ではありません。

エは❌間違いです。プログラムジェネレーターは、定義された仕様や条件に基づいて、自動的にプログラムのコードを生成するツールです。通常は高水準な設計情報からソースコードを出力するツールであり、コンパイラのように機械語の目的プログラムを生成することはありません。また、異なる命令形式への対応も目的としません。


 したがって



 が答えです。

 


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