「AP過去問 令和6年度春期 午前 問47」の版間の差分
編集の要約なし |
編集の要約なし |
||
16行目: | 16行目: | ||
=='''回答・解説'''== | =='''回答・解説'''== | ||
ゴンペルツ曲線は、ソフトウェア信頼度成長モデルの一つであり、ソフトウェアのテスト工程におけるバグの検出と収束の傾向をモデル化するために用いられます。 | |||
この曲線は次のような特徴を持ちます: | |||
縦軸:累積誤り検出数 | |||
横軸:テスト項目消化数 | |||
グラフの形:初期は急激に誤りが検出され、中盤でやや緩やかになり、後半ではほとんど誤りが検出されなくなっていく | |||
曲線の形状:急激に増加する曲線のグラフ | |||
このような形になる理由は、テスト初期はバグが多く見つかりやすく、テストが進むにつれてバグの数が減少し、検出頻度が下がっていくからです。 | |||
各選択肢の評価: | |||
ア:正解です。ノの字型の曲線は、ゴンペルツ曲線を正しく表しています。 | |||
イ:誤りです。右上がりの直線は、一定の割合でバグが検出され続けるモデルに見えますが、現実のバグ検出ではこのような直線にはなりません。 | |||
ウ:誤りです。これは典型的な形状ではなく、ゴンペルツ曲線とも一致しません。 | |||
エ:誤りです。上下逆のノの字型(下に凸)は、誤り検出数が徐々に増加していく形になり、現実のソフトウェアテストとは逆の傾向になります。 | |||
2025年4月13日 (日) 17:48時点における版
AP過去問 令和6年度春期 午前 問46前の問題へ
AP過去問 令和6年度春期 午前 問48次の問題へ
問47(問題文)
ソフトウェア信頼度成長モデルの一つであって、テスト工程においてバグが収束したと判定する根拠の一つとして使用するゴンペルツ曲線はどれか。
回答・解説
ゴンペルツ曲線は、ソフトウェア信頼度成長モデルの一つであり、ソフトウェアのテスト工程におけるバグの検出と収束の傾向をモデル化するために用いられます。
この曲線は次のような特徴を持ちます:
縦軸:累積誤り検出数
横軸:テスト項目消化数
グラフの形:初期は急激に誤りが検出され、中盤でやや緩やかになり、後半ではほとんど誤りが検出されなくなっていく
曲線の形状:急激に増加する曲線のグラフ
このような形になる理由は、テスト初期はバグが多く見つかりやすく、テストが進むにつれてバグの数が減少し、検出頻度が下がっていくからです。
各選択肢の評価: ア:正解です。ノの字型の曲線は、ゴンペルツ曲線を正しく表しています。
イ:誤りです。右上がりの直線は、一定の割合でバグが検出され続けるモデルに見えますが、現実のバグ検出ではこのような直線にはなりません。
ウ:誤りです。これは典型的な形状ではなく、ゴンペルツ曲線とも一致しません。
エ:誤りです。上下逆のノの字型(下に凸)は、誤り検出数が徐々に増加していく形になり、現実のソフトウェアテストとは逆の傾向になります。
AP過去問 令和6年度春期 午前 問46前の問題へ
AP過去問 令和6年度春期 午前 問48次の問題へ